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アンダンテ また旅日記♪
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「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で気になっていた事
トラの名前の由来ですが 作中では「川に水を飲みに来た喉の渇いてトラの『サースティー』から
『リチャード・パーカー』になった」
と説明されていました
未読なのですが原作でもそうなのでしょう 原作者はなぜリチャード・パーカーにしたのか?
ちょっと調べてみると
 
19世紀に実際に起こった海難事故「ミニョネット号事件」がヒットしました
イギリスからオーストラリアに向かうヨットが難破し 船長1・船員2・少年給仕1が 救命艇に乗り移り漂流
しかし備品は殆ど無く食糧難に 結果 衰弱していた17歳の少年給仕が殺害され・・・という事件
その少年の名前がリチャード・パーカーでした
ドイツ船に救助された生存者3名は 帰国後殺人罪で裁判にかけられ有罪になりましたが 
衰弱した少年の死を待ってからでは 3人は生き延びられなかった等 世論は同情的な意見も多く
ヴィクトリア女王の特赦で釈放された ということです
 
これを知って やはり シマウマは日本人 オランウータンは母 ハイエナはコックなのだろうか と考えました
トラはパイの心の拠り所となった「神」  
幼い頃に友になれると思ったものの父にたしなめられた「強き物」 人間の感情や感傷を越えた存在として
具体的に彼の前に現れた〜そして実際彼には見えていた存在だと・・・
パイがメキシコに辿りつき 生存が確信できた時 彼に付き添った神は彼の元を去った
この時 彼は具体的な神が見えなくても 既に十分だったのかな?と
 
キリスト教 ヒンドゥ教 イスラム教のどれも信じたかった彼 パイの 
全ての神を体現したのが『リチャード・パーカー』 
パーカーの存在が彼に生きる意欲と様々な知恵を絞る事を要求したし 慰めも与えた
 
これはあくまでもアンダンテの考えたことで 多分 見た人一人一人が それぞれの思いを抱くし
又 その余地が沢山残された作品は 後々まで心に残るのだろうな と思います 
 
「リチャード・パーカーの目に友情を見たんだ」という少年に 言った父の言葉は印象的です
「人間は自分の見たいものを相手に見るんだ」
 
 
 

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