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北山の峠へ行ってみた

京都に来たなら、やはり北山を登らねば。
気候も良くなってきたし、ランドナーをひっぱり出した。
ちゃんと動くようだ。

鞍馬街道を北へ。 新緑が眩しい。
川床の準備が始まっている貴船の料亭街を抜け、
その後どんどんきつくなる勾配を、押したり、ちょっと乗ったり、また押したり、もっと押したりして、
芹生峠に到着した。

何の変哲もない切通しの峠だったが、風は心地よい。
向こう側へ下り始めると、空気が冷たくなる。


芹生の集落から、今度は旧花脊峠をめざす。
岩屑だらけの未舗装路。 本当にこの道で正しいのか?

手入れの行き届いた北山杉の林なのだが、不安なまま突き進むこと40分程、峠らしき乗越に。
さらにその先に、お地蔵さんの祠と分岐。 ここか。

分岐の左手方向、コンクリート舗装に、杉の枝やら、苔やらが被さった急勾配を下ると、
きれいな車道に出た。

うん、旧花脊峠はマイランドナーが良く似合う峠だったな。


あとは車道を登り返し、車道の花脊峠を越え、
手が痛くなるほどブレーキを握りしめて坂を下り、
鞍馬駅前で洛北フレンチトースト(これうまい)を食べて、家に帰った。

しかし北山はまだ寒い。 サイクリンググルーブの上に、軍手をつけてしまった。
2014年4月19日(土)

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京都にいる

しばらく前から京都に移り住んでいる。
来てこのかた、歩き回っている。

 有名な社寺仏閣、
 地元の人々の生活に密着してる小さな社寺、
 大切に守られている街角のお地蔵さん、
 今も格子の奥で職人さんが作業していそうな京町家
 手入れが行き届いて良い味わいの仕舞家、
 現役で頑張っている土蔵、そしてその分厚く小さな窓
 銅葺の屋根の緑青が迫力ある銭湯のファサード
 当時はハイカラだったろう昭和初期の洋風看板建築
 古いアーケード商店街

こんな、古いもの好き、ヴィンテージ好きにはたまらん風景が、
高密度で目に飛び込んでくるものだから、
自転車だと見落としてしまいそうで心配。

自転車で移動するのにちょうど良いサイズとよく言われる京都だが、
今は歩き回ってばかりいる。

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高野山・護摩壇山・果無山麓 避暑サイクリング その10

ここ数日の行動パターンの影響で、朝3時ごろ目が覚める。
夜10時に男女の大浴場と露天風呂が入れ替わっているので、新たな露天風呂へ。

またさっぱりした。
もはや体も頭もすっかり帰還モードになってしまい、
雨まみれ、汗まみれになって走る気が失せてしまっている。


朝食までの時間にのろのろと荷物をまとめ、
その後チェックアウトを済ませる際、本宮に一台しかないらしいタクシーを手配してしまった。


膳いっぱいに並べられた朝食。
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さらに後から、温泉粥が届く。
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腹がはち切れんばかりに粥を食べて満足し、タクシーに乗せるために自転車を分解した。

タクシーでどこへ行くのかと言うと、十津川まで。
ツーリング出発前に、ヤマトの十津川営業所へ自転車の梱包材一式を送りつけていたので、
そこまで自転車に乗るか、あるいは携えて行かなければならないのだ。

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奈良交通バスの新宮-八木線は、湯の峰温泉からほど近い本宮大社にも停留所があるので、
何とかする手は他にもあったかも知れないが、今日も大雨警報が続いていたこともあって、
十津川までタクシーという最も贅沢で芸のない選択をした。


7:30 湯の峰荘出発
今日も景気良く降っている。
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運転手さんが、十津川へ向かう途中のトンネルが閉鎖になっているので多少迂回すると言う。
まあこの辺りはそういう事は良くあるだろうな。

そしてそのあおりで、奈良交通バスが昨日運休だったとも言った。
えっ、そうだったの? じゃ、昨日頑張って県道735号線を突破しても、十津川からは出られなかったってこと?

もし十津川で足止めを食っていたら、どうだったろうか?
宿は確保できただろうか? それとも近くのキャンプ場でまた雨キャンプだったか?
果無山脈を大きく南へ迂回したことが、結局ラッキーだったのか、アンラッキーだったのか。


本当によく降っている。 ともかく今日は自転車で走らなくてよかった。
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奈良県側に入ると雨はやんでいた。 
道が乾き始めているところを見ると、越えてきた山を境に天気が大きく違うようだ。
窓の外に、真新しい主要道路の脇のまがりくねった旧国道が見える。
いつか走ってみたい。 今は厭だが。


8:10 十津川役場の橋の反対側のヤマト営業所に到着。
車の外へ出るととても蒸し暑い。
あらかじめ送っておいた梱包材一式を受け取り、家で練習した通りに自転車を梱包し、
それを家へ送るために再び預けた。


バスは10:24発。 まだ1時間くらいある。
バス停の横にある道の駅十津川郷で時間をつぶす。
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兄弟都市(村?)とでも言うべきか、北海道の新十津川村のアイスクリームを食べる。
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時間になってもバスが来ない。 もしかして今日も運休か? やめてよね。
隣にある役場に入って聞くと親切に調べてもらえた。
途中のトンネルが閉鎖になっているので、遅れているらしい。
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8月4日はハシの日なのか。


11:15 バスが来た。
10人程度の乗客と一緒に、国道168号線を揺られて北上する。

新宮から乗ってきたらしい若い数人連れは、最後尾で爆睡している。
こちらは若くも無く、今日はまだ大して体も動かしていないので、座ったからと言ってすぐ眠れない。


バスの車窓からも、魅力的な旧国道が目に付く。
秋に走ると綺麗だろうな。 走りきれなかった県道735号線もまたトライしたいものだ。


途中、昨年の紀伊半島大水害で被害が大きかった五條市大塔町宇井の横を通った。
被害のあった道は寸断されたままだが、対岸に新しい道ができつつあった。
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総距離およそ230〜50km。


おわり

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高野山・護摩壇山・果無山麓 避暑サイクリング その9

温泉から上がって、まずは牛乳。

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夕食は豪華だった。
梅酒のアペリティフで食欲が呼び覚まされた。

今朝勝浦で水揚げされたマグロとか、
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熊野牛とか、
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カツオ、馬刺しとか、
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あゆの炭火焼とか、
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酢の物とか、
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面白い食感の海藻のお吸い物とか、
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一瞬どれから手をつけたらよいか迷うが、あっと言う間に全部平らげた。

食後にもうひと風呂浴びて戻ってきてからは、それ程長い間起きていることはできなかった。
久々に見たTVで、こちらより京都府南部の方が雨がひどく水害になっている事をニュースで知って、
そのまま寝てしまった。


−つづく−

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高野山・護摩壇山・果無山麓 避暑サイクリング その8

小広トンネルを越えると、あとは緩やかな下り基調になった。
時々、濡れた緑の香りがする。

小さいトンネルが数個、
また青い案内板が示す川湯、渡良瀬、湯の峰の各温泉までの距離が少しずつ小さくなって、
13:38 湯の峰温泉の入り口に着いた。


テント泊と、雨中のランドネに飽き飽きしてしていたので、
つぼ湯で有名な湯の峰温泉の方へ、そのままふらふらと入り込んでしまう。
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そして、空き室ありの看板に引き寄せられて、湯の峰荘にチェックインした。
まず部屋でホッと一息。 気温はそれ程でもないが湿度が高かったのでエアコンがうれしい。
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盆料金だが、空き室を見つけただけでもラッキーだった。
チェックイン後、自転車から荷物を取り外したり、雨をふき取ったりしている時に、
宿の人が空き室ありの看板を満室の看板に掛け替えていた。

フロントキャリアからバッグを外した時に、
フォークのダボとキャリアを連結していたネジが無くなっている事に気づく。
異音の原因はこれだった。


自然に親しむのは大好きだし、文明の恩恵にあずかるのも同じくらい捨てがたい。
両方セットで味わうと、それぞれの有難みが増す。
まあ自然と言っても、所詮舗装路を走っただけなのだが。

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何はともあれ全身の垢をくまなく流し、露天風呂にずぶずぶと身を沈めると、体の周りで湯の花が舞った。
小雨も露天風呂なら風流だな。
今夜も大雨警報だと叫ぶ地域有線放送を遠くに聞きながら、そのまま寝込んでしまいそうになった。


−つづく−

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