ここから本文です

書庫全体表示

記事検索
検索

全86ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

<<この自転車ツーリングの先頭へ



奈半利川を渡る。
イメージ 1




すぐ隣駅の田野駅。この駅にも道の駅が併設されている。
昼食時ということもあって、とても混み合っていた。


こんなものがあった。
自転車SHOPの前においてあるロードバイクを引っ掛けるスタンドではなく、
お遍路さんの杖を立てかける杖レスト。
イメージ 2


「四国遍路」 −回遊型巡礼路と独自の巡礼文化− と書いてある。
いたるところ、お遍路さん率が高い。



休憩もそこそこに国道に戻り、先を急ぐ。
イメージ 3


高知まであと30km程。今日は距離を稼ぐことができた。

おそらく今日中に高知市内にたどり着けるだろう。
でもその先、足摺岬はまだかなり遠い。


高知市から足摺岬は、直線距離で室戸岬から高知市までの倍ほど。
海岸線は険しく道は曲がりくねっている。
さらに海岸線をなぞることができず、山の中へ分け入るところもある。

下手をするとあと4日くらいかかるかもしれない。
なんだか自信がなくなってきた。



13:00 道の駅大山岬。
イメージ 4


小さな道の駅だが、食堂がある。
ちりめん丼を注文。
イメージ 5


シソとノリの香りで食欲が目を覚ます。
こちらのちりめんは、抵抗もせず、おとなしく食べられている。
塩味も、汗をかいた体に心地よかった。

奥の黄色いのは、たくあんではなく、小夏という果物の一切れ。
甘くジューシーで、回りの白い部分も食べられる、

今売り出し中の柑橘類だそうだ。 うまかった。



食後にくつろいでいると、ツーリングのローディさんが道の駅に入ってきた。
聞いてみると、テント泊で走れるところまで走り、
デポした車のところまで、鉄道で戻るとのこと。

荷物は決して多くはないが、サドルの後ろに高く積まれている。
シュラフは嵩高いので既に削減したが、次はテント削減を検討中、
とのことだった。

やはり、ロードバイクでのツーリングは荷物量で苦労するようだ。


でもそのローディーさんは、
高く積まれた荷物をものともせず足を上げて跨いでいたが、
自分はといえば、筋肉痛でサドルの高さでさえ跨げなくなっていた。



13:40 大山岬を発ち、湾を挟んで向こうに見えていた
安芸市へ向かって走り出す。

先のローディーさんから、2つの情報をもらっていた。

一つは、安芸市で阪神タイガースが春にキャンプを張る球場あたりから
走りやすいサイクリングロードがあるということ。

もう一つは、明日から雨だということ。



14:11 首尾よく、球場前駅の前あたりで、
海岸の際につけられているサイクリングロードに乗った。
イメージ 6


サイクリングロードは、走りやすいところが多いが、
木の根がアスファルトを持ち上げ、がたがたになっていて
スピードが出せないところもあった。

信号もなく、車を気にする必要がないので
おおむね気持ちよく走ることができた。


時おり、土佐くろしお鉄道が見える。
イメージ 7

イメージ 8


どれくらい走ったか、堤防の内側や、緑地などに応対しているうちに、
終点に近づいてきたようだ。
イメージ 9


サイクリングトンネルを抜けたところから、
案内板に書いてある手結浜(ていはま)キャンプ場へ向きを変えた。
イメージ 10



つづく

この記事に

<<この自転車ツーリングの先頭へ



道の駅キラメッセからしばらく走っていると、旧道が目に入り、
吸い込まれてしまった
イメージ 1


国道は車が多くなり、走るのに気を遣うようになってきていたが、
旧道はそういうこともなく、時間が止まっているようだ。
イメージ 2


川向うの集落とつながる石橋を渡る。
イメージ 3


渡った先に何か案内板が出ている。 吉良川の街並み。
イメージ 4


江戸中期から明治期に、薪や木炭、またそれらを京阪神へ運ぶ廻船業で栄え、
土佐漆喰、水切瓦、いしぐろと呼ばれる石塀などの家並がかたち作られたらしい。
イメージ 5


地元スーパーにも目が行ってしまう。
イメージ 6


少し離れたところにも、部分的に歴史を感じさせそうなものがぽつぽつとある。
イメージ 7


迷い込んだおかげで、思いがけずいいものを見つけたような気になった。




さあ、そろそろまじめに走るぞ。

11:10 国道沿いの羽根岬パークエリア
イメージ 8


お遍路さんと日陰を分け合う。



11:40 奈半利(なはり)の中心部に着いた。

徳島市とつながっている小松島市街地以来の大都会。

高知市へつながる土佐くろしお鉄道のターミナル駅がある。
とは言っても、1時間に1本前後だが。
イメージ 9


サンゴ遊覧船もあるようだ。
イメージ 10



四国の南側は、奈半利、伊座利、日和佐など、
神話に出てくるような地名が所々にある。

古来の呼び名に漢字を当てはめたような地名。

黒潮のおかげで、異文化に触れる機会が多かったからか。
それとも地形によって古い文化が守られたからか。

そういえば、室戸もそうした匂いのする地名に思えてくる。

だんだん疲れてきて、何の裏付けもない勝手な想像が
走りながら膨らんでくる。



つづく

この記事に

<<この自転車ツーリングの先頭へ



室戸岬の灯台は、中岡慎太郎の背後の山の上にある。
イメージ 1


せっかくだから上まで登って、景色を見てくればよかった。

8:30 出発。

すぐに、山の上の室戸岬夕陽丘キャンプ場へ続く道を発見。
急斜面をヘアピンの連続で上がる道だ。
イメージ 2


最初の目論見通り、徳島港から1日でここまで来ていたら、
夕暮れ間近の疲れた体で、この山を登らされるところだった。

恵比寿浜、東洋町白浜と細かく区切ってよかったと、この時思った。
そう思ったことを、今は、我ことながら前向きで懲りない性格だと
あきれている。



まだ8時半過ぎだ。
室戸岬の西海岸を北上し始める。
イメージ 3


景色はあまり変わり映えがしないが、
東海岸より山と海の間に余裕がある。



8:45 海の駅とろむ。
イメージ 4


ここは昼飯候補の一つだったが、時間が早すぎてまだ開いていない。
自分のツーリングなのに、なかなか時間が見通せない。
イメージ 5

広い港の一角にあるいい施設だ。



海沿いの平坦な道を進む。
傍には、ヒルガオが咲いている。
イメージ 6




室戸岬を振り返る。
イメージ 7


まるで海に浮かぶテーブルマウンテン。

あの上からの眺望は雄大だろうなと、
そばに行っても登る気が全くなかったことを棚に上げて、そう思った。



かなり暑くなってきた。
上は既にTシャツだが、下も短パンでよいくらいだ。

フロントバッグから引っ張り出すのが面倒くさいので、
もう少し長ズボンのままで我慢する。



9:30 道の駅キラメッセ。

売り場も駐車場も小さめだが、にぎわっている。
お刺身用として、いさぎ、すま、本鯵が並べられている。
イメージ 8


本鮪のわた なんてのもある。
イメージ 9


金目鯛、いがみ、ふか鉄干し、かます子。
イメージ 10


土産はクール宅急便で送って、
揚げたてのささがきゴボウ天ぷらと炊き立ての山菜おこわを自分用に買って、
イメージ 11


海が広がるベンチで食べた。
イメージ 12




10:15 出発。 高知まであと50km。
今日はどこまで行けるだろうか。



つづく

この記事に

<<この自転車ツーリングの先頭へ



奇岩が見えてきた。
イメージ 1


6:58 夫婦岩という岩だった。
イメージ 2




7:07 椎名漁港。
このバス停でもお遍路さんが寝ていた。
四国のバス停は、全てお遍路さんに占拠されているのかもしれない。



この頃、ローディーさんとたびたびすれ違うようになった。
トレーニングらしい人もいれば、ツーリングらしい人もかなりいる。

荷物の多そうな人をツーリングの人と決めつけているのだが、
その人たちは背負ったり、大きめのサドルバッグに詰めたりして走っている。

ロードバイクはスピードも出るだろうし、
車体そのものが軽いので輪行も容易そうだが、
荷物の量に制約があるように見えた。


宿を予約して、一泊二日の自転車旅ならロードバイクもよさそうだ。

二泊以上で荷物が多くなる場合、あるいはテント泊の場合は、
キャリアを付けたランドナーだな
と勝手に結論付ける。



7:22 ジオパークシティという建物が見えた。
室戸の地質の博物館のようだが、
まだ時間が早すぎて開いていなかった。


7:45 ディープシーワールドという建物が見えた。
海洋深層水に関する博物館のようだ。
ここも閉まっていたが、敷地内の端でおばちゃんが売店を開いていた。


何か久々に温かいものに触れたような気がして、
おばちゃんと話をしながら、長めの休憩を取った。


高知名物 1×1アイスクリーム。 その名の由来はよく知らない。
イメージ 3




室戸岬が近いづいてきたのか?
イメージ 4


ここまで、およそ40kmほど。 ずっと平坦だった。
それでも3時間くらいかかった。


弘法大師が居住したとされる御厨人窟(みくろど)。
イメージ 5

イメージ 6

こんな洞窟が2つ並んでいる。
少し気持ちに余裕が出てきたので、お参りした。


8:20 室戸岬に着いた。
イメージ 7


室戸岬防災計画の看板の前で記念撮影。


中岡慎太郎の銅像が、岬の先を見据えている。
イメージ 8


地質的に貴重らしい岩石がごろごろしている。
イメージ 9

ちょっとだけしか探していないが、
岬の最先端がどこなのかは結局良くわからなかった。



つづく

この記事に

<<この自転車ツーリングの先頭へ



自転車ツーリング4日目。

3:26 起床。 キャンプ場のトイレに顔を洗いに行く。
今日は全く寒くない。


5:03 空が白んできたので、出発した。
イメージ 1




東洋町白浜キャンプ場を振り返って見る。
入り組んでいるのに、遠浅の浜だったようだ。
イメージ 2




スタートから真面目に走る。
海を見ると、とても静かだ。 三日月が出てきている。
イメージ 3




車は全く走っていない。


トンネルがあった。
迂回路もありそうだったが、中にしっかりとした歩道もあるようなので、
そのままトンネルに突入した。



野根川を渡る。
隣にそそられる橋を見つけるが、見なかったことにして先を急ぐ。
イメージ 4




5:30 日の出。
イメージ 5


この辺りは、運が良ければダルマ朝日なるものが拝めるらしいのだが、
今朝はダルマではなかった。

既に暑くなってきたので、ヤッケを脱いだ。


行く手を見る。
ずっと海岸線沿いの道だ。
はるか先にかすんで見えるのが室戸岬か?
イメージ 6




起伏はほとんどないので、とにかくペダルを回した。


途中は何もない。
ひたすら海岸線に沿って伸びる道。


山側を良く見ると、高さ5m位のところに道の痕跡のようなものがある。
イメージ 8

イメージ 7


旧道か、それとも鉄道跡か?



海は穏やかだ。
拒まれているようではなく、しかし受け入れられてもいない、
ただ荒涼とした不思議な時間、その中を走る。
イメージ 9



途中、ローディーさんとすれ違う。
いったいどこから走ってきたのだろう?



ずっと先の海岸沿いに集落らしいものが見えた。
ただそれだけでほっとする。
イメージ 10



6:12 入木のバス停

まだ早朝だという事もあるが、静まり返っている集落、
そのはずれにある屋根付きの待合室のあるバス停を見つけ、
少し休憩。
イメージ 11


ちょうど二人連れのローディーさんが向かい側から来た。

二人が横を過ぎたころ、
バス停の中からお遍路さんが起きだしてきて、びっくりさせられた。

確かに荒野の中を歩いて疲れた時に、
このバス停はオアシスのように見えるかもしれないが、
ここで寝る勇気は出ない。



6:25 佐喜浜。
イメージ 12


室戸まであと24km 高知まで102kmもあると案内板が示している。
東洋町白浜キャンプ場から14、5km走ったことになる。


佐喜浜はホエールウォッチングで有名らしい。
見てみたいものだが、今は時間が惜しい。


さらに海岸線を進んだ。



つづく

この記事に

全86ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事