サッカーのW杯南アフリカ大会の決勝戦、オランダ−スペインは12日午前3時半(現地時間11日午後8時半)、ヨハネスブルクのサッカーシティー競技場でキックオフ。
8万4千人を収容する同競技場には、両国のサポーターや地元サッカーファンらで超満員にふくれあがった。
オランダは、準決勝のウルグアイ戦で累積警告のため出場できなかったMFデヨングとDFファンデルウィールが先発に復帰。
これまで12得点を挙げている強力攻撃陣を引っ張ってきたMFスナイダーとFWロッベンも順当に起用した。
対するスペインは、準決勝のドイツ戦と同じスターティングメンバーが名を連ねた。
調子が上がっていないFWフェルナンドトレスはベンチスタート。先発のうち、移籍が決まったビリャを含めると7人が、同国の強豪バルセロナのメンバーとなった。
両チームの国際Aマッチでの対戦成績は、4勝ち1分け4敗の五分。オランダのスナイダーとスペインのビリャが5得点で、得点ランキング1位に並んでおり、得点王争いにも注目が集まる。
前半開始から攻勢に出たのはスペイン。前半5分には、シャビの右FKにゴール前で競り勝ったセルヒオラモスがヘディングシュート。しかし、GKの正面を突いて得点にはならなかった。
前半5分間のボール保持率はスペインが6割。ビリャやペドロが積極的に相手守備陣の裏を突いた。
ただ、前半8分にはスペインのブスケツのミスを見逃さず、ボールを奪ったオランダのカイトがすぐさま右足でミドルシュートを放ったが、GKのカシリャスが落ち着いてボールを押さえた。
前半11分には、右サイドをセルヒオラモスが駆け上がり、中央へ低いクロスを上げたが、クリアされる。直後のCKでは、ショートコーナーを選択。右サイドからのクロスを、遠いサイドで待ったビリャがボレーシュートを放ったが、枠をとらえられなかった。
ペースをつかめないオランダは前半15分、FWファンペルシーが両チームを通じて初めての警告を受ける。
さらに、オランダは前半18分、ゴールまで約30メートルやや右の位置でFKを得る。スナイダーが直接右足でゴールを狙ったが、GKの正面を突いた。
細かいパスをつないで攻め立てるスペインに対し、オランダは右のロッベン、左のカイトを中心にピッチを幅広く使って攻撃を繰り出し、徐々にリズムをつかみ始める。
前半29分、スペインのシャビアロンソがボールに競りかけたところ、オランダのデヨングが足を高く上げ、スパイクがシャビアロンソの胸に激突。危険なプレーに、デヨングは警告を受けた。
前半34分、フェアプレーとして、オランダがロングボールで返したボールに、スペインのGKカシリャスが目測を誤り、ワンバウンドして頭上を越えた。ゴールマウスは外れたが、思わぬ先制点になるところだった。
オランダは右サイドのロッベンを中心に攻撃を組み立て、前半37分、右CKをつなぎ、遠いサイドの少し離れた位置でフリーでいたマタイセンにパス。マタイセンは左足でダイレクトでシュートを狙ったが、空振りしてしまった。どちらもチャンスはありながら、先制点が遠い。
前半も残り5分となったが、厳しい守備を両チームが繰り出し、なかなかチャンスを作り出せない。前半43分には、スペインがゴール正面約35メートルの位置でFKを得ると、シャビアロンソが直接狙ったが、枠を外れた。
ロスタイムは2分。オランダは終了間際、ゴール前の混戦でロッベンが左足を振り抜いたが、GKが好セーブで防ぐ。前半はそのまま0-0で終了。警告が5人に出されるなど、お互いが激しく競り合う前半となった。
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