日記著者のアジト

ス○リップ観劇三昧の日記著者が漏らす独り言

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今週の仮面ライダー響鬼(三十七之巻 甦る雷)はシュキさん登場の2週目。これまで真正面から取り上げられなかった、鬼になることそして鬼であることの暗部にテーマを絞ったストーリー、井上脚本らしいこれまでの設定のなかったふり(苦笑)やご都合主義はありますが、本の段階ではなかなかよく出来ている話だと思います。さすが、大人の視聴者向けのオールキャスト出演を廃して、香須実さんも日菜佳さんもモッチーも省いただけはあります。(これでつまらなかったらまず第一にこの点を槍玉に挙げたかったんですがね)
こうなったらストーリーにまったく絡んでこない明日夢くんと桐矢くんのシーンも編集しちゃった方がすっきりしてよかったのでしょうが、今となっては桐矢くんに引き立てられて辛うじて存在価値を見出している明日夢くんとは言え、準主役ですからまったく登場させない訳にはいかなかったのでしょう。いっそのこと、おやっさんの吉野出張のかばん持ちで…ということにして、週に1シーンだけたちばなに電話がかかってくるとかにした方が…。
いえいえ、今週の桐矢くんの「ヒビキさん弟子入り宣言」が来週の展開に重要な伏線になってるはずです。でなきゃ来週真っ先に槍玉に…。
と、脚本はいいんですが肝心の演技が…。朱鬼のコスチュームのショボさは既に指摘しましたが、先週の不安の通り、シュキさんの演技がせっかくのストーリーまでショボくしてしまっています。女優歴14年の人の演技にしてはセリフが一本調子過ぎます。これが彼女の演技の限界だったのか、それとも心に闇を持つ女鬼にはこうした抑揚を消した演技が相応しいと監督が判断したのか、どちらかは分かりませんが、他の女優さんのシュキさんを見たかったというのが素直な感想です。


だからといって、解説をサボるわけにはいきません。先週の段階で既に1週先送りしてますからね。それでも

棒読み対決、桐矢vs.シュキ

では、あまりにも露骨ですし、

あきら君のWET&WILD

では米国版プレイボーイの企画みたいですし、

猛士の鬼祓いは決闘罪に当たらないか?

は興味あるテーマですが、判例集と格闘するほどの知識がないので断念。(サポーターという名の立会人を断ったヒビキさんは賢明でしたね、っていうオチを付けられなくて残念です)

祝!していいのか?斬鬼さん復帰

は他の多くのブロガーが取り上げるネタなのでここでは静観。
他の細かいつじつま合わせや小ネタツッコミは他のブログに先を越されてしまったので、やはり今週も書くネタがありません。じゃあ、先週キープしておいた候補を軽く流してお茶を濁しましょう。

魔化魍ノツゴの分類学的にツッコまれにくい造形を考えてみよう

です。サソリ+クワガタと云うどっちつかずな形質を持つノツゴですが、同じ節足動物に属する生物を合わせた魔化魍にしてはツッコミどころに溢れてます。それはそれで(私のような者には)助かるのですが、どうせ元々は正体不明な妖怪をいいことに洋館チームが好き勝手に作り上げた新種の生物。一見して「なーんだ、クワガタサソリじゃん」などと水槽から逃げ出して近所の押し入れで発見された危険動物のようなネーミングで片付けられては淋しいです。どうせ作るなら一見して「なんとなく居そうだけど、見たことない生物」をモチーフにした方が衒学的でいいんじゃない?

まず、ノツゴを節足動物とすることの妥当性ですが、環節構造になった体は問題ないのですが、なぜか口だけ牙や歯があり、明らかに哺乳類です。口が唯一の弱点(怪獣図鑑みたいな簡明な弱点の記述に苦笑)と言う設定に縛られた為に口部をリアルにCG出来る資料の豊富な哺乳類的構造にしたのでしょうが、分かっちゃないなあクリエイターさん達、喰われる側にとっちゃ同種や近縁種の生物よりも、限りなく異種の生物の口に噛み砕かれる方がよりグロテスクな恐怖を感じるんです。猛獣の牙が肉体に喰い込む苦痛とカニの外骨格の顎に骨ごと砕き潰される苦痛を想像して比較すれば分かるはずです(実際に想像してみた人はかなりのマゾヒストだと思いますが;苦笑)。歯や牙を持つ節足動物はいませんから、この時点でノツゴをどこかの分類群に押し込めるのは不可能です。あとは、どの生物群に近い(言い換えればどの分類群から分化した)生物の特徴を有しているか、を示唆する段階までしか考察できません。

外見的には長い尾部を持ち、その先端に針を有し(なぜか飛ばした針が火器と同様な破壊力を持っていることは不問とします)、4対の歩脚に1対の鋏様の器官を持っているという外見はサソリに近いことは明らかです。但し、鋏様の器官には環節構造は認められず、肢というよりはクワガタのような顎が発達したものと考える方が妥当でしょう。しかし、あれだけの大きな顎が何のために発達したのか?クワガタの場合は、他のクワガタや他の昆虫と争って自分のエサ場(樹液)を確保するための武器として発達したと考えられていますが、ノツゴの大顎はこと鬼たちと戦う際には殆ど役立っているように見えません。また餌を摂る際にも口から発した糸(状のもの、詳しくは後述)で絡めとった人をそのまま口に運ぶだけですから大顎は何の寄与もしていません。加えて、地面に潜って移動することが得意な割にはあの大顎は明らかにジャマです。鋏脚を持たないことでサソリ類ではなく、歩脚が4対(8本)あることでクワガタの属する昆虫類でもないことは明らかです。

歩脚が4対と云うことで浮上するのがクモ類に近いのではないかという説です。クモ類にも獲物を捕るための顎がありますから、それが特異的に発達したのがあの大顎かもという考えもできます。クモ類の目は単眼8個ですがノツゴは6個、退化的な進化に伴って2個減ったと解釈すればサソリとクモの中間形質を持つ綱レベルでは問題のない違いです。それにノツゴはクモみたいに糸を吐いて獲物を捕らえるし…。ん、糸を吐いて…?
クモが巣を張ったり獲物を捕らえるのに用いる糸はお尻から出されたものです。口から糸を吐くクモはいません。もちろんサソリにもクワガタにもいません。ここで振り出しに戻らざるをえません。せめてあれが糸じゃなければなあ。吐いた糸が違うことなく獲物に飛んでいって巻き付いた獲物もろとも口に運ぶか…、それってカメレオンの舌みたい。ってことであれは糸状に見えるが実際は舌の変化した器官であるってことにできればいいのですが。もっとも、そう仮定しても、クモには舌はありませんが。

どうも馴染みのある生物を基準にノツゴを分類しようという試みは失敗に終わりそうです。あの何の役にも立ってそうもない大顎さえなければ、もっと可能性は広げられたんですが。でも、まだ可能性は捨てきれないと、動物図鑑のマイナーな分類群のページを繰ってみます。脚が4対で顎がクワガタみたいに発達しているヤツ、サソリっぽい尻尾があれば更によし…、っているじゃん!!
ウミクワガタ

ウミクワガタ

実際の大きさが1センチ以下だというのさえ気にしなければ、まさにノツゴのモデルに相応しい生物です。大顎の両脇にちょこんとついた赤い目の可愛らしいこと。福井市自然史博物館のホームページの解説によると、ウミクワガタは等脚類(ダンゴムシの仲間)の海棲生物、大顎の機能を含めた生態にはまだまだ不明な点が多く、研究が進められているとのこと。なんだかノツゴをクリエイトするにはぴったりの生物じゃありません?
ただウミクワガタを魔化魍にするには可愛すぎるのがやや欠点になるかもしれません。こんな弱っちいっぽい魔化魍のためにあきら君を危険に曝すわけにはいきません。実際に強化するのは洋館チームのテクノロジーに期待するとして、せめて造形だけでも妖怪っぽいおどろおどろしさを他の生物とフュージョンさせて補うことにしましょう。やはりウミクワガタに引けをとらないマイナーさが欲しいですよね。ならばこんなのはどうでしょう。
http://news.fs.biglobe.ne.jp/jiji_img/news/large/4041170.jpg

ウミグモ

(元画像はここから引用しました)
海ってクワガタとかクモとか何でもいるんですね(笑)。ウミグモは節足動物ですがクモとはかなり縁遠い生物です。糸は口からも尻からも吐きません。でも、この長い脚をカクカクさせて動かす様子って実際に見たら気味悪いでしょうね。それがウミクワガタの胴体に付いたら…。想像するだけでワクワクする魔化魍ができるに違いありません。復活した斬鬼さんにだって倒せないかもよ。

あぁー、洋館チームに弟子入りしてネオ・ノツゴをクリエートしたいー!!

そんな週でした。

自分の中に潜むマッドサイエンティストの血を鎮めるためにも公式サイトで正しいストーリーを確認しましょう。読むだけならセリフの巧拙は気にならないから感動できますし。
仮面ライダー響鬼公式サイト

次回は今回休まされた出演陣も登場のようですね。主役はみどりさん?それよりも脚本が井上さんから変わるようですが…。ツッコミ甲斐がある人だといいなあ(笑)。
http://biz.2bee.jp/php/count.php?acount=aliceandyukino&NoReload=true&img=1
http://w1.ax.xrea.com/l.f?id=100454552&url=X

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こんにちは。 >口から糸を吐くクモはいません。 日記著者さんともあろうお方が、なんと淡白な! 以前、口から糸を吐く種類のクモがいると聞いたことがあるのですが…。クモではありませんが、ハダニは口から糸を吐くとか? 幼虫を含めた節足動物で糸を出す奴は、圧倒的に口から吐く奴が多そうです。ノツゴも、何かの幼虫のように私には見えました(ヤゴみたいな感じ)。蛾の幼虫で、糸を吐いて餌を捕らえるものもいるようですね。 削除

2005/10/26(水) 午後 6:53 [ 震電 ] 返信する

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忘れてました! >なぜか飛ばした針が火器と同様な破壊力を持っていることは不問とします ヘッピリムシの応用で、発射直前に充填、着弾で隔壁が壊れ、反応を起こすのでは? http://www1.accsnet.ne.jp/~kentaro/yuuki/insect/insect2.html 削除

2005/10/26(水) 午後 7:30 [ 震電 ] 返信する

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有用なコメントありがとうございます。ご指摘の口から糸を吐くクモについて調べてみましたがネットでは見つけることができませんでした。腹部から糸を出すのがクモの重要な形質ですので、あえて口からも糸を吐く意義がないように思うのですが…。今度、日本蜘蛛学会(http://www.asahi-net.or.jp/~hi2h-ikd/asjapan/)に問い合わせてみようかしら?ノツゴのエサの取り方はヤゴに近いのは同感です。尻の毒針を飛ばす原理をヘッピリムシ(ミイデラゴミムシ)に求めるとは慧眼です。ただし針を爆発させては標的をエサとして利用できなくなってしまいますから、生物の攻撃としてはどうなんでしょう。 なんだか、響鬼の感想を語り合ってるとはとても思えない内容ですね(笑)。

2005/10/27(木) 午前 0:18 [ 日記著者 ] 返信する

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