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「ハードキャンディ」の感想

ハードキャンディみちゃったので眠いけど感想。
文章めちゃくちゃだと思います。

ネタバレですのでまだ見てないかたはご遠慮ください。








えーとまず結論は「意味不明」です。

最初の30分くらいまではなかなか期待させてくれます。
あとはもう長いったらありゃしない。
基本的には会話劇。
会話のやり取りですべて進みます。
たまに追っかけたり逃げたりしあいますが結局男が捕まって暗転。
縛り付けられて会話劇のスタート。この繰り返し。

一番の売りであるチンコセット(玉だけかも)切られるシーンも
切るぞ切るぞ〜〜〜〜ほら切るぞ〜〜〜〜〜と主演女優が脅し
主演男優が「やめてくれ〜〜わ〜〜わ〜〜〜」というとやめる。
そしてまた、さぁ〜〜〜切るわよ〜〜〜〜とチョキチョキしながら
近寄ると「やめて〜〜〜〜ぎゃーーーーー」そしてまた会話劇。
手術台で目が覚めてからちょん切り終わるまで25分弱も延々と
切るや切らんやの会話劇。

実は本当には切られてないってことが「引っ張られる感じがするわよ」と
あとで見つかる特大目玉クリップでわかるので
じゃあいったいその25分の攻防はなんだったのだろうかと
グッタリしてしまうわけですが。

でこのストーリーのいただけないところは
言いたいことが伝わっていないってことにあるのです。

14歳のいたいけな少女を32歳のロリコンが言葉巧みに自宅へ
誘い込み、そこからまた言葉巧みに事に至ろうとする序盤のストーリーが
まったくもって破綻してるのです。
どう見ても14歳の、性に興味深々のおバカな女の子が
めちゃめちゃ乗り気で男の家に連れて行ってもらい、
大して誘いの言葉もなく危険が迫ってるようにもみえない中
カモ〜〜ン!あたしの写真をとってね!と唐突に服を脱ぎだす。
…そういう風にしかみえないのです。

これじゃあほんとに悪意もなにもないのに突然薬を飲まされて
拘束されて、頭のイカレタ14歳の女にとんでもない目にあって
なんてかわいそうな善良な男なんだろう…と
まったく観客を作品の世界に誘い込めないじゃないですか。

そこで大半の人はおいていかれると思います。

悪をどちらかに設定するという点では、
じゃあこの時点でこの女の方に悪をおいてみるという作り方に
しておくという作り方もあったのでは。
そしたらその時点ではまったくの善人にしかみえない男に
感情移入して観客はストーリーにハマれたかも。

そして最後は「実は俺は悪人だったんだぜ!!!」という
わかりやすいどんでん返しにするとかね。

しかしただたんに「疑わしいだけ」の男をこらしめるために
少女はジョディ・フォスターばりの強烈なやり方で
男を絶望のふちに陥れていきます。

それが「ロリコンへの制裁」という大義名分なもんだから
少女を悪ともしきれずなんとも中途半端。

しだいに少女が狙いをその男一人に以前から絞って
計画を練っていたことが明らかになっていくあたりから
またボロボロとストーリーの矛盾が垂れ流されていきます。

近所の人がいなくなる日付を狙ったというわりに
おもっきし近所の人に目撃されて家にまでこられるのに
あせるどころか普通に玄関で対応しちゃいます。
指紋ふいてるくせにあんなにばっちり顔みられてもいいんですね。

男は最後まで自分が性犯罪者ではないといい続け
決定的な証拠の1つもでてきません。
でも少女は彼の性犯罪者であるというゆるぎない確信をもって
彼に制裁を与えていきます。
「殺すのがもくてきじゃないわ」という少女。

終盤、男をなんとか自殺に見えるように殺そうと頑張る少女。
…なんだよ結局殺すのが目的なんじゃねえか…。

そこで少女は男の昔の唯一本気だった彼女、その男がまだ未練をもっている
彼女に連絡をとり、男の自宅に呼ぼうとします。
それはじゃあ一体なんのため?
自殺の第一発見者にするため?

なのに少女はバッチリ彼女への電話で「警察です」と嘘をついちゃってるし
それじゃあ自殺だっておもうよりまず殺されたって思うよね。
隣の家の奥さんにも顔見られてるし。

最後は男が死んで(死ぬつもりはなく、助けてあげるから飛び降りたフリを
しなさいと少女に言われて飛び降りたら、助けてもらえず死んだわけだが)
共犯の男も自殺するときあなたがやったわよといっていたわ、と言うってことは
共犯の男も少女が殺したと思われるが、その
「あなたがやったといっていたわよ」の証言だけで結局証拠がない。
それで疑わしいだけのロリコン男は死んでしまった。
最後に昔の彼女にもう一度やり直したいという希望だけを抱いて
そのごくわずかな期待のために少女の口車にのせられて死んだ。
…それってあまりにも救いようがなくないか?

この映画には「カタルシス」というものが皆無。
最後までどちらにも感情移入できずおいていかれっぱなしで
目の前で繰り広げられる攻防戦を口をぽか〜んとあけて見守るだけ。

ただし映像はきれい。
構図も凝ってる。色彩も常に2色くらいでスッキリ。
めちゃめちゃセンスをかんじる。
キャシャーンのときのような、きれいだけど
ごちゃごちゃごちゃごちゃ何を見せたいのか
さっぱりわからない「これでもか!」というくらいのいやみな
才能のおしつけはない。
あと主演女優の(大竹しのぶににてる)個性的な存在感と
圧倒的な演技力と迫力。それは賞賛に値する。
おそらく男性の役者さんも名のある方なのだろうけれど
あどけない狂気に喰われまくっているので
それが余計に女優を引き立てたかも。

というわけで脚本以外のスタッフの次回の作品に
注目いたしたいとおもいます。

みなさまおそろいで…レンタル開始までお待ちください。

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初めまして、樹里と申します。わたしもうつ病で仕事を休んでいます。登録して行きます。

2006/9/7(木) 午前 8:56 [ kur**ara*urit*yo*i ]

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マドンナのアルバムから連想して借りたんですが、おんなじ感想ですね なぜ14の小娘に自殺する程追い込まれるのか?

刑務所はつらいと言う理由だけで自殺するか?
彼女に脅迫されたとして、正当防衛も通用するのでは?
果たしてドナを殺した犯人は?

などなど

話題作と言う意味では正解でしょうが、作品としては時間のむだでしたね

2010/7/11(日) 午後 11:58 lou

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2007/5/11(金) 午後 4:41 [ クリップがいっぱい ]

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