信州小諸論壇

平和を脅かす昨今の風潮にストップ!(姉妹ブログ「信州小諸通信」)

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葬式仏教現世事情

  昨年12月に、91歳の母を送り、この1年、何となく、砂を噛むような満たされない日々を過ごすようでした。やっとこの頃、母の部屋を片付ける気が出てきて、日々少しづつ整理を始めたのですが、やはりちょっとしたものでも感慨に耽ってしまう、気の弱い息子になってしまいました。
 
  母一人子一人の家庭にとって、その母を送ることは、予想以上に重荷なものでした。亡くなる前日に、「神さま」と口にしていたのは何だったのか、未だに分からない
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のです。教会に行っていたことから、キリストに対する信仰告白だとも考えられるかもしれません。しかし、戦死した父を靖国に祀って来た母の生き様からすれば、やはり亡夫のもとに行きたかったことでしょう。戦死者の墓には、遺骨も何もないのですが、それでも亡夫と共に入るべき墓を、菩提寺に造っていったのを考えると、とりあえずは亡夫のもとに送るべきだろうと考え、仏式での葬儀をして、形を整えました。90を越えてのお迎えとなれば、今やおめでたいのだからと、身内だけで送ることにし、孫たちと家族葬でつつがなく執行できました。公式にやるとなれば、遺族会など大勢の方が来られることが予想できたのでそれを避け、静かな葬送にしたのでした。まだ小さい曾孫たちもかわいい手を合わせてくれました
 
  ところで、身内の葬送となると、初めてですから、どうしても葬儀業者に相談の上で進めなければならないのです。なるべく質素に、しかし荘厳にと注文をつけて行ったのですが、結局、すべてが終って、掛かった費用が百万円をとうに越えてしまうのでした。特に、寺に対する支払いが予想以上に掛かっています。戒名をもらうためだけに40万円。これでも相場からすると安い方のようです。この上の戒名だと80万円と言われて退けてしまいました。供養読経はまた別です。寺と一体になっていると思われる葬儀社への支払いが、総計で90万円を越えています。他に墓所での納棺に関して20万円ほどになるという状況でした
 
  老齢時代となり、葬儀事業は今盛んのようです。メディアでも葬儀事情を取り上げイメージ 2る機会が増え、問題意識を刺激されますが、やはり一遍は考えてみる必要があると
思いました。人の不幸に付け込んで商売する魂胆には感心できません。公園墓地に墓を移したので、他の墓石を見て回ると、意外にも墓誌に戒名ではなく俗名で刻んであるものが多くありました。墓碑もユニークな工夫を凝らしたものが増えています。都会だけの現象かもしれませんが、確実に時代は変わっているのを知りました。 
                                                        同じ問題意識から、イオンが葬儀関係に掛かる費用について、お布施の目安を公にしたそうですが、寺院からの反対で撤回に追い込まれてしまったとのことです。それによると、読経一式と普通戒名(信士、信女)で25万円、居士大姉戒名で40万円とのこと。だとすると、安いと思っていた母の場合も実際は高かったのかとお口あんぐりです

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結婚前の独身の時に実家で同居していた母方の祖母が亡くなり、病院で「ご自宅へ運ぶ寝台車はありますか?良かったら手配しましょう」と言われお願いしたのですが、後にこれが病院に待機していた葬儀社の人だと分かり、葬儀全般を請け負わせてくれと居直られ、苦労した経験があります。祖母は生前から互助会に入り、全て用意してあるからと言っても「互助会はキャンセル出来るから」と聞きません。そのうちに酔った父が「病院に騙された。そんなに面倒な話なら葬式は一切しない」と言って暴れ出し、祖母をきちんと送りたいと思っていた私は病院付きの葬儀社を追い出し、一人娘で沈み込んでいる母に変わり、葬儀全てを仕切りました。

2010/12/10(金) 午前 10:10 eri*as*ram*011*

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父に一切文句を言わせたくなかったので互助会の人にも、「父を説得出来る様に全ての見積もりの明細を出して下さい」と言いましたが、費用の殆どが「一式」になっており、詳細は明かしたがりません。「そこまでの華美は必要ありません」と言っても「御故人様がお可哀そうです」。肉親を失った悲しみとパニックの中、限られた時間の中で不慣れな事を決定していかなければならない遺族の無知や動揺や事を荒立てたくないという心境につけ込む様な誘導には正直腹立たしさを覚えました。
日本人は生前から葬式の話等すると「縁起でもない」と言いますが、元気で冷静な時にこそきちんと考えておきたいですね。

2010/12/10(金) 午前 10:11 eri*as*ram*011*

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葬式を考えておくのは

遺言と同じで、家族への愛情だと思います。

2010/12/10(金) 午後 4:43 knob

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貴重なご経験談をありがとうございます。世間知らずでついつい過ごしがちになっています。必ずやって来る人生の一駒なのに、真剣に考えないで、その場に臨んで、成り行きに引きづられて行くのが現実のようです。心したいものです。
遺言に準ずるとは、まこと貴重なご助言です。つい順調な生活を営んでいると視界外に置いてしまいがちです。なかなか現実に即して考えられないのも、人間の業みたいなものなのでしょうか。遺言が家族への愛情というのも、日本では新しい行き方なのかもしれません。なかなか利用されないのが現実です。

2010/12/12(日) 午前 10:23 信州小諸論壇

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