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偉大なるD先輩

 私達、高校のOBの先輩にD先輩(以下、先輩という)という人いる。先輩は年齢は50歳を過ぎて

いるが気持ちが若い。私達、若者とも稽古も一緒もするし、酒も一緒に飲む。酒を飲むと剣道について、

熱くなり攻めと何ぞや、現代剣道とはと語り始める。スケールは剣道連盟会長並みである。そして、私の

試合を見た感想を言って、にっこりと笑って「へたくそ」と言うのである。私は、内心ではこの「居酒屋

剣道家」がと思っていた。その先輩が、○木杯という団体戦に、○野湾市の大将で出場するのである。私

は、その時審判だった。審判席から先輩の試合を見た。先輩は、前で勝負が決まっていたが、相手の人は

剣道七段である。先輩は居酒屋剣道七段である。竹刀の構えでは、明らかに先輩のほうが堂々としていた

 まるで水のようだった。それは、水は普段清らかな流れイメージのあるが、流れが激しくなり洪水にも

なると、大木を流したり壁も壊したりする激しさもある。先輩の構えからはその清らかさと激しさの両面

を持っている構えだった。はじめは、静かな間合いの攻防だったが、先輩が先に一本を取られてからの攻

撃の激しさは、まるで洪水のようだった。そして、最後に面を飛んだ。そこを胴を抜かれて、負けたのだ

が、打たれっぷりはよかった。試合では負けたが勝負で勝ったという感じだった。

 自分は勝負には出ないで、横で負けた者の批判や人の剣道の批判や指導法の批判など言う人はいっぱい

いるが、先輩はしっかり試合に出て堂々と勝負したところを後輩に見せるという先輩は偉大だと思った。

 この先輩がいる限り、首里高剣道部OB会は不純だなとおもった。間違いました不滅だなと思った。

私は、打ち上げの場はいなかったが、先輩はいつもどおり絶好調だったらしい。私は試合の結果で落ち込

んでいるのではないかと心配していたがそれを聞いて安心した。先輩の剣道に審判などというのはいらな

い。

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社会人になって

 私が、五段をとり、はじめて県の選手権大会に出た時の話である。この大会は県の1位を決める大会で、出場をする選手は

猛者どもばかりである。私は、会場のふいんきに負けじと試合の準備をしていた時である。

 私は、視線を感じた。感じた視線の方向をみると、県内では有名な七段の猛者の人である。上下関係の厳しい世界だが、試

合となれば別だと思い動じないふりをして無視をした。そしたらまた視線を感じた。また、振り向いたずっとこっちを見てい

る。その時、私は、たぶん相手は「おまえごときが出れる大会じゃないんだよ」と思いながら、私を見ているのだと思い。私

は余計負けられないと思った。そしたら、その猛者は険しい顔つきで私を呼んだ。私は、その猛者のところにいった。そした

ら、猛者は私に「試合終わったら右小手をかしてといってきた」。どうやら、この猛者は右小手を忘れたらしい。それは険し

い顔するはずだと思った。でもある意味大物だと思った。

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Z先輩との東京珍遊記

 前に書いたこともあるが、私の高校生活の青春を終わらしたz先輩が、社会人になって私が大学生の時

東京に遊びにきた。私は電話で呼び出され待ち合わせ場所に向かった。私は、先輩も社会人になっていた

から少しは大人になているかなと思ったがその考えは甘かった。先輩のイタズラ好きは治っていなかった

むしろ、東京にきて開放的な気持ちになっていた。当時は、ガングロが流行っていてそこらへんには、そ

ういう男や女がいっぱいいた。信号待ちになった時、ガングロのギャルの二人組みが隣にいた。先輩はそ

の二人に「その顔は罰ゲーム」って声をかけた。それが終わったと思ったら、サンドイッチマンから看板

を借りて街中にたったり、電車の中でわざわざ小手をはいて吊り輪をつかんだりした。

 そして、とうとう大きないたずらをやってしまったのである。お○場の○○テレビの中に入るぞと、私

に言ってきた。私は、先輩に無理ですよ社員証が必要ですよと言ったら、先輩は用意はしていると言って

ポケットからひもでつづったカードを取り出した。私はどこから手にいれたのだろうとおもったら、よく

見たら、近所のビデオ屋のカードである。私は、絶対バレますよと言ったら、大丈夫と先輩は言った。

 そして、私たちは、玄関までいって中に入った。はじめは堂々としていたので、警備員も気づかなかっ

たが、すぐに後を追いかけられ外につまみだされた。警備員はすごい剣幕をしていた。先輩は俺に向かっ

て逃げるぞといって駅まで必死に逃げた。

 みなさん今の時代は、防犯体制はぴりぴりしているのでこういうイタズラは絶対にやめましょう。

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名言

私の大学の先輩にH先輩という人がいた。

H先輩は、一応剣道の先輩であった。私とは、いれちがいで、私は剣道衣を着た姿すらみたことがない。

普段は、学校の図書館にバイトしながら司法試験をめざしているのだが、なぜか応援団からも挨拶はされ

る謎の先輩だった。

この先輩には、とてもお世話になった。そのころの私は、高校生気分が残っているのと、親元を離れて

東京にでてきた開放感がいりじまってタチが悪かった。大学のキャンパスも東京の郊外にあって、広々

としてとてもよかったのがまずかった。

この先輩が、私を見たときはびっくりしたそうである。私は、高校のとき同様、学校には、かばんを持っ

ていかなく、今は規制されているが、当時は、大学の売店にビールが売られていたので、昼間から瓶ビー

ルを飲みながらキャンパスを歩いていたのである。同級生たちもびっくりしていた。

H先輩は私に「おまえおもしろい奴だな。暇があったら俺の働いている図書館にこい」といってくれた。

それから、私は、この先輩のところに行くようになり、飯をおごってもらったり、話しを聞かせてもらっ

たりした。この先輩はとにかく顔が広い。いろんな学生や先生や大学職員や生協の職員とも交流がある。

スケベな職員の話。美人の大学職員と結婚した人生に勝った生協の職員の話。この大学の職員の女の採用

の基準はまずは顔だとといったかたよった話しがおもしろかった。たしかに、うちの大学の職員は美人や

かわいい人が多かった気がする。だが、顔ではなくみんな優秀なんだろう。そうじゃないと学生と教授の

間でのやりとり学校経営などできないだろう。

この先輩の言葉で印象に残った名言がある。

それは、「嘘も百回言ったら本当になる。」というものである。

意味は、嘘を百回言っているうちに、自分でも嘘か本当かわからなくなってくる。そうしたら嘘ではなく

なるというものである。

確かに、そうである。

私が、大学で最後の年になったころ、先輩は私に、「おまえ成長したな。かばん持つようになったじゃな

いか」と言った。

それから、私が卒業してから、東京に来るときは、わざと先輩には連絡しないで、先輩のバイトしている

図書館に入り、わざと先輩が気づくまで本を読んでいるフリをして、先輩が気づいて驚かすの楽しみで

ある。残念ながら、先輩は今図書館のバイトをやめ別の学校のロースクールに入っている。

ぜひ、司法試験うかってもらいたいものである。

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私の人生を変えた出来事

私が胴をうまく打てないことから、「胴を打てないのではない。胴を打たないのだ。」と開き直って、い

た頃の話である。

その頃、私は中学3年生だった。地区大会の団体戦優勝、個人戦準優勝した時の頃である。

自分なりには、個人戦は落としたが、内容は悪くもなく、県大会も残っていたから、ある程度は満足して

閉会式の前に会場のトイレにいった時である。私が小便をしていると、後ろに気配がした。私は、中学

生の不良どもに囲まれたと思った。私はその当時は体がそこらへんの中学生よりは大きく腕力にも自信

があったので、最悪でも2、3名なら振り切れると思った。そして、私が振りかえると二人の男が立って

いた。だが、中学生ではなく明らかに大人の体格である。そして、髪型はアイパーが決まっていた。

服装もガラが悪かった。当時中学生だった私は、ヤクザか若いチンピラかと思った。私は一気に恐怖に

なりやばいと思った。二人が私を囲むようにして、少し荒げた声で「おまえ首里高くるんだよな」と

迫ってきた。私はこの場を逃げるためには、はいとしかいえなかった。そしたら、その人達は「そうか

頑張れよ」といって私を解放した。その人達の正体は、高校を卒業したばかりの首里高の先輩である。

現役時代は丸刈りだったから、引退したら髪をいじりたくなり、服装もジャージばっかつけていた現

役時代から、かっこよく決めたかったのであろう。だが、その身なりも中学生の私から見たらやくざ

にしか見えなかった。それから私は返事をしてしまったから逃げられない状態になり首里高にいくはめ

になった。

私は、法学部出身だが民法という法律によると強迫によりなされた契約は無効になるというものがある。

そういうのは、この世界では通用しなかった。まあ、あの出来事があったから今の自分があると思うの

で今は感謝している。でも、あの時は怖かった。

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