二つの友愛
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世界史の中で最もドラマティックでドラスティックな史実の一つと言えばフランス革命ですね。
今まで何度か数冊の本を通じて、この大きな革命を思い浮かべたことがあります。
最初は小学の頃に読んだ世界史物語の本。バスチーユ、ラ・マルセイエーズ、ヴェルサイユ
などの言葉を最初に目にした時、どきどきして読んだ記憶があります。
次は遠藤周作の小説 「王妃マリーアントワネット」。 今でも私はアントワネット王妃が好きです。
さらに、ジュール・ミシュレの 「フランス革命史」 では詳細の革命史を辿ることが出来ました。
フランス革命は、王の絶対的権威が否定され三部会が開かれてから、瞬く間に政治勢力が
遷移して行く過程です。去年は議会の極左翼だった勢力が今年は極右勢力になっていると 言うように次々と王権に近い勢力が排除され、より下位の身分であった人々の政治勢力が 急速に権力を握るようになっていきます。その年月たるやわずか五年ばかり。 ロベスピエールが断頭台の露と消えるテルミドールの反乱を持って一応フランス革命の終結
とみるのが一般的でしょう。もっと広範囲の解釈であれば、ナポレオン時代を経て第三共和制 が成立するまで、と見ることも出来ます。 革命のシンボルとなった、青・白・赤のトリコロール。
青は自由、白は平等、赤は友愛。
では、友愛 とは何でしょうか?。
友愛という言葉で能記されるものには二つの概念があります。
民族の絆、同胞愛、愛国 => ナショナリズム
民族、国家、人種を超えた愛 => インターナショナリズム、コスモポリタニズム、グローバリズム
鳩山由紀夫氏の提唱した友愛はどちらかと言えば後者のほうですね。
そしてイントロにラ・マルセイエーズを冠した All You need is Love の愛も後者の友愛。
なぜなら人類初の世界同時放送に流れた曲ですし、このイベントはグローバリズムの萌芽
としての意義があったのだと思います。それに何しろ作者が世界平和のカリスマですし。
しかし、フランス革命では、最初の意味での友愛です。
つまり、伝統的な王権・貴族による旧体制を打倒して市民の国家とするために、国民・民族
の絆、愛国的衝動、同胞同士の信頼などの排他的な意思を精神的支柱として掲げたのです。
同じ友愛という言葉でも双方は正反対の運動であるということがわかります。
現代の日本では愛国は保守のメルクマールですが、当時のフランスでは革命を推進する左翼
の支柱だったということです。
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ちなみに、今回の参議院候補者への意見聴取での地方への権限委譲については、
権限委譲を推進する意見が、民主・自民の区別なく、圧倒的に多かったように思います。
Q.国から地方自治体に財源・権限を移譲する地方分権について選んでください。
A.1 移譲を進め、自治体の裁量で実施できる業務を最大限増やすべきだ <-多数意見
A.2 慎重に進め全国一律のサービス水準を国が保障すべきだ。 言うなれば、地方の友愛?。 しかし私は全国一律水準を視座に入れた自治体運営 (A.2) も必要だと考えます。
なぜならば、地方権限の重視、地方主権の陰に所得再分配の公正が脅かされるおそれがあるからです。
ちなみに、例えば東京都文京区に住むみなさんの中で車を一台奮発して購入しても
あながち損をしたというわけでもない人々がいます。
なぜでしょうか?。それは近いうちに記事で書くことにします。
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