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原田×千鶴

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薄桜鬼 原田×千鶴 創作v
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共に……<15禁>

「選んでんだよ、とっくに」



そう低い声で宣言するかのように囁いた、原田の声が静かな部屋に響いた。
近藤や土方、新選組と袂を別れた後、原田は千鶴のことを壊れ物を扱うかのように大切にしていた。一緒にいる永倉が「おまえは本当に女には甘えなぁ」などと、呆れる程に。
無論原田はただ単に”女だから”という理由で千鶴を大事にしていたわけではない。
千鶴が”これと決めた女”で特別だからこそ、そのような扱いをしていたのである。

そして今、これからの未来を決めるための話をしていた時、原田は突然千鶴を抱き寄せ、自分の腕の中に閉じこめた。


「原田さん……」


名前をつぶやく千鶴の声も小さく木霊する。
目線は原田の胸いっぱいに広がって、彼の顔が見れない。
千鶴は落ち着いているようで急いているような、原田の声音が気にかかる。


彼はどんな表情をしているのだろうか?
どんな想いで自分を抱(いだ)いているのだろうか?


「原田さん……?」


もう一度名を呼んで問いかけると、次の瞬間、ふわっと身体が浮く感覚がして、視界が暗転する。今まであたたかい体温に包まれていた身体が、板張りの床にゆっくりと降ろされる。
一瞬の出来事に千鶴の頭が混乱する。
吐息が触れ合いそうな位置に、彼がいる。
そして真っ直ぐな瞳で自分を射貫いている。


その真剣な眼差しは、どこか苦し気で、隠された奥の方には炎が揺らめいているように見えて、千鶴は思わず息を呑んだ。



「千鶴」
「………はい」
「俺は選んだんだ、お前と生きる道を。お前と創っていく未来を」



紡いでいく原田の言葉には魂が篭もり、それが真実であると千鶴の本能が悟る。



原田の赤銅色の髪が千鶴の頬に触れる。
それが今の己たちの距離を示しているようで、自然と千鶴も表情が引き締まる。
上から押しつけられるように抱きしめられる体勢で、千鶴は彼の次の言葉を待った。



「俺はきっと、何十回でもお前となにかを天秤にかける時がくる」



決意を秘めた原田の口調は、まるで二人きりの世界に囚われてしまったかのように、優しく、厳しい。
けれどその意味を成すものは、これからどのように自分たちを導いていくか固く答えを現している。



「それでも、選ぶのは」



原田の声が掠れる。
千鶴の鼓動が高鳴る。


視線が交差し、反らすことなどできない。



「お前だけだ」



決定的な道が開けた。



「腹をくくる。だから」


ぐっと身体が近づく。
心音が重なり、どれだけ互いが必要としているかを伝え合う。



「おまえも選べ」



そのひと言に。

どくん、と千鶴の心臓が一層高くなった。
原田は自分を生きる道を選んでくれた。
では自分は?
自分はどうして今ここにいる?
千鶴は人間の身ではない。”鬼”と呼ばれる身だ。
本来ならここにいるべきでない、それが原田の幸せに繋がると思っていた。
だから一度、その想いに耐えきれなくなって逃げだそうとした。

けれど。

それを止めたのは、千鶴を留めてくれたのは。


他の誰でもない、原田自身だった。


自分が必要だと、鬼でも人間でも関係ないと、好きだといってくれた。
原田が望む夢を一緒に叶えようと、笑顔で未来を歩いて行こうといってくれた。


…………もう、後には引けない。


原田は心の奥にあるすべての想いを全部ぶつけてくれた。
あとは自分が、千鶴がどう想っているか――それで決まる。


考えれば幾度も話し合う機会はあったのに、それを今まで延ばしてくれていたのは、原田が未だ自分自身と葛藤している千鶴に気づいていたからだろう。


けれどその時間は終焉を告げる。
他の誰でもない、千鶴の意志によって。
千鶴自身が、決着をつけなければいけないのだ。



「わたしは……」



声が震えているのがわかる。



「わたし、は……」



本当にこれでいいのか、望むことを言葉として伝えてもいいのか、迷う。



でも。



―――ここで告げなかったら、一生後悔をする。



胸の奥底から熱い気持ちがこみ上げてきて、千鶴はか細い声で真実の想いを告白した。




―――――原田さんと、ずっと、一緒にいたいです……!




すると千鶴の言葉を待っていたかのように指を絡ませるように握りしめられ、気づくと原田の顔が自分のすぐ傍にあった。




「離すな、この俺を」




切なく情熱的な声ではっきりと答えた原田は、戦いに挑むかのような強い視線で千鶴を見つめる。
互いの指に力が入り、もうどちらが自分のものであるかがわからない。
ゆっくりと原田の顔が近づき、唇が合わさる。
それは今の自分たちの想いを伝え合うかのように、激しく、切なく、甘い口づけだった。

しゅるりと千鶴の袴の結び目が解かれる。
原田の手によって段々と顕わになっていく千鶴の白い肌は、薄暗い部屋の中でほんのり光るように浮かび上がる。
着物の袷の中に片手が差し込まれ、千鶴は初めて異性に触れられる感触にびくりと身体が竦む。


「千鶴」


やわらかい、艶を帯びた原田の声が「大丈夫だ」といわんばかりに、そっと鼓膜に響く。


「は、らだ、さん……っ」
「俺はここにいる。だから怖いことなんてねぇ。千鶴……」


優しい口づけが顔に、首に、鎖骨に降りそそぐ。
身体が火照る。
原田さんが触れた場所が、おかしいくらいに熱い。
ぎゅっと千鶴が目をつぶると、しゅる、という音と共に最後の一枚――襦袢が落ちた。
恥ずかしくて、でもどこか切なくて、千鶴は零れそうになる声を必死に我慢する。


――原田さんの目にはわたしはどう映ってるの……?


子どもっぽい体型だと思われていないだろうか。
原田さんが今までお付き合いをしてきた女の人と比べて、自分はどう見えるのだろうか?


嫌われたくない、でも触れられてうれしい。


初めての尽くしの感情に、千鶴はもうどうしていいかわからない。
ただただ重なる肌が彼との繋がりを教えてくれて、身体が歓喜に打ち震える。



「綺麗だぜ、千鶴」



ふ、と彼が小さく笑う気配がして、千鶴はそろそろと瞼を持ち上げた。
するとそこには、いつになく優しい表情で微笑む原田の顔。
今の言葉が嘘ではないと、瞳がそう語っている。
だが千鶴は信じられなくて、いやいやをするように首を振った。



「そ、んな、こと……ない、です…」
「なんでそう思うんだ?」
「だって、わたし……子どもっぽい、し……胸だって…」
「ああ、俺の掌に収まるくらいで可愛いな。ほら……綺麗な桜色をしてるぜ?」
「きゃ……!」


ふいに胸先の蕾を口に含んだ原田に、千鶴は動揺した声を隠せない。


「ん……っ…!…っ」
「千鶴。声、我慢するな。聞かせてくれ」


な……?
甘い原田の言葉に、千鶴は溺れそうになる。
身体中に広がるとろけるような感覚に、じんじんとした痺れが疼き出してくる。
未知の感覚が千鶴を翻弄するが、原田が上手いことそれを導いていく。
その度に千鶴は嬌声を上げ、すすり泣きそうになりながら、必死に原田の身体にしがみつく。
まるで離してしまったら自分が自分ではなくなってしまうような気がして、懸命に原田を抱きしめる。
その行動が原田を煽っているとも知らず、千鶴は自分のことでいっぱいいっぱいだ。
いつの間にか原田も服を脱いでいて、互いに衣一枚ないまま、素肌を合わせていく。


「あ……ぁ…は、らだ……さぁ…あ!」
「千鶴」


安堵させるように何度も千鶴の名前を呼び、手を握りしめ、口づけをする。
千鶴のほっそりとしたしなやかな肢体に、幾つもの刻印をを散りばめながら、原田はそのやわらかさを堪能する。
誰も踏み込んだことのない白雪に赤い花が咲く様子は、蝋燭のかすかな灯火で照らされた室内で、千鶴の生まれたままの姿をより魅力的に映し出す。


「や……っ…あ、ぁ…ああっ…!…んん…」


段々と声色に艶が宿っていく音に耳を澄ませながら、原田は口の端に笑みを浮かべると、千鶴の身体を本格的に愛撫し始めた。









「大丈夫か?」


乱れて荒く呼吸を続ける千鶴に、原田は気遣うようそっと着物をかけてやる。
未だぼんやりとした状態の千鶴だったが、原田の言葉に軽く首を振る。


「へいき、です……」
「本当か? ………悪かったな、俺としたことが急いちまって……床、痛かったろ?ごめんな」
「いいえ……その、原田さんに、満足してもらえたら、それで……」
「こら」


コツン、と軽く千鶴の額に拳を当てると、原田は苦笑しながら


「こういうのはお互いが求め合ってからこそだろ?ひとりよがりじゃなんの意味もねえよ。俺は千鶴が欲しかったから抱いた。お前に惚れてるから……好きなんだよ。だから心も身体も欲しかったんだ」
「原田さん……」
「千鶴、口調戻ってるぞ。左之助、だろ?」
「っ! ま、まだ無理ですっ! ……もうちょっと待ってください」
「仕方ねぇな。でもすぐ慣れてくれよ?」
「………はい。さの、すけ、さん…」
「その調子で頼むぜ」


真っ赤になりながら必死に自分の名前を呼ぼうとする千鶴の姿が愛おしくて、原田はそっと自分の胸に彼女を抱き寄せた。








君が好きだから、愛しているから。
だから君のすべてが欲しい。
君を僕で全て埋めて、僕を君で満たして。
心も身体も、全部がいとおしい。

愛している。
愛している。

誰よりも君を愛しているよ。
だから僕をあげる。
そして君をもらうよ。

二人で共にいよう。
それは約束、それは誓い。


愛する君へ―――。






はい、左之さん創作第一段目から飛ばしてます。
もうなんなんでしょ、この人(爆) 勝手に動いてくれちゃって、止めるの大変でしたよ……ストップかけるのが一番苦労したってなにごと!?
ゲーム中の台詞やシーンを多数引用しているので、楽しんでいただけるかな〜♪ 未プレイの方でも読んでいただけるように頑張りましたが……いかがでしょう?
最後に謝っておきます。
左之さん、寸止めでごめん……! でも表じゃこれが限界なんだよ(爆)
ご意見ご感想お待ちしておりますっ!! もう素でぶっちゃけてくださいvvv

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