アンモの欠片

本格的な巡検シーズン突入ですね

日記

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クイリーニング 3本キール(後編)

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ギンリョウソウ  大雪山系平山   菌類から栄養をもらっている腐生植物です。ブキミ〜!
 
みなさん、おはようございます。
 
昨日は2週間ぶりに巡検に行きました。
 
朝2時起きで出かけたので、まだ眠いです。
 
今回は、3本キールのアンモの後編をお届けします。
 
前回は、中巻が少し出たあたりで終了していました。
 
イメージ 2
ご覧の通り、外巻が一部欠損しています。
 
木片もしくは、裏側のダメシにやられたのでしょうか?
 
イメージ 5
とりあえず、巻が一周しました。
 
次は展示して見栄えがするように、アンモの周辺に
 
切込みを入れて下準備をします。
 
イメージ 6
外巻が一部欠損していましたが、こちら側でもキールが確認できました。
 
が予定では裏面の突起まで見えるように掘り出し、
 
なるべく浮き出たせるつもりでしたが、化石自体がもろく
 
これ以上掘り出すとキールが破損してしまうことが判明!
 
まあ、これぐらいに止めておきましょう。
 
イメージ 7
で、一気に完成しちゃいました(笑)
 
あれだけ引っ張ったのに、佳境を迎えて集中しすぎて
 
写真を写すの忘れていました。
 
さて、ご覧のみなさん! いよいよこのアンモの同定をするときがやってきました!
 
まずは外野の面々から。
 
イメージ 9
イメージ 10
裏側のダメシテス君。セミコスタータスかタメシだと思うのですが・・・。キールは弱いです。
 
イメージ 11
 
ヨコヤマオセラス君。保存不良で写真ではヨコヤマに見えませんね。
 
脇役たちはコニアとサント、両方から産出するアンモなので、イマイチ時代もつかめません。
 
イメージ 8
さて、3本キール本体です。
 
サイズは長径で5.8cm。欠損部分がちゃんとしていれば6cmありました。
 
おへその巻きはこんな感じ。突起が続いており、正直テキサにしか見えません。
 
イメージ 3
やや斜めから見た感じ。突起の高さが伝わりますか?
 
イメージ 4
 
で、最後は特徴的な3本キールです。
 
ちなみにアンモの厚みは、一番厚いところで1.5cmです。
 
で、候補にあがったアンモは次の通りです。
 
・Peroniceras  ペロニセラス   コニアシアン
・Reymentites  レイメンティテス コニアシアン
・Cobbanoceras コバノセラス   サントニアン
 
ちなみにこのノジュールはコニアシアン帯で転石として採集していますが、
 
上流部には薄くサントニアン帯も分布しています。
 
で、私の判定(希望)は・・・
 
ペロニセラスです!(汗) いかがでしょうか?
 
ではまた!

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2008年の巡検1

また、巡検の思い出話です。
 
2007年に化石を始めてから、初の冬を迎えました。
 
冬はフィールドワークにおいてはさっぱりやることがありませんが、
 
知識を蓄えるための大切な時期でもあります。
 
なにしろ化石を始めて間もないため、飽くことの無い知的欲求に満ち溢れています。
 
文献や地質図、地形図などを収集し、穴が開くくらい毎日眺めました。
 
そして冬も終わりが近づき、北海道も遅い春を迎えます。
 
冬の間に相当頭デッカチになりましたが、その中でも特に強く興味が沸いたのが
 
春一番のり”というキーワードです。秋でも狭いフィールドでそこそこ楽しめたのに、
 
アンモの世界的な産地である北海道の”春一番のり”とはいったいどんなものなのか?
 
期待に胸を膨らませていました。そして、家の周りの雪がすっかり融けてしまった4月中旬、
 
ついに我慢できずに初巡検、初一番乗りに出かけました。
   
意気揚々と化石産地に向け車を走らすこと200km以上。しかし、〇立峠のお山を見てビックリ。
 
「な、なにこれ? 雪だらけじゃん。」平地には雪が無いのに、山は冬の状態です。
 
今では常識ですが、その当時はそんなことにもイチイチ驚いていました。
 
冬の間に調べたあの沢もあの川も全部雪に埋もれています。
 
こりゃダメかと思いつつ、昨年数回にわたって通っていた、いつもの沢を目指しました・・・
 
しかし、入り口に着いて希望は絶望に変わります。なんじゃこりゃ!
 
イメージ 4
 
泣きながら家に帰ろうと思いましたが、どうにか車1台を停めるスペースを発見。
 
とりあえ散策に。ハンマーよりもスキーとストックが必要だな・・・
 
そんなことを考えながら奥にいくと露頭が見えてきました。
イメージ 3
 
 
イメージ 2
あまりの迫力にポカーンと立ち尽くしてしまいました。
 
どうして良いかわからず、しばらく露頭を眺めていましたが、ようやく露頭の下に、崩れ落ちた
 
地層を発見。勇んでチェックし始めました。
 
・・・・が、意外とノジュールがありません。って言うかノジュールってどんな石だっけ??
 
不安を感じ始めた頃、ついにノジュールらしきものを発見。
 
まずはハンマーで軽く一撃ッ! と、叩いてみると、以外にも手ごたえは柔らかく、”ガスッ!”
 
という音と共に、ノジュールが砕け、そして出てきたのは・・・
 
イメージ 1
 
 15cmの Baculites  だ! これが初めての”春一番のり”でした。
 
このときはうれしかったのですが、パーツを集め家に持ち帰り、組み立てたてると、
 
なんと折れた中間のパーツが無かったのです。揃っていれば15cmを超えるサイズだったのに・・・(涙)
 
イメージ 5
 
このときから既に、詰めの甘さが出ていました。悲しい・・・。
 
最近学んだ技で修復しちゃおうかな。ではまた。

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