化石の遊歩道

暖かくなってきました^^

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いつの間にか・・

いつの間にか・・
 
 
桜が咲いていました。
 
イメージ 1
近所の公園にて(本日撮影)エゾヤマザクラ
 
 
・・と冒頭に桜の写真を持ってきましたが、決してZX9-Rさんの真似ではありません^^;。
 
ここ2、3日暖かい日が続いたせいで、札幌にもついに桜の開花宣言が出ました。
今年の桜前線は3月21日に高知市を出発してから41日目にしてやっとこちらに到達しました。
なんでも例年よりも5〜6日早いとか・・
3、4月と寒い日が続きましたが、やっと追い付きましたね。
後は山の雪解けを待つばかりです^^。
 
 
 
先日の日曜日に師匠のご自宅に遊びに行ってきました。
もちろんセノマニアンの壁で採ったPholadomya(ペクテンさんにはお世話になりました)とオウムガイを持って行ったのですが・・
 
早速師匠にPholadomya見せると、
ん〜何処かで見たような気がするな〜と言って文献や図鑑を見ていましたが、
なかなか見つかりません。
そうこうしているとやっと文献の間から一枚の折りたたんだ古いコピー用紙が出てきました。
おおこれだこれだ!と言って師匠が広げます。
 
 
 
 
開くとそれは・・
 
イメージ 2
 
 
三笠層で採取出来る二枚貝の一覧でした^^。
 
 
赤マルの貝がPholadomyaです
おお〜これで間違いないですね。
拡大すると・・
 
 
イメージ 4
 
で、現物はこれ
 
イメージ 5
 
 
です^^。
 
さすが師匠!こんな三笠層の二枚貝図解なんて見た事はありません。
師匠も何十年ぶりに開いたと言って笑っていました^^。
 
 
三笠層の図解を見たついでに例の露頭で師匠が採取したアンモ、オウムガイを見せていただきましたが、師匠曰く、採石場だった時に2、3回行っただけとの事・・
でもこんな立派な標本がそろっていました^^;。
 
 
イメージ 6
(携帯画像です)
 
 
右上2個がオウムガイ(殻付き)、その下はマンテリセラス・・
左下はコスマテラ・エニグマ・・だと思います^^;。
 
 
標本に圧倒されていると、そう言えばオウムガイ採れたんでしょ、見せてみなさい、と言われおずおず差し出すと・・おお、上等、上等、保存の悪いのはしょうが無いね〜
と優しく仰って頂きました^^;。よかった!
 
 
 
で、保存の悪いオウムガイはというと・・これです(笑)。
 
イメージ 7
クリーニングが意外と大変でした・・
 
真上から見るとヒビだらけなのでこの角度から(笑)
 
 
螺環の様子は・・こんな感じ^^。
 
イメージ 8
 
 
まぁそれでもそこそこの大きさなので満足しています^^。
 
で、師匠のご自宅にお邪魔してからあっという間に2時間が経過・・
そろそろおいとましようと思って腰を上げたら、はい、これお土産・・
と言って渡されたものが・・・
 
エゾセラス・ノドサムでした
 
ヽ(^◇^*)/ ワーイ
 
イメージ 9
イメージ 3
荒削りだったので少し修正しました
 
 
いつもお邪魔すると必ずお土産をくれます。申し訳ないなと思いつつ有難く頂戴いたします^^。
なんでも昨年一緒に行ったコニアシアンの沢で見つけたエゾセラス
8段あったのでとの事・・・Σ(゚д゚;) 。
 
現物を見せていただきましたが、あまりにも素晴らしくて声が出ませんでした。
あまりのショックに写真も撮り忘れてしまう有様でした(笑)。
 
 
 
 
今日は連休中日、明日からまたお休みの方も多いと思います。
(私は仕事ですが・・)
気になる天気は下り坂みたいですが、後半には晴れてくるようです。
巡検に行かれる方も多いと思いますが、お気をつけて巡検なさって下さい。
 
私もGW明けにはちょっと出かけてみようかと計画を練っている最中です。
 
それでは。
 
 
 
 
 
 
 

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セノマニアンの壁その2

前回の続きです。
 
露頭の巡検を終え、近くの橋のたもとに止めてあった車に戻り、またの再会を約束し各自
次の目的場所に車を走らせました。
私はGW前に行ってみたい所の下見をするためにI春別方面に車を走らせました。
着いた所はコニアシアンの沢、OS沢(YK沢とも言います)の入り口です。

でも私の前に立ちはだかったのは・・こんな雪(笑)
 

 
イメージ 1
 

ゲートの後方(沢の方)から写真を撮っています。
ゲートが隠れて見えません(ノ´▽`)ノオオオオッ♪。
入り口近くの橋の上から川面を見ると・・
 
 
イメージ 2
右やや上の川はOS川、上流から泥水が流れてきています。
 

茶色い水がまさに濁流になろうとしています。
林道の奥の方を見ると・・
 
イメージ 4
 


まだまだ雪が林道一面、覆い尽くしています。
かんじきを履いて奥に進んでみます。

気温は高いのですが、雪の表面は硬く、がっしり締まっている様な感じです。
ネコヤナギの銀白色の花穂はもう春の気配なんですけどね。
 
 
イメージ 5
 
 
やっと奥の露頭に到着しましたが、露頭は殆ど雪で覆われて、転石も殆ど見当たりません。
 
 

イメージ 6
 

これはダメだなと引き返しましたが、途中妙な物を発見!
 
 
イメージ 7
 

これってカバノアナタケって言うものなんでしょうか。木の穴から垂れたウ○コの様に見えますが(笑)。
カーブミラーで記念撮影(笑)。
 

イメージ 8
 
 
そんなこんなで本日の巡検は終わり。
本日の収穫は覆道下で拾った数個のノジュール。もしかしたらサメの歯が入っているのではないかと・・クリーニングが楽しみです。

ところで最近風景写真ばかりでつまらない!という意見が聞こえてきております。
そこでまだクリーニング途中ですが、覆道で採取した化石を緊急発表(笑)。
 
 
まずトリゴニア(インノジュールでした)。
合弁です。覆道のトリゴニアは表面の殻が白く風化しているのが殆どですがこのように殻の表面まで残っているものは珍しいと思います。
 
 
イメージ 9
イメージ 10
イメージ 11

 
これは良く見るプテロトリゴニアとは違うようですが、アピオトリゴニアでしょうか・・
どなたかご教示して頂けると大変助かります。
 
そしてなんとアンモも出て来ました!

イメージ 3
 
 
14mmの豆デスモセラス?です(笑)。
まだノジュールは残っていますが(アルビアンさんから貰ったツリリテスもあります)
その紹介はまた後日に・・。

細かく叩けばまた何か出てくるかもしれませんね。
 
 
ではでは。
 

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ナンヨウスギ

皆さん、こんにちは。一週間のご無沙汰です^^;。
 
 
風邪ひいてしまいました・・。数日前から舌の付け根というか喉の上が痛くて、唾など飲み込めなくなり、変だな〜と思っていたら今度は喉全体が痛くなりました^^;。
熱は無いので市販の薬を飲んでまったりしてたのですが・・お陰様で今はだいぶ良くなりましたが、なんだか軽く味覚障害になったような・・ご飯を食べてもコーヒーを飲んでも美味しくありません^^;。

思えばあの氷割が良くなかったのかなと・・汗かいちゃいましたからね〜^^;。
今日はやっと痛みも和らいだのですが、まだ体がだるいです。

ブログやネットは観るのが精いっぱい・・書き込む気力はありませんでした、とサボっていた理由を書いておきます(笑)。
 
 
今日の化石は地味〜な植物です(よほどネタが無いと思って下さいw)。

去年一度皆さんに見て頂いた植物片を含む化石ですが、やっと名前が分かったので報告いたします。
2010年5月にサントニアンの沢の転石から採取した化石です。
小さいですが、一緒にハウエリやメヌイテスが入っている石の中に入っていました。
 
イメージ 1
 
拡大すると
 
イメージ 2
 
このウロコみたいな植物片(欠片で恥ずかしいのですが)が今回分かった化石です。

剥がれてしまったのは紙粘土で作った土台の上に乗せました。
 
イメージ 3
 
本来でしたら自分で図鑑や文献などを調べるのが筋なんでしょうけど、今回はそのまま師匠に見て貰う事に^^;。
去年お借りした論文や資料をお返ししなくてはいけなかったので石も一緒に持って師匠の家にお伺いしました。
見るなり、「おう、これはアロウカリアだな」と・・
 
 

実は師匠はアンモナイトだけでなく植物の化石にも造詣が深く、なにげに植物の新属新種の化石を発見しています。
もちろんご本人の名前が付いているのですが、師匠曰く・・「アンモには名前を付けれなかったけど、植物に付いたのでまぁ良しとしようか(笑)」と言っています。

いや〜、本当に羨ましいですね。
自分の名前が化石に付いて後世まで残るなんて化石屋の夢ですよね。
私もいつか・・ってちょっと脱線してしまいましたが^^;。
 
 
アロウカリアはご存じの方が多い(知らないのは私だけかもw)と思いますが、現在でも南半球に見られるナンヨウスギの仲間です。
中生代には南北両半球に分布していて恐竜が登場する景観図の森に必ず書かれるほどこの時代を代表する木です。
化石はアロウカリアの球果の部分ではなく、球果が付く枝の様な部分だそうです。
本来でしたら球果の化石が欲しいところなのですが・・^^ゞ
 
とりあえずイメージとしてはこんな感じ・・(赤丸の部分)
 
イメージ 4

 
「そう言えば・・」と言って師匠が持ってきた文献にはもっと詳しい図が載っていました。
 
イメージ 5

実はこの論文は師匠が採取してきたアロウカリアを基にして書かれた論文だそうです・・・・・・
 
という訳で名前が分かった記念(?)という事で書いてみました^^。
 
最後に師匠がいつも言われる言葉・・
「アンモに関しては新種が出る可能性は無いとも言えないが極めて低い、植物に関しては研究があまり進んでいないので、まだまだ新種を採取出来るチャンスはあるよー」
との事。
 
う〜ん、まだまだチャンスがあると言われると巡検にも力が入りますね。
とりあえずルーペを買って(いままで携帯用ルーペは持っていませんでした^^;)今年の巡検はそれを持参して臨みたいと思っています。
 
風邪引きの為これにて。
 
ではでは。

 

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チューロニアンのイノセラ〜師匠と・・

私がよく行くI春別川はK冬橋を越えたあたりからY張方向に向かって西(右)側がサントニアン階、東(左)側がコニアシアン階の時代のアンモが採取出来ます。

尤もそれは川沿いに広がった鹿島層であって実際には西側奥には函淵層(カンパニアン階)、東側奥には佐久層(チューロニアン階)が分布しています。
それを裏付けるように西側の沢からはイノセラムス・ヒゴエンシス、スフェノセラムス・シュミッティなどカンパニアン前期の化石が産出し、東側からはまれにですけどチューロニアンの化石が転石の中から見つかるようです。
 
ところが私が毎年必ず行くI春別川沿い東側に位置する露頭
 

 
イメージ 1

ここで思わぬ物を見つけました。

この露頭は高さが約60m、ここ数年で最近採取したのはG・デンセ、テトラなどの普通種に混じってヨコヤマオセラス・コトイ、スカラリテス・デンシコスタータス(これはまだはっきりと同定したわけではありませんが)などコニアシアンのアンモが産出し、それを裏付けるようにイノセラムス・ウワジメンシスがそのノジュールと一緒に産出しています(以前ブログに載せて皆さんに見て貰った事がありますが・・)。
 
それは2009年の春、雪解け水もようやくその勢いが収まったころその露頭の下でハンマーを振っていました。
露頭や近くの沢の水の中からはプゾシアがよく産出し、形の良いのが無いか探していましたが・・ふと露頭の中腹を見ると何か凄い肋を持った石が引っ掛かっているのが確認出来ました。
何だろうと思い、細かくなった泥岩がずり落ちる露頭を注意して登り、採ってきたのがこれです。

 
イメージ 2
 

当時は凄いイノセラだな〜としか思っていなくてそのまま放置してきましたが、後から写真を見て、これはホベツエンシスじゃないのか・・ってチューロニアン?なんでその露頭から出たんだろう。と暫くもやもやしていました。
 
昨年K師匠と一緒に巡検する機会が何度かあり、行き帰りの車の中で昔故早川氏と一緒にI春別川東側を巡検した時の事を話して頂きました。
その話の中での事・・言いだしっぺはK氏なんですが・・

K師匠「なぁ早川君、この川沿いにチューロニアン階の層が出ているような気がするんだけどなぁ・・」
早川氏「あ、Kさんも気が付きましたか、実は私も前からそう思って調べているんですよ」
という会話だったそうです。
残念ながらそれを公に出すことなく、早川氏は逝ってしまいましたが・・
 
K師匠も仰っていましたが、間違いなくこの川沿いに層が走っているところがあるそうです。
もしかして前出の露頭の上部にその層が露出しているところがあるのかもしれませんね。
この話をK師匠にしたところ、
「面白いね〜」と言って笑っておられました。

地質図にも載っていない層・・特にこの地区は地形が複雑に交差している場所があるそうなので、丹念に化石を拾って集計していけば、地質図を塗り替える・・なんて事が出来るかもしれませんね。
 
話は変わりますが・・
この川沿いでK師匠が若いころ採取したある化石、まだ単一標本でしかなく、故T・M名〇教授によると奇形じゃないかと言われたそうですが、その化石をもう一つ探すべく50年近く毎年同じ場所を巡検しているそうです。

仮にもう一つ見つかれば新種の可能性があるということで、その話をするたびに目を輝かせておられました。
 
師匠はご自分で、巡検に行けるのもあと数年だな〜なんていつも冗談を言いますが、その数年中に是非とも見つかるように祈っていますし、私もそのお手伝いをするべく(多分、かなり足手まといになっていると思いますw)今年も一緒に巡検に連れて行って頂きたいと思っています。

師匠、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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別腹で巡検

みなさん、こんばんは。
 
寒いですね〜。明日は雪?でしょうか。そろそろタイヤを取り替えなくてはいけないのですが・・
なんだか面倒くさくて放置しています(笑)。
今の雪は降ってもすぐ溶けますので慎重な運転をしていれば良いのですが、
これが凍るようになるとちょっとヤバいです^^;。
 
来週の後半にでも交換しようかな〜。
 
さて今月の3日にハンマー納めをしたのですが、先日午後に少し暇になったので
自宅から車で40分ほどの第三紀層が露出している海岸に行きました。
 
新生代は別腹という事で了解願います(笑)。
 
 
以前も紹介しましたが、こんな所です。
 
イメージ 1
 
 
手前から新第三紀中新世のMR層、
奥に行くと鮮新世のTB層が沈み込むMR層に覆い被さるようにして現れてきます。
 
化石が多いのはMR層で、シロウリガイやオウナガイなどが出ます。
 
てくてく海岸を歩いて行くと・・
 
イメージ 2
 
 
海岸に打ち上げられた貝の中に混じって黒い物が沢山あります。
これは・・なんと石炭なのです。
 
この海岸の沖の海底には石炭層が走っているとのことで、
海岸の至る所に石炭の黒い塊が落ちています。
メノウも打ち上げられる事でも有名ですが、なかなかみつかりません。
 
 
暫く歩いて行くと・・シロウリガイのキャストが転がっていました。
 
近くにはMR層の露頭から落ちてきた
ノジュールが沢山落ちています。
 
イメージ 7
 
 
近くで面白い物も見つけました。
これはカモメガイの仲間でしょうか(現生種です)。石の中に住みかを作り住んでいます。
 
 
イメージ 8
 
 
 
 
 
 
石に穴を掘って住んでいるなんて凄いですね〜。
 
 
 
 
 
 
 
このお尻(?)のギザギザで穴を開けるそうです・・
(お尻が痛くなりそう 笑)
 
イメージ 9
 
 
そうこうしているうちに天気が悪くなってきました・・。
 
 
イメージ 10
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そろそろ撤収です。沖行く船も沈みそう・・
 
 
イメージ 11
 
 
で、持って帰ってきたものは、これ。
内部が結晶化したシロウリガイ・・
 
 
イメージ 3
 
 
とこれ・・なんだか分りません。
 
 
イメージ 4
 
 
植物片かとも思いましたが・・
 
 
イメージ 5
 
 
こんなのも付いているし〜
 
 
イメージ 6
 
 
だんだん不明化石が私の部屋でのさばりはじめてきました。
 
そのうち占領・・される前にきっと部屋の床が抜けることでしょう(笑)。
 
 
ではでは、おやすみなさい。
 
 
 

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開設日: 2010/10/6(水)


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