2008年巡検 初めてのH後編 たぶんヨコヤマオセラス?
|
那覇市 公設市場
みなさん4日ぶりです!
なかなか寒さが緩みませんね。
でもだんだん明るい時間が長くなってきました。ちょっとうれしいです。
さて、今回は”初めてのH”の続編と、そこで採集したアンモの話題です。
2時間かけて沢を遡り、ようやくたどり着いた核心部のT沢。
このときはT沢だと信じて疑わなかったのですが、実はもっと手前の違う沢でした。
当時の私はそんなこととは露知らず、ようやくたどり着いた感動と
羆への恐怖心に負けそうになりながら、沢に数歩入りました。
川沿いに小さな露頭が見えます。
その露頭をよく観察すると、何か白い塊が突き出していました。
なんとスレパキの一部が顔を出していたのです!
完全体なら15cm、いや20cmはあるかな?
いや〜、ここまではるばるやってきて正解だったな〜
帰りはちょっと重いかも。
ここはあせらず、丁寧に大きめに掘り出して・・・・・・!!??
慎重に作業を進めたにも関わらず、パキの部品はあっさり露頭から転げ落ちました。
・・・・・しばし呆然。 いやいや、他のパーツも丁寧に掘り出し、後で補修すればいいや。
そう思い、露頭を掘り進めるも、掘れどもほれども泥岩層が続くばかりでした・・・・。
大成果まで指がかかったと思った直後の急転直下。悩んだが、この欠片は現地に置いていく事に。
これがあるということは他にもあるはずだ。持ち帰るのは完全体だ!
そう自分に言い聞かせますが、この時私の頭では巡検に対する意欲よりも、
羆に対する恐怖心が完全に上回っていました。せっかくたどり着いた沢ですが
100mも入らず、沢を塞ぐちょっとした倒木で完全に心が折れ、引き返すことにしました。
この沢で手にしたのは、グズグズの茶色のノジュールのみです。
たいした成果も無く、心は完全に折れながら川を戻り、
車に戻ったときには「これで生きて帰れる!」とようやく一息つきました。
どんだけビビリなんでしょうね!
でも、なんとか念願だった初めての虹色アンモなんかも手にすることが出来ました。
ここまでが巡検のお話です。
で、核心部と思われたニセT沢で拾ったノジュールの中から、1cm程度の豆アンモが出てきました。
それがこのアンモです。
フラッシュが、レンズでけられてしまいました。
豆アンモですが、保存は大変良く、背中に2列の突起まで備えています。
このときは大した知識も無く、サントニアンのメヌイテスの仲間だな。そう思いました。
で、時は流れ、豆アンモたちは段ボール箱に仕舞われる運命ですが、
こいつは保存が良かったため、その難を逃れ、場所もとらないため、
常に我が家の展示コーナーの一角を占領していました。
で、今回のブログのネタを書くに当たり、改めてこのアンモを眺めていると、
あれ? と感じました。「こいつパキ系のヘソじゃないぞ」
みなさんご存知の通り、パキ系のアンモのヘソは特徴があります。
スリバチ状と言いますか、平らな面が無いと言いますか・・・う〜ん、図にするとこんな感じです。
この図もちょっと変ですが(笑) こんなイメージだと思います。
突起のあるアンモは様々な種がいますが、パキ系のアンモはヘソの傾向が同じです。
ちなみに、上の虹色アンモも典型的なパキ系のヘソをしています。
図のとおり、この豆アンモのヘソはあきらかに違うのです。
この時代で突起があって、パキ系じゃないアンモっていったいなんだろう????
答えは直ぐに出ました。ヨコヤマオセラスです。コニアシアンに特徴的な属ですが、
サントニアンにも分布しています。
ですが、ヨコヤマオセラスのコンストリクションのイメージは
プゾシアのように凹の印象が強いのですが、
どうもこの豆アンモのは凸部分しか目立っていません。
保存が良いだけに、もっと凹のコンストリクションが目立ってもいいと思うのですが。
また背中の突起もやけにまばらなのです。
しかも、突起も明瞭なのは中間部に2列、2個しか確認できず、住房部には見当たりません。
細筋も見当たりませんし・・・。
相当悩みましたが、やっぱりこれは”たぶんヨコヤマオセラス?”ということに落ち着きました。
Yokoyamaoceras jimboi
留萌管内サントニアン
異論がありましたらぜひここにコメントを!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ではまた!
|

