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まちおこしや地域活性化の課題は未だ多い。名古屋も例外ではない。私はご近所にまちおこしの盛んな商店街を持っているが、地域内にはさまざまな意見もあり、外から見るほどうまく回っているわけでもない。また私は地域委員会の「挫折」をまじかに見てきた。こうした状況の中、私はかつてある教師から聞いた言葉を思い出した。「まちづくり・まちおこしは、やはり地域住民が主体となって、地域内の資源を活用する形で行われなければならない。そのためには、一軒一軒の店を回って、その意見を聞くということも重要ではないか」。そこで、現在ご近所にお願いして、ちょこちょことインタビューをしている。むろん私の専門は西洋史学であるから、これで論文を書くわけではない。しかし、身近な地域のことを知ることは非常に楽しいし、勉強になる。私が地域のことはまず地域の住民に聞くべきだ、と考えたことは、間違いではなかったと実感する。私は現在、地域の人々に勉強させていただいている。
以下はその際に、もう一人の先生とともに頭の中だけで考えたプランである。むろん、私の時間的・能力的限界や、プライバシーの問題によって、これらすべてが明らかになるとは思わないし、そうしなければいけないとも思わない。ただし、一応地域調査に当たっては、これだけのことが明らかになれば、相当まちおこしやまちづくりにおいても重要な示唆が得られるように思う。できれば、地域の人々にご恩返しがてらフィードバックができれば、と思う。
まちを創る人々(2011年11月1〜6日 望月秀人案)
0.はじめに
研究の目的と意義
個人的な思い
これまでのまちおこし活動とその課題
市区より狭い地域の意義、歴史を深層において支える人々の具体的な営みの再評価、
地域委員会の挫折
調査方法、条件と著者のスタンスについて
地域調査研究史:まちおこしか、地誌か、社会的結合の研究史か
文書史料:市史、区史、字史、区役所データ
ご近所づきあいを通じて
インタビュー
プライヴァシーへの配慮、黙秘権・公表制限
今後も絶えず書き換えていく必要:たえず情報元との意思疎通を通して
具体的な記述と一般化の努力→地域を見る目、まちおこしを考えるヒントの考察
1.地域の概略
地理的位置・範囲(定義の問題)、交通(市電・地下鉄、駐車場・車庫、バス停など)、自然(池、川、地下水など)と地形・地質、気候と植生、景観
人口(出生率・死亡率・転入と転出)、性比、世代区分
地価、住民の階層区分・職業構成、土地所有関係
歴史的背景(市史、区史、字史)、事件と店舗・寺社・学校・歴史的建造物などの構成
戦争(寺社の移転、人格の変化など)、高度成長、バブル経済、グローバル化と不況、交通手段の変遷、万博、宗教施設、市内他地区との競合・比較
諸団体(商店街組合、消防団、町内会、氏子会、学区、子ども会、老人会、区政協力委員、学区連協…)と不払い労働
業務内容、トップのプロソポグラフィー
行政との関係、補助金とその効果
マップに載っている団体
非公式ネットワーク
四季と催し
成立の経緯、主催者、出店者とその巡回範囲、商品構成、顧客、費用
今後の企画
他地域との提携、相互影響関係
ご当地グッズ:各種マップと新聞、種類、
できるまで:構想・工夫・方針、コラボ、制作所、主唱者、販売網
売れ行き
新製品の予定
地域アイデンティティ、マスコミにおけるイメージと現実との乖離
2.各店舗の歴史
老舗
立地条件、従業員や店舗の規模とその変遷(移転など)、チェーン店か否か
景観、間取り
開店の時期と経緯、屋号・店名の由来
店主の家系図、家族・ペット構成、婚姻関係と出会い、肖像・性格と風評・癖や趣味
地域内での交友関係・相互の呼称、通学先
店を継いだ経緯、その際の葛藤、職業遍歴、就業斡旋
仕入先の範囲
顧客層とその変化、宣伝方法
経営方針、商業倫理、座右の銘、伝統の批判的継承
商品構成、店舗展開、店のアイデンティティと売り、営業努力、新たな商品開発とその経緯、家庭内分業、多忙さ
雇用条件
店の売上と今後(後継者など)
思い出の品、土地、
気苦労
加盟団体、協賛団体、その範囲、置いてあるチラシ
祭、まちづくり、他店との関係
仕切り役と役職分担
仕事内容、苦労
意義、不満、課題、
不参加の理由
非公式ネットワーク
スポーツ団体、麻雀大会、食事会、行きつけの喫茶店、支持球団、ラジオ体操
奥様方の会話、子供同士の交流、散歩の際のペットの飼い主同士の交流
派閥
政治的ネットワーク(国政・市政)、購読新聞
宗教的ネットワーク:菩提寺、学会、
地域委員会について
地域への思い、アピールポイント
最後に一言
中堅層?
新店舗
出店
住民・施設
3.出店者、顧客とアルバイト〜一時的に地域と関わる人々〜
出店者
顧客
出身、世代
各店舗の魅力とリピート率
地域の魅力
アルバイト
店のアルバイト
出身、世代と雇用の経緯
地域の魅力
祭のスタッフ
出身、世代と雇用の経緯
地域の魅力・学んだこと
4.地域とまちおこし
地域の人々や店舗の類型、それによるまちの雰囲気
地域に見るまちおこしの意義と課題、今後の展望、地域委員会との異同
他地域との比較、対象地域の意義づけ
本研究の意義と課題
地図、年表
オフレコ発言のチェック、公表の有無
地域への成果の還元、データの引き渡し
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