ドクターの春夏秋冬

不妊治療の現役医師が多忙な毎日の中、幅広いジャンルからテーマを選び、語りかけていきます。

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今年も終わりになりました。1年間お世話になり、ありがとうございました。

今年も例年通り忙しい1年でした。

私は人生で2回目のがん手術を受ける特別な年になってしまいました。

腹の6箇所の傷のうち、臍上の一番大きな傷はまだ赤いし、痛いです。

しかし、予想された大きな副作用はなく、徐々に仕事に復帰できたのは幸いでした。

まるまる2週間休みましたが、当院の成長し充実したスタッフのおかげでクリニックは

休診することなく診療を続けることができました。当院スタッフと皆様に心より感謝致します。

休んでいる間“私も62歳になるので生き方、働き方も少しずつ変えなければ”と病室で考えていました。成長したスタッフがもっと責任を持って働きやすいクリニックにしなければいけない、と思っています。

来年は、また大きな試練と成長があります。


来年もいい年でありますように!!




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入院(4)

やる気のない入院の日々で、普段は忙しくて絶対見られないテレビドラマを見ることができました。再放送&本放送のドクターX、科捜研の女、サスペンスの○○○殺人事件等々・・・
医療ものは相変わらず、地位と名誉と金のために動く悪玉医師と大学等の権威を否定し患者のためだけに動く善玉医師という単純な構図のものです。白い巨塔以来ほとんど変わっていない、と感じました。ちなみに白い巨塔の再放送もありました。自分はプライベートクリニックで自分の信念に合ったサイエンスである治療ができて本当に幸せだと感じました。もし、私がいまだに大学にいたとしたら、こういったドラマの影響で同じことをしていてもあまり尊敬されないような空気があれば、残念だなと思います。
ただ、今回のアメリカ大統領選のトランプのように「政治はもう、政治家ではだめだ」という世界的風潮があるように「医療はもう、医者ではだめだ」と言われるようになるのでしょうか?
もうとっくにそう言われているか?
医者にかかると、病院へ行くと殺されるというような本はいっぱいあるか?

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入院(3)

何よりも入院中驚いたのはトランプの勝利でした。約20年前のアメリカを思い出すと信じられないというのが率直な感想です。
何度もいろいろなところで書いてきましたが、アメリカに行って最初に感じたことは、人格と実力と収入がかなり一致しているということでした。地位ある人は感じの良い実力のある人ばかりでした。その頃の日本は、まだ終身雇用で会社でも大学でも年功序列的でしたので、本当の資本主義はこうなのだと思っていました。ただし、人種別はありましたが、エグゼティブはそれを表には決して出さないよう注意を払っていることが感じられました。私が留学したジョーンズ・インスティチュートでは目に付く受付には、多くの黒人女性が雇われていました。しかし、白人ドクターの秘書はみんな品のいい白人老婦人で、老婦人を採用するのはセクハラで訴えられるリスクを回避するためだと聞きました。それほど注意を払っていたのです。アメリカ白人の建前と本音はある程度、理解しているつもりでしたので、今回のトランプ勝利の結果は信じられません。私もトランプはありえないと思っていました。女性問題、セクハラ発言、結婚歴、離婚歴、何度も破産し結局大金持ちになったビジネス歴等どれをとっても、大統領候補としての演説にも立たせてもらえないと思っていました。私は
Back to the Future を見ていた世代なので、トランプ大統領は映画の中のジョークそのもの、100%そんなことはない、あればアメリカが滅茶苦茶になると思っていました。
しかし、現実は・・・
時代は変わる、アメリカも変わるのだと実感しました。ちょっと落ち着くとマスコミが実は“トランプはいいひとではないか”“実力があるのではないか”“家族はいい人が多い”等々、マスコミが早くも変わってきたことに驚きました。
選挙では何を言ってもいいのか? 何を信じて投票すればいいのか?
平気でうそを言っていいのか? 平気で人を傷つけてもいいのか???
疑問は膨らむばかり・・
勝てば官軍か?!

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入院(2)

術後の3日間がこんなに長いのか・・・と思いながらもようやくドレインが抜け、だんだん落ち着いてきましたが、一向にメールの整理をする気はおこらないし、仕事については考えられない状態でした。
ただ、手術は月曜日に行い、火曜日はアメリカ大統領選挙でしたので、幸か不幸か歴史的瞬間のマスコミ報道を、いやというほど病室内で見ることができました。体を動かすと痛いので動かす気にはならず、テレビを見ることしかありませんでした。ずっとテレビを見ていたことでマスコミの変化も面白く見られました。クリントン当選と思っていたマスコミが、だんだん開票がすすむにつけて、あわてている様子も分かりました。入院の副効用に感謝します。

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入院(1)

入院をするといろいろな体験ができます。
今回の入院は私の日常が180度変わりました。
10年前の腎臓の手術と違い、今回はロボット支援下腹腔鏡下前立腺全摘術(ダヴィンチ)という腹腔鏡手術を行いました。しかし手術後の硬膜外麻酔がないため、非常に痛い経験をしました。術後、自分でボタンを押して痛み止めを注入する装置はありましたが、午前2時か3時頃には痛み止めはなくなってしまい、それからが本当に大変でした。術後は枕を使っていけないことになっていたので、そのためか首と肩が痛く十分な体位変換もできませんでした。痛み止めの注射を1回使いましたが、それでも体全体で、もがき苦しみました。家族はすでに帰っていたので、やはり家族に残ってもらったほうが良かったと後悔しました。夜勤のナースも忙しいらしく、なかなか見に来てはくれません。おまけに隣の個室の患者はモンスターペーシェントらしく、私の部屋に聞こえるぐらいの大声で何度も怒っていましたので、そういう患者の対応で大変だったと思います。次の日には多分、婦長さんやドクター等が隣の個室に来ていろいろ話している様子が伺えました。私のほうは、自分の体がどうにも苦しく、足を踏ん張り、体の位置を少しずつ変えて耐えていました。しかし、足の位置を変えると尿道カテーテルが突っ張り、それがまた痛い。遠慮しながらもナースコールを使い、止めているテープの位置を変えてほしいとお願いしましたが「OPE室からですので、テープの位置は変えられません」という返事でしたので、頼んでもしょうがないと観念し、手探りで大腿部のテープを少しずつはがし位置を自力で変えました。長時間の骨盤高位で肩に負担がかかっていたのかもしれませんが、右肩の痛みが非常に強く、その上、腹腔鏡といえども今回は6箇所も鉗子を立てており、おまけに骨盤底まで長いドレインが入っていたので、腹筋に力が入りません。力を入れれば激痛で、咳払いは必死の覚悟が必要でした。硬膜外麻酔が効いて意外にベッド上でハイだった十年前と比べ、今回は術後一日で憔悴しきりました。体力的というよりも“何もしたくない”“何もできない”という精神的な憔悴感が強く、人間はこんなにも早くすべてにやる気がなくなり、諦めることができるのか・・・と驚きました。傷ついた兵士が「俺はいいから逃げてくれ!」と言うように・・・

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