間葉系幹細胞と骨髄間質細胞 ---幹細胞と再生医療のメモ---

ふたつのMSCが二級市民から這い上がっていき、「幹細胞による再生医療」を牽引する。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全113ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

Kaguyaが生まれた秘密

「Kaguya誕生の秘話」の説明を研究室の若い科学者に時間をかけて説明してもらった。

Birth of parthenogenetic mice that can develop to adulthood. Kono T, Obata Y, Wu QNiwa KOno YYamamoto YPark ESSeo JSOgawa HNature 428:860, 2004. 

Protocol for the production of viable bimaternal mouse embryos. Kawahara M, Obata Y, Sotomaru Y, Shimozawa N, Bao S, Tsukadaira T, Fukuda A, Kono TNat Protoc. 3:197, 2008.

上のふたつの論文の話。とてもむずかしかったけど、最後は理解したつもりになった。Kaguyaっていうのは、お母さんの核2つで発生して産まれてきたマウスのことを言う。ParthenogenesisやGynogenetic embryoでは胎仔は産まれてこない。そこで工夫をした。GVのnon-growing oocytesを採ってきて、脱核したGV oocyteにいれ、MII (metaphase arrested) oocyteまで発生させる。その核 (ng spindle transfer) を別のMII oocyteに入れて、2n・2cとする。それを発生させると見事胎仔が産まれる。一つ目の論文ではマウスは H19△13 KOを使用し産まれてくる率は0.05%。2つ目の論文ではH19△13(H19-DMR KO)とIG-DMR KOのダブルKOマウスを用いるとなんと30%の胎仔が産まれてくる。結論は、H19とIGのDMRだけで配偶子形成過程の中で単為発生を防ぐことができるっていう話。私は感動しました。

ポイントは、単為発生とGynogenetic embryoは産まれてこないということを知っていること。

Kaguyaはかぐや姫から来たんだそうな。竹から産まれたわけではないけど、工夫して産まれたかぐや姫。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

重症心不全に対して (メモ)

メモ

2011年4月 国産埋込型補助人工心臓 LVAD
Bridge to Transplantation: EVAHEART, DuraHeart

埋込型補助人工心臓 保険償還 50例以上/年

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

ゲノムメチル化 PBAT法 全ゲノムバイサルファイトシークエンシング (WGBS)

WGBSをなんと100ngあればできるんだそうだ。すごい。細胞数で言えば、1万個くらい。

実際には、何度も同じ箇所を読まなければ細胞数で言えば1000個でいけるらしい。すごい。

PBAT (post-bisulfite adaptor tagging)

ヒト細胞ゲノムは、ハプロイドで3.7 pg(ピコグラム)。だから1000個だと 7.4 ng。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

右肩上がりの科学

脳科学
疫学(ゲノム、エピゲノム)

別の意味での
がん
循環器
アレルギー

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

昨日の研究会でみた「山中4因子による生体内での奇形腫」

昨日の研究会での発表のひとつにびっくり。

山中4因子をタンデムに挿入し、mCherryで発現を確認できるトランスジェニックマウスでの話。なお、トランスジーンはdoxで発現がON/OFFできるようになっている。飲み水の中に入れているって言っていた。4週間ONにしていると腎臓と膵臓だったかな奇形腫ができるんだって。すごいね。山中4因子で奇形腫をin vivoで作製できるだなんて。

ONにして二週間で、各上皮に異型性が見られた。胆嚢上皮、胃腺上皮、膵管上皮、腎尿細管上皮。今でもその異型上皮の写真を思い出す。膵管上皮の異型・拡張はなんと2週間Dox OFFで消えるって。すごいね。

もうひとつ、すごい話。2週間OFFにして腎臓にWilms腫瘍ができる話。これは、遺伝子の発現がないんだから、新たな変異が加わったか、エピゲノム変異である。2週間ONで、2週間OFFだから、計4週間で生じるんだから、エピゲノム変異だろうって第一発表者が言っていた。同感です。そのうえ、Loss of imprintingがあって、IGF-2なんか(正確には忘れた)の発現が上昇していた。これってすごいよね。山中四因子がエピジェネティクス変異を誘導するってことで、リプログラミング作用があることを意味している。

逆のことを言えば、山中4因子がリプログラミング作用があるということと山中4因子をサイレントにしても腫瘍を発生させる可能性があるという事実はちょっと重い。

論文でゆっくりと読んでみたい発表であった。Knutがかかわっていた。KnutはN氏の友人。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

全113ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.

Aki (梅澤明弘)
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

ブログバナー

検索 検索
  今日 全体
訪問者 5 59542
ブログリンク 0 14
コメント 0 566
トラックバック 0 40
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

開設日: 2007/1/22(月)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.