ドクターの春夏秋冬

不妊治療の現役医師が多忙な毎日の中、幅広いジャンルからテーマを選び、語りかけていきます。

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ESHRE(欧州ヒト生殖医学会)に参加するため、フィンランドのヘルシンキに行ってきました。名古屋からの直行便で、9時間程で到着できました。

フィンランドはヨーロッパ最北の国なので、午前0時でも明るく、まるで白夜のようでした。

アメリカ留学中に、研究室で隣の机だったOskari Heikinheimoと約20年ぶりに再会しました。私より10歳若いのですが、ヘルシンキ大学産婦人科の教授になっていました。昔からとてもよい性格で、当時一緒に論文を作成したこともあり、それが当院羽柴副院長の博士論文となりました。

ESHREの会場は、非常に動きやすく立派で、展示ブースがたくさんあり、いつもながら数々の新製品情報を得る、よい機会となりました。今回エンブリオスコープの新製品もESHREで初めて展示されていました。

最近海外の学会で特別進んだ技術、というのはあまりありませんが、日本では着床前診断に制限があり、海外で普通に行われている受精卵の染色体検査が自由にできないため、そのような発表を見る度に、日本はどんどん遅れていく、という焦燥感に駆られます。日本では遺伝子の診断と、染色体の異数性がきちんと区別されていないことが混乱を招く原因となって、研究の妨げになっているのだと思います。

学会終了後は、IMT Collegeの皆さんと、フィンランドとロシアを結ぶ高速列車、Allegro号に3時間程乗って、サンクトペテルブルクへ行きました。初めてのロシア、列車内での国境越えは、検査官の制服がレトロな共産国的だったこともあり、まるで映画の1シーンのようで緊張しました。

サンクトペテルブルクは古い都で、いろいろな観光名所がありました。夏にも関わらず冷たい雨が降っていて寒く、使わないだろう、と思っていたコートを着用しました。

今回は体調を崩すことなく無事帰国しましたが、フィンランドでもロシアでも天候が不順で折りたたみ傘を手放せず、雨男になったな、と感じています。

世界の流れは以前程大きく変わってはいませんが、少しずつ変化しています。当院でも医師や、胚培養士の教育を考えるようになったように、世界のクリニックやメーカーも、人を育てる、ということに重点をシフトしてきました。これからも、世界トップレベルの診療が続けられるよう、がんばっていきます。

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