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大垣日大「魂の阪口野球」が結実//明治神宮制覇
明治神宮野球大会で優勝し、大垣日大ナインに胴上げされる阪口慶三監督=神宮球場
心一つに「魂のこもった野球」で全国の頂点に―。19日に東京都の神宮球場で行われた第40回明治神宮野球大会の高校の部決勝で逆転勝ちし、初出場で優勝を飾った大垣日大高。「一人一人の白球へ向かう執念、それを一緒に感じながら戦えた。幸せです」と阪口慶三監督は、「全国を制してから」と封印していた胴上げを受け入れ、ナインと喜びを分かち合った。
同校の監督に就任し5年目。センバツで前任の東邦高を全国優勝に導き、大垣日大も2年前に準優勝させるなどしてきた名将が貫いているのが「魂あるプレー」。
普段から「うまい下手よりも、ボールに対する感謝や白球に必死に向かっていく方が大切」と語り、技術とともに一球一球を謙虚にプレーする姿勢を部員たちに伝える。 たとえば打撃。今大会、好機で凡打した選手にも「1球目から狙っていったのは良い。積極性を褒めたい」とフォローし、萎縮(いしゅく)を防いだ。1年生エース葛西侑也投手(16)は「怒られるのは打たれた時じゃなく、魂のこもっていないボールを投げた時」と明かす。 単なる結果より姿勢に重きを置き、「感動しているよ」などと毎日褒め続けて選手を育てる。 さらに阪口監督が口にするのは、今秋の東海大会決勝で勝利の瞬間、ベンチだけでなくスタンドにいた部員もその場で泣き崩れたこと。「部員40人、心は一つ。そこには微塵(みじん)のすきもない」と話す通り、今大会は部員が一丸となって戦い、優勝を成し遂げた。 頂点に立ったが、「このチームには、まだまだ伸びしろがある。この勢いとハートを大切にしていきたい」と話し、指揮官は来春のセンバツをじっくりと見据える。 |