不況・大地震・雪害…。そんなニュースばかりの中で出合った言葉に救われる。在日。あの超有名人の父親が言った「日本が一番幸せな国だ」。
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きょう2日のわが家の庭です。積雪10㌢近くでしょうか。
いつぞや「仙台は雪国ではない」と書いた記憶がありますが、まだまだ誤解があるようで、「東北に大雪」などというニュースを見聞きすると、心配してくださる方がいます。「仙台もさぞや大変でしょう」と。
いいえ、ご心配無用です。仙台に大雪といっても、写真の程度。雪下ろし中の死亡事故、道路の大渋滞、雪崩などが頻発する青森や秋田、日本海側とは大違いです。私なんぞはきょう、今冬初の雪かきを30分程度しただけで、腰の異変を感じ、早々に引き上げました。たかが10㌢にも達しない雪に音を上げては、雪と闘っている、本物の雪国の人々に顔向けできません。
雪に押しつぶされるような気分のまま、新聞を読んでいると、この国の行く末にも暗雲、雪雲がかかっているような気がしてなりません。もはや、国会の不毛な論戦、与野党の足の引っ張り合いなどには呆れ果て、言及する気になりません。それに加えて「日本国債 急落シナリオ」(朝日新聞一面トップ)に示されるような近未来の「ギリシャ化」、「日本破滅 M8M9大地震」(週刊文春)、「4年以内に70% 東京直下型大地震」(週刊新潮)などセンセーショナルな週刊誌の見出しなどに脅されているうちに、ますます日本は下り坂をたどっているような気分になってしまいます。
きょうの朝日新聞15面のインタビューで、小林慶一郎・一橋大経済研究所教授の発言を読んで、愕然としました。
「数年前までは消費税率を15%程度にすれば財政再建できると思われていましたが、今では、30%以上にしなければ再建できないという経済学者もいます。私は、大幅に社会保障費を削減すれば25%でも良いと考えています」
消費税10%案でさえ、暗礁に乗り上げかねないのに、消費税30%前後とは! 目先の利害しか関心のなさそうな政治家や官僚、国民が到底納得できる数字ではありません。果てしない先延ばしを続けているうちに、日本は下り坂を転げ落ちるのでしょうか。
凡人がそんなことを考え倦ねても、詮無いこと、せめて明るい言葉はないか、と意識下で求めていたらしく、こんな言葉に出合いました。
「私はね、日本が一番幸せな国だと思っているんです。まず飢え死にせん。それに、人間がいい。信義があるし、努力も実る。高いレベルの医療が安く受けられる」
「韓国は日本とはまったく違う世界です。行くと、親戚が一気に集まる。そして、お土産を持っていかないと、もらえなかった親戚がぶうぶう文句を言う。韓国人は、もう、とるばっかり。泥棒ね、一種の。全部っちゅうたらいかんけど、そういう人がかなりおる。あのクセは千年ぐらいせんと、日本人のごとはならんやろな」
『あんぽん 孫正義伝』(佐野眞一著・小学館)の一節です。ソフトバンク社長・孫正義さの父・三憲さんが、佐野さんのインタビューに対して語った言葉です。在日二世として辛酸をなめつくし、さまざまな差別と闘ってきた人から、このような日本賛美を聞かされるとは意外でした。同胞を罵るのは、愛憎が表裏一体となっている表れとしても。
日本から一歩もでない「井の中の蛙」のままでいると、日本と日本人のよさに気付かない、日本が今、閉塞状況にいると思っただけで、もはや未来も希望もない、と短兵急に思い込んでしまうのでしょうか。
もう悲観論に浸るのはやめにしましょう。「家貧しくして孝子顕わる」で、いつか必ずや日本を立てなおしてくれる、若きリーダーが現れることでしょう(私は今はまだ、橋下徹さんを「孝子」とは思いませんが……)。
雪かきを終えて、家に戻る際、雪をかぶったナンテンから雪を浴びせられました。まじまじと見つめれば、こういうナンテンもまた、趣があります。雪害が大々的に報道されている、きょうの時点で言うのは少々憚れるけれど、雪があるからこその美しさ、面白さといったことも、北・東日本にはあるのです。
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