あそうあきこの活動日記

【無所属】墨田区議会議員あそうあきこの活動情報「レッツトライ!すみだ」

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2008年12月5日

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【「弁当の日」で“生きる力”を取り戻す】(一般質問)

本日は食育の質問の中において「弁当の日」の取り組みについて述べます。

2003年「地域に根ざした食育コンクール」で、最優秀賞農林水産大臣賞受賞 香川県綾歌郡綾南町立滝宮小学校の行った、「弁当の日」という取り組みがあります。

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◎写真『“弁当の日”がやってきた』シリーズ子どもの時間3 竹下和男(著)自然食通信社

この「弁当の日」を提唱した、竹下和男校長(2008年度より綾川町立綾上中学校校長)が
「弁当の日」に取り組んだ理由は、子どもたちの「生きる力」の欠如と彼らをとりまく
「社会環境への危機感」からでした。

竹下校長は、子どもの過ごす時間を三つにわけこう説明されました。

自分の知力と体力を伸ばす「まなび」の時間。
管理されずに子どもだけで自由に過ごす「あそび」の時間。
衣食住を家族と過ごす「くらし」の時間。

現代日本が抱える問題である、不登校、引きこもり、家庭内暴力などは
このバランスの崩壊にあります。

「弁当の日」は、子どもに対して親が「待つ」「見守る」「任せる」という
ことの大事さを教え、子どもの心にも大きな影響を与えました。

それは、弁当の日を行った学校のある児童が卒業文集に残した
「弁当の日は、僕達が大人になるための大切な日だった」
という言葉からも読み取れます。

「弁当の日」は、日本の将来を担う子供たちのために日本全国に広まる活動です。

私は竹下校長にお会いして、お話を聞くことができました。

竹下校長の子供たちへの熱い思い、食を通じて「くらし」の時間を取り戻し

家族との絆を深めて欲しいという思いに感銘を受けました!


「弁当の日」が変える日本!

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◎写真『“弁当の日”がやってきた』シリーズ子どもの時間3 竹下和男(著)自然食通信社

まずお断りしておく。私は墨田区の給食は否定していない。
給食を守って行きたいと考えている。
ここで食育の事例を紹介する。

香川県綾歌郡綾川町立滝宮小学校の行った食育プランに、
「子どもが作る弁当の日」がある。

この食育プランの提唱者は、当時の校長であった竹下和男校長である。
「弁当の日」の取り組みは、竹下校長が「献立から買い出し、調理、弁当箱詰め
までを児童が行い、決して親が手伝わないこと。小学校5年と6年生が実施する
こと、月1回、年5回実施すること」という3つのルールを決め始まった。

当初、保護者から「包丁を持たせたことがない」「ガスもつけさせたことがない」
「弁当を作っていいことがあるのか」など、様々な不安や批判の声が聞かれた。

竹下校長は「小学校高学年の家庭科の授業において、基礎的な調理技術を、第一
学期でしっかりと教え、自分の弁当を作れる実力を身につけさせた上で、第二学
期から行う」という説明をし、親達は納得した。

子どもたちは料理を通じて、ひとりでできることを学び、自信をもち、大人とし
て扱われることを喜んだ。

「弁当を作る日」は、子どもは早起きをする。そして弁当のおかずを余分に作る
ことになるので、その余った分は、家族の朝食や弁当となった。そこから自然と、
子どもと家族との間で会話が生まれるようになっていった。

子どもは喜ぶ家族の姿を見て、自分が喜ばれる存在、家族から必要とされている
大切な存在であることを認識する。

この「くらし」の時間こそ、子どもの「生きる力」を伸ばすことにつながっていく
のである。

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◎写真『“弁当の日”がやってきた』シリーズ子どもの時間3 竹下和男(著)自然食通信社

竹下校長が、一食の弁当づくりにこめた「6つの夢」がある。

1.「一家団欒の食事が当たり前になる」
2.「食べ物の「命」をイメージできるようになる」
3.「子どもたちの感性が磨かれる」
4.「人に喜ばれることを快く思うようになる」
5.「感謝の気持ちで物事を受けとめられるようになる」
6.「世界を確かな目で見つめるようになる」

竹下校長は、「弁当の日で変えようとしたのは子どもではない。
子どもを取り巻く環境だ。弁当作りを体験すれば食や家族を大事にする時代が来る。
弁当の日で日本は変わる」と宣言した。

子どもたちに給食が作られるまでの過程を知り食について真剣に考えてもらいたい
「くらし」の時間を増やして家族との時間を大切にしてほしいという、竹下校長の
思いから生まれた「弁当の日」。

この取り組みによって、子どもたちは料理を作ることの大変さを身を持って体験す
ることができ、給食の残飯が減った。
校内暴力や問題を抱え苦しんでいた子どもの心にも大きな変化が表れた。
現在、「弁当の日」の取り組みを視察に訪れる関係者が後をたたない。

「弁当の日」の取り組みは、児童の成長、家庭の成長、地域の協力のもと進められ、
2008年8月で25都道府県157校で「弁当の日」が実施されている。
現在も全国に波及し続けている。
来年1月10日には、東京大学で「弁当の日」のシンポジウムも開かれる。

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◎写真『“弁当の日”がやってきた』シリーズ子どもの時間3 竹下和男(著)自然食通信社

私は学校現場だけに責任を押し付けようとしているのではない。
区民の皆さんから、「子どもたちの食育に携わりたい」という声がでている。
墨田区では、総合学習の時間や野外実習を通じ、地域との連携もはかりながら、
「弁当の日」を設けてみてはいかがか。

地域の人々、子どもたち、学校、区役所が一丸となって、健康のために、食の大切さ
を学び、懸命に取り組んでいくことこそ、墨田区が目指しているガバナンスにつなが
っていくのではないか。

墨田区の現状を考えた時、急に全てを取り入れることは無理かもしれない。
でも、将来の子どもの健康を考えた時、区民の健康増進のために、できることから
始める、できることをみんなで考え出していく事こそ、大切なことなのではないか
と思う。区長の見解を伺いたい。

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◎写真『台所に立つ子どもたち』シリーズ子どもの時間4 竹下和男(著)自然食通信社より


(記事引用)
東京都北区の第三岩淵小には年2回、全学年が手づくりのお弁当を持ってくる
「お弁当の日」があります。今年度は11月21日に1回目がありました。
小学1年生のお弁当は、家の人といっしょに作ります。
ご飯の上に卵焼きやのりなどで人気キャラクターの姿をかいたものなど、見ても
楽しいお弁当が並びます。小学5〜6年生は自分で作ります。
学校で献立づくりを指導し 家族へメニューとつくり方を配っているそうです。

◎九州大学 ブログ「お弁当の日」
http://obentoring.exblog.jp/

九州大学生たちの間で始まった”一品持ち寄り”「お弁当の日」のブログです。
大学生たちは、今までのただなんとなく食べていた食生活を見直しました。
色々と工夫してお弁当作りに取り組んでいます。
楽しく取り組んでいる様子が伝わってくるブログです。


〜参考文献〜
・『“弁当の日”がやってきた』シリーズ子どもの時間3 竹下和男(著)自然食通信社
・『台所に立つ子どもたち』シリーズ子どもの時間4 竹下和男(著)自然食通信社
・『玄米せんせいの弁当箱』魚戸おさむ(著)北原雅紀〔脚本〕小学館

〔西日本新聞ブックレット〕
・「食卓の向こう側(1)」〜こんな日常どう思いますか〜
・「食卓の向こう側(2)」〜命をつなぐために〜
・「食卓の向こう側(3)」〜給食 未来をひらく〜
・「食卓の向こう側(4)」〜輸入・加工 知らない世界〜
・「食卓の向こう側(5)」〜脳、そして心〜
・「食卓の向こう側(6)」〜産む力 生まれる力〜
・「食卓の向こう側(7)」〜生ごみは問う〜
・「食卓の向こう側(8)」〜食育、その力〜
・「食卓の向こう側(9)」〜広がる輪〜
・「ゼロから始める玄米生活 高取保育園の食事実践レシピ集」
・「ゼロから始める玄米生活2 おかず編 高取保育園の食事実践レシピ集」
・「生ごみ先生のおいしい食育」吉田俊道(著)

続く・・・

あそう あきこ

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【リサイクル型学校給食】(一般質問)

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本日は一般質問の【リサイクル型給食】について述べます。


次に「リサイクル型給食」を提案する。
北区はゴミ減量対策事業を積極的に展開している。
その中でも、北区赤羽小学校の総合的な学習の時間に《ゴミ調査隊が行く》
という授業がある。

“取り組みの内容”
学校給食で出た食べ残しや調理ゴミが堆肥に変わり、北区とつながりのある
群馬県の農家へ供給され、その堆肥を使って野菜や果物をつくり、再び給食の
献立に用いられるという、「リサイクル型学校給食」のシステムをとっている。


この取り組みにより、子どもたちが、実際に生ゴミから堆肥を作る体験をする
ことにより、給食の食べ残しを減らし、野菜に対する親しみを持たせることに
成功した。

都会において、野菜が育つ様子を見ること、野菜を作る人のことを考える機会
があまりない。

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〜総合的な学習の時間《ゴミ調査隊が行く》の4年生授業風景〜
ゴミ調査隊が給食のゴミを調査中。
その後、給食の食べ残しの調理ゴミが、生ゴミ処理機によって一週間後に
コンポスト(堆肥)になる。

墨田区の生ゴミ減量事業に関する取り組みとして、「生ゴミ堆肥講座」がある。

墨田区の学校で自校給食を実施している点からも、「リサイクル型給食」として、
給食で出る生ゴミを堆肥化し、墨田区と交流をはかっている、長野県や山形県な
どの農村へ送り、作物に使用して収穫し、再び墨田区の学校に戻ってくるという
取り組みができるのではないか。

この「リサイクル型学校給食」を通じ、“子どもたちに食べ物を大切にする”
きっかけを作りたいと思うが、見解を伺いたい。

赤羽小学校の取り組みの補足

赤羽小学校ではコンポストを自校で消費する方法を模索し、樹木や花壇などに有
効利用することとした。
問題点として、学校給食の生ゴミからできるコンポストは高たんぱく質、高塩分
のため、そのまま散布はせずに、1ヶ月以上かけて発酵させ、土に対して1割程度
のコンポストを混ぜて、鉢や花壇に散布することが大切である。

〜取り組み例〜
・ガーデニングクラブでは、土作りの段階でコンポストを生かし、キレイな花や
 観葉植物を育てた。

・心障学級と小学2年生は生活科の授業でさつまいもの苗を植えた。
 収穫したさつまいもを、心障学級はさつま汁、2年生はふかしいもとスイート
 ポテトで、「おいもパーティー」と称し、自ら作って食べた。
 作り方は栄養士の筆者が皮むきから、切り方、料理までをクラス全員に教えた。

・小学4年生はヘチマを育てた。観察してから、ヘチマブラシを作成した。

・小学5年生は社会科で米作りをした。収穫した後におにぎりを作った。

・家庭科教諭はジャガイモ作りに利用した。

・理科教諭は花や葉の観察に利用した。
            
この取り組みによって以下のことに成功した。

★各教科でうまくコンポストを有効利用できた!

★全校生徒の「情操教育と環境教育」にも役立った!

★コンポストを介して近隣の幼稚園との地域交流が生まれた!
・幼稚園の駐車場を畑にして、赤羽小学校のコンポストに灰や鶏糞を
 混ぜて、二次発酵させ肥料にした。
 じゃがいも・大根・とうもろこし・ミニトマトなどを収穫した。
 肥料には園児の家庭の野菜くず、幼稚園の落葉も含まれる。
◎北区赤羽小学校HP
http://www.kita-tky.ed.jp/~es16/

残り物を通じて考える〜私と食べ物とゴミ〜

自分達が毎日食べている給食が、残ってしまえば捨てれば生ゴミ、

生かせば資源となることを子どもたちに学んでもらいたい。

そんな思いから質問いたしました。


(子供たちが堆肥を作った感想)
・残飯は汚いものだと思っていたけど、土に生まれ変わるなんてビックリした。
・袋があたたかくなってきて、微生物やお日様の力ってすごいなって感じた。
・完熟の堆肥ってサラサラで汚く感じないことにとても驚いた。
・堆肥作りからムダなものは何もないんだなって思った。
・残飯が学級菜園や花壇の肥料となって、また美味しいものが食べられるのは嬉しい。

調査活動を通じて、食べ物から必ずでるゴミを通じ、自分の問題があきらかになってきた。

生ゴミの肥料化を通じて、子どもたちに食育、環境問題、給食から社会と世界を考える良いきっかけを作っていきたいと思う。

給食の残飯を減らす栄養士の工夫やその取り組みについても調査活動を継続していく。


◎参考文献『明日からの「子どもの食育」にすぐ役立つ本』「食生活」編集部・編

続く・・・

あそう あきこ

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