教科書にナイ憲法コーギっ!

2014年3月『法学と憲法の教科書』(八千代出版)/大学非常勤講師

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高校教育が事実上無償化になる。憲法は国民に子供に教育を受けさせる義務を課し、同時に、無償としている。これを受けて、法律で小学校・中学校の教育を義務教育と位置づけている。高校教育は義務教育とされているわけではないので、事実上の無償化というわけ。

小学校・中学校は一定の年齢に達すれば通わなければならないのだから、そのための費用を税金で補填し、国民の負担を軽減するのもかまわない。第一、教育というのはサービスであって、利用するのもしないのも本来は自由なもの。そのサービスを強制するのだから、国家が費用を肩代わりしているという理屈。

ところが高校は義務教育ではない。利用するもしないも自由であり、しかも、利用したくとも、能力がなければ利用できない。利用できる国民と利用できない国民が別れる教育である。にもかかわらず、利用できる国民にだけ税金で補助するというのは、不平等ではなかろうか。

法的問題のほかにも問題はある。無償だからとりあえず高校にいけ、と勉強したくもない子が勉強を強制されることになる。そういう子も学校に行けば勉強する。と考えるのが間違いで、間違いないのは、勉強しようとしている子の足を引っ張ること。授業が成立しなくなることは用意に想像できる。

現在、大学は無償化の予定もない。大学に来る学生は、自らの意思で学問をするためにきているはずである。だが、実態は、教室の後ろで私語。出席しなければ単位認定されないということを、文部科学省が指導するので、出席の管理は厳格になる。出席のためだけにきている有様。で、単位を与えないと、大学に文句を言う始末。

全員に教育を受けさせるシステムよりも、勉強している者を優遇するシステムを作るほうが、よほど国家のためになると思うのだが。

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ご意見ごもっとも!目的意識とやる気のない高校生にまで援助は不要。むしろ、勉強して将来を期する人たちにこそ、奨学金制度や生活支援の拡充などの枠組み整備で、さらに支援することが大切でしょう。

2010/5/23(日) 午後 0:27 [ - ] 返信する

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高校以上は義務ではないのですから、能力に応じた教育でいいわけですよね。奨学金制度等の拡充のほうが、国益に適っていると思います。

2010/5/25(火) 午前 9:08 [ gg87a ] 返信する

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