ウチナーおじさんの海外漂流記

旅や自然に関する事柄について書いてます。

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2007年6月24日

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イタリア、アパート事情

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ルッカは、ローマ時代まで遡る非常に歴史のある街である。中世には、トスカーナの都市として唯一、フィレンツェの統治下に置かれない、自治国家として発展した。

19世紀にはナポレオンの妹に統治されたこともある。現在も多くの歴史遺産が破壊されること無く残り、トスカーナ州でも最も美しい都市の一つとして知られている。



ルッカでのアパート探しには不動産屋を通して5つほどの部屋を案内してもらい、最終的には家具つきのアパートに入居した。選んだのは築1107年の物件だった。1000年以上も建っているのだから僕らの住むわずかな期間位では崩壊の心配はないだろうという科学的、合理的、かつ予算的な決断を下した。


部屋は3階の上層階、エレベーターなし53ステップ、バス・トイレ付き、リビングにシーツ付きのベッドルームが2部屋あり、鍋・食器、食器洗い機、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、さらに小さなTVがついて日本円で55000円ほどだった。2000年当時のことで、今は物価も円とユーロの為替相場もかなり違うのですでに参考にはならないかも知れない。だが記録として書いておきたい。
(当時、ルッカでは夫婦、子供一人の家庭で平均収入は10万円だと聞いた)


最初に案内して貰った部屋はフィリンゴ通りというルッカではもっとも賑やかな通り(といっても車がやっとすれ違える位の通りで、基本的にゴミ収集車、警察車両以外の車は通行禁止)に沿ったやはり古い4〜5階の最上階にあった。息を切らして上り詰めた部屋のドアの入り口にはハトの糞で白くなったキューピドらしき小さな像が置かれていた。外廊下もハトの糞で汚れていて、何年も掃除してないような感じだった。


中に入るとムッとかび臭い空気が漂っていた。部屋数は6つか7つ、それぞれの部屋にベッドが置かれていて、リビングルームと台所には暖炉が備わっていた。古いテーブルや古いタンスが部屋には置かれ、家賃は5万円ほどだった。


下宿屋が開けそうな感じの広い場所でアダムズファミリーが住むにはふさわしいが、そのおどろおどろしさは毎晩うなされるのではないかという予感がして、却下。


他にも見せてもらった部屋はまだ入居人が居て、翌月に退去しだい入居可だとか場所の問題とかいろいろあって結局、ルッカの中心にあるサン・ミケーレ教会の近くの内装の新しいアパートを借りたのだった。


*写真はルッカの城壁内側全景とサン・ミケーレ教会(ファサードの上に立つ天使像にはかつては宝石が埋め込まれていたとか)

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