趣味の真空管アンプ

大型送信管 833 シングルアンプの製作

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40KG6A×12 OTL ステレオ パワーアンプ

 I氏のお勧めで真空管アンプの試聴会のお誘いを受け、15年ほど前に製作した「40KG6A×12・OTLステレオパワーアンプ」を出品することになった。
 
 今回のテーマは、水平偏向出力管ということなので、手元にあるOTLアンプの中から用意した。しかしながら、15年も前に製作したもので、その後ほとんど手入れらしいことをしていないので、この1月に再調整したものである。

 このOTLアンプは、MJ誌1992年1月号に宮崎良三朗氏か発表された「40KD6 SEPP OTLパワーアンプ」を参考にして、「40KG6A」を使用して製作したものである。記憶では製作したのは1992〜3年頃のようで2月頃から約6ヶ月を掛けて8月盆休暇ころに完成したと思う。

 モノラル構成で2CH分を一つのシャーシに詰め込んだため、パワー管の間隔が狭くなってしまったが、使い勝手がいいので、折に触れて使用していたが、近年OPT付きアンプを製作していたので少々疎遠となっていた。
 試聴会に出品のお誘いを受けたのを機会に引っ張り出して、この正月から再調整を行った。久しぶりに電源が入って元気を取り戻したようである。

本アンプの特徴は、
 .皀離薀襪裡横達塙柔
 ∋藩竸振管:12AX7、12BH7A×2、40KG6A×6、6AU6、6CL6
        (L/Rとも同じ)
 主電源回路に200V2200μFケミコンを6個使用(L/Rとも)
 ぢ任曽辰群麩は、BPN方式(BPN=バランスド・ポジ・ネガ:宮崎氏)
 ソ蘆覆錬僑腺妝供▲疋薀ぅ弌蔀覆錬僑達味兇砲茲訥蠹杜回路
 Ε疋薀ぅ弌蔀覆錬隠横贈硲沓舛離僖薀譽訐楝
 Ы侘牢匹離丱ぅ▲慌麩は個別にバイアス電源を設ける
 ┰侘牢匹錬腺達隠娃娃屬鮴偉してDC点火
 バランス監視用メータを取り付け
 シャーシの穴あけ・塗装は自分で加工

再調整の主な内容は
 。苅娃烹韮僑舛虜徳別
 ∩庵淵▲鵐廚猟汗阿硲贈丕硫麩の再調整
 F胆の測定、主にひずみ率の改善 

基本性能
 出力:
  ・最大出力:30W/8Ω、42W/15Ω、53W/30Ω(最大歪率3〜5%時)
  ・1W時の歪率:0.1%/8Ω/1kHz
  ・最低歪率:0.055%/0.5W/8Ω/1kHz
  ・周波数特性:高域 200kHz/−3db 1V/8Ω
        :低域 10Hz/−0.2db
         (10Hz〜100kHz間はほとんどフラット)
  ・最大出力時の入力電圧:0.61V/30W・8Ω

考察
 SEPP出力段は、無信号時プレート電圧:Eb=340V(1本当たり170V)。IP=60mA/本としているが40KG6Aにはかなり軽い動作である。
 IPを100mA程度にすると、0.5W以上の歪率がかなり改善されるが、60mAでは、参考にした宮崎氏の40KD6OTLアンプの歪率特性とほぼ同じになるので、60mAにとどめている。

 試聴した感じでは、100mA時では通常我が家で聴く音量・1Wでは歪率0.03%程度となり電流を多めに流すほうがいいのかもしれない。そのほうが低域の豊かさや馬力があるように感じられるのだが球を少々酷使しするようなのでこれは取りやめる。

 40KG6Aの選別にかなりの時間を要したが、今回は選別治具を製作したので、調子よく選別できたが、やはりバラツキが大きい。30本ほど測定して何とか12本が使用可能となったが、6本ほど入れ替わった。
 再調整してみて、こんな複雑なアンプをよくぞ組み立てたものだと我れながら感心した。最近シングルやプッシュプルアンプを製作していたので、それから比べるとはるかに複雑で、組立・調整技術を要する。シングルアンプだとアッという間に出来上がる感じである。

試聴会の様子は追ってお知らせしたい。

このアンプは下記ホームページにも掲載しています。ご参考に。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~nishikaw/audio/audio-1.htm

<追加情報−1>です。
40KG6Aの特性に関しては下記「PL509」、「PL519」を参照してください。

http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/sheets/010/p/PL509.pdf
http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/sheets/010/p/PL519.pdf

<追加情報−2>
 PL509に関する情報。「JJ」からPL509を改良したOTL向き新型管新「EL509」が発表されています。国内では「アムトランス」社が販売しています。@8400円/ペアです。
 この新EL509はGT管でプレートがソケットに引き出されており、ピン接続もオーデイオ用のパワー管と同じになっています。すなわちトッププレートではなく、ソケットもノーバル7ピンではないので使い勝手がいいと思います。
 この球を使った製作記事はMJ誌、RG誌ともまだ見かけません。

<追加情報−3>
 EL509に関する追加情報。
「ラジオ技術」誌(RG誌)、2006年1月号P87〜118にEL506の紹介記事が出ています。

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