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戯曲風
120のシ『稽古のシーン2』
脚本家 「えっ、野田秀樹さんに出演交渉したんですか?」(頭を抱える) 演出家 「当り前だよ。そしたら客が来るだろ。でもね、断られちゃった。」 役者A 「当り前だよ。」 役者B 「実は会いたいだけなんだよきっと(ボソッと)。」 演出家 「でもいいのよ、おれが演じるからこういうのどう?」 場所はとあるホテル。紀伊国屋演劇賞授賞式式場。 野田役 「え〜。演劇はスポーツです。芝居ではありません。」 出席者たち 「ワ〜!!!(パチパチパチ、拍手喝さいを浴びせ倒す)」 司会者 「それでは次の賞の発表までしばし、ご歓談を。」 ワイワイ、ガヤガヤ、ワイワイ、ガヤガヤ。 野田役 「岸田今日子さん、僕ね、あのね、戯曲賞とかって結構とるんですけど、何故か役者のほうはね。どうしたら賞を取れるんでしょうねぇ。」 岸田今日子役 「あら、まだまだ若いんでしょ。これからよ。うふ。」 野田役 「………」 脚本家 「ちょっと、そんなリアルな芝居やったら演劇界からツマハジキにされますよ。」 演出家 「いいもん。俺、演劇界の寵児じゃないもん。孤児だもん。誰に文句言われたっていい。やっちゃうもん。」 役者C 「はじまったよ。」 演出家 「第一、わかってんのかね、野田クンは、ありゃ、演技じゃないよ。芸だよ。芸。唯一演じられているのは野田秀樹という役、そうだ、あいつは野田秀樹という役しか演じられないんだ。」 全員 (芝居を忘れて観客を意識する。) 演出家 「だから、自分の作品に出るより他の人の作品に役者として出演しないと、先ず、役者としては成長できないね。客の心は鷲掴みでも演技の心は掴めない。」 全員 (舞台上から出たくて出たくてしょうがなく、焦る。) 演出家 「だから、俺が救いの手を差し伸べてやろうって言ってんだ。」 役者D 「誰かこいつを刺せ、この場で。」 演出家 「(演出家を演じている人も焦ってきて、台詞を言わされているっていう感じで)だ、だからさ、演劇ってだれもやったことのないことやんなきゃさ、そういうチャレンジ精神がさ。」 (ココで本物の野田秀樹さんが登場すればgood) 野田秀樹登場 「こういうことっすか?」 全員 (固まる) 野田秀樹退場 (本当に野田秀樹が出演した場合) 脚本家 「オレ、こんな台本書いたの?えっ俺?」 ………続く……… |
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何も卑屈になることはないよ。
周りが見てくれなくったって、自分の力を出し切って、自分の力を知ればそれでいいじゃないか。
まだ、24歳だろ。(当時)
焦るなよ。
見てくれている人は見てくれているんだから。
人生でな、後悔するこ
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