津海の備忘Log

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Bookmark: 最近視聴しているVideocast "TED Talks"

TED Talks

英語の聞き取り能力と科学技術分野の知識を高めることを目的として、
TED TalksというVideocastを最近視聴している。


津海は科学技術分野のビデオを主に視聴しているけれど、
上のリンク先のリストを見ると分かるように社会経済の題材を扱ったものもある。
まあ英語の勉強でもあるので、自分の興味のある分野の方が理解しやすいし、続けれるからね。

このTED Talksは、TEDというカンファレンスの内容をまとめたものだそうだ。
TEDについて知りたい場合はWikipediaで調べるのが手っ取り早い。


興味深かったビデオ

津海が興味を持ったビデオを2本紹介する。

Kevin Kelly on the next 5,000 days of the web | Video on TED.com
1本目は、Webの未来のさらにその先を考える話。
講演者はKevin Kelly氏で、情報技術系の雑誌Wiredの創刊者兼編集責任者をされている方だ。
まずコンピュータ同士がつながったNetがあり、そしてページ同士がつながったWebが既に普及している。
近い将来には、ページよりも細かい単位である、データ同士がつながった「何か」が来るだろう。
さらにその先には物事全てを網羅したデータベース「世界」が誕生するだろう、と予言している。

Robert Lang folds way-new origami | Video on TED.com
2本目は、日本の伝統的な遊び、折り紙の理論と応用についての話。
講演者は[Robert J. Lang氏で、応用数学者として理論研究し、かつ折り紙作家として実践もされている方だ。
四角い折り紙から、動物の体、特に足のような複雑な構造を生み出す原理の説明がある。
図の説明が豊富なので、それだけでも分かりやすかった。
もっとも原理が分かってもクワガタムシが作れるようになるわけでないが。

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Review:「しあわせの理由」, 著:Greg Egan, 訳:山岸 真

巻末の坂村健氏の解説によれば,
「記述」という側面を持つ短編集だそうだ.

適切な愛

「貧富の程度と加入している生命保険によって,望む治療が受けられるかどうか決まる」
という社会問題はMichael Moore監督の映画『SiCKO』でも描かれている.

しかし主人公のカーラはその夫クリスを助けるために訴訟を諦めたことで,
この作品の主題は社会批判から,本能に基づく人間関係,特に母子関係に移る.
私は男性だし子供もいないので妊婦の心理に疎いのだが,
胎児(カーラの場合は夫の脳!!)に対する感情を神経信号の問題として克服するというのは,
どちらかといえば「男性」的だと思った.

闇の中へ

「未来は分からない」,「過去には戻れない」という時間的な制約が,
「前方は見えない」,「後方には戻れない」という特異な空間として住宅地に出現させたSF.
部屋の隅に自分を追い込んでしまい,もがくほど潰れてしまう犠牲者が象徴的だった.

愛撫

美のための人体改造に関する倫理問題の話.
ある遺伝子操作を受けて生まれたキャサリンが本作の重要人物であるが,
彼女の境遇に主人公が感じたほど嫌悪感は強くなかった.
自分がそのような状況にならない,と信じているからだろうか?
あるいは外見よりも人間として尊重されるかどうかが重要だと考えているからか.

あと『宇宙消失』と主人公の職業設定が似ている.
警察官は物語を進展させやすいからだろうか?

道徳的ウイルス学者

キリスト教原理主義を皮肉った話として単純に読んでよい,のだろう.
ブラックジョークについて語るのは興ざめなので,
「アメリカは大変だな」とだけコメントしておこう.

移相夢

胡蝶の夢」のシミュレーション世界版である.
唐突な場面の展開など夢らしい表現がなされているが,
場面の繰り返しは見当たらなかった.
意図的に使わなかったと思うが,その具体的理由は分からない.

チェルノブイリの聖母

冒頭の時点で原発事故と関係のあるイコンだろうと推測できるが,
どのような価値を秘めているのか,は終盤まで分からなかった.
サスペンス物としてよく出来ていると思う.

イコンについて聞くたびに,
偶像崇拝は禁止されているはずだと不思議に思う.
ヨーロッパのキリスト鏡について真面目に扱っているという点で,
『道徳的ウイルス学者』と対になる作品だといえる.

ボーダーガード

技術的特異点を突破して様々な概念,特に「死」が失われた遠未来の話.
以前紹介したEganの長編のように,
読むほどに自分の先入観が次々と破壊されていくSFの典型.

特に「量子サッカー」は,膜の振動の制御であること以上に理解が進まない.
作者の公式ページでばJavaアプレットによる「量子サッカー」を体験できる.
アプレットは起動に時間が掛かるので,間接Linkとする.
Border Guards
デモのように滑らかに操作できなかったが,
そもそも1人では意識すべき要素が多すぎるだろう.

血をわけた姉妹

医療制度の欺瞞を正す話.

冒頭で説明される「モンテカルロ病」という人災以外の道具立ては,
未来予測として無理をしていないと思った.
特に過剰なまでの公衆衛生の法体制は,
もしインフルエンザのパンデミック(大流行)が発生したとしたら
現実社会でも緊急手段として成立してしまうかもしれない.

しあわせの理由

この作品は以前SFマガジンに単体で載っていたので,読むのは2回目である.
ただし話の結末を忘れていたので,新鮮な気分で読めた.

主人公は初め病気によって何もかもが幸せに感じようになり,
次に治療の失敗によってあらゆる出来事を不幸に感じようになり,
そして再治療によって幸不幸の感じ方を脳の再配線によって操作できるようになる.

結局のところ,我々の価値観は我々次第である,
具体的には脳の反応によって決まるということである.
そして小説の中でもあるので,ひねくれた主義でも良いはずだが,
主人公が選び出したのは奇抜さのない生き方だった.
この点に少し不満を感じた.

まとめ

以上を見ると,生物工学,医療系を題材とした話の多さがよく分かる.
やはり病院付属の研究所で働いていた経験が生きているのだろう.

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Review:「宇宙消失」 著:Greg Egan, 訳:山岸 真

作品について

原題は"Quarantine".
「隔離(所)」という意味がある.
作中の説明からは,太陽系を包み込む謎の球体「バブル」のことを指していると受け取れるが,
観測者から「隔離されている」状態のことかもしれない.

作品の主題は,先にも述べた「量子力学的観測者」である.
そして作品に華を添えるSFガジェットとして,
本作では脳神経を再配線して使用者の脳に機能を追加する「モッド」が登場する.
量子力学と「モッド」をそれぞれ理論と手段として,
SF的大風呂敷が広げられ,そして畳まれるのである.

話の粗筋は調べればすぐ分かることなので省略し,
ここでは他の方向から作品を考えてみたい.

人為的な警察官

主人公ニックは元警察官の探偵である.
現代の探偵が盗聴器探知機などの道具を使うように,
ニックはモッドを駆使して依頼内容を遂行する.

モッドはその制御対象(方向感覚,反射神経など)毎に何種類も登場する.
しかし,作中でニックがよく使い,また読者の印象に残るものの一つは,
P3という「最適な精神状態を維持する」モッドである.
これは彼が警察官だった頃に「インストール」し,それ以来使い続けているものもある.

警察官時代の回想場面などで,
警戒任務中のニックは冷静かつ正確無比な人間として振る舞う.
その様子を彼自身は「ゾンビ警官」と自虐的に語っている.

痛みや恐怖を排除するために軍隊では昔から組織的に薬物を兵士に投与していたけれど,警察でも個人的な利用者が増えているというニュースがあった.
WIRED VISION / Wired Science / 「ドーピング警察官」が増加
現実はSF小説に益々近づいている。

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Review:最近読んだ本3冊

宇宙に法則はあるのか 著:ジョン・D. バロウ

究極理論について説明した本。
かなり分厚くて、また内容を掘り下げて書いてあって、
満足できた。

ジェネシス・マシン バイオコンピューティングへの挑戦 著:マーティン・エイモス, 訳:ギボンズ京子

バイオコンピュータについての本。
充足可能性問題をDNAで解くアルゴリズムがどんなものか分かり易く説明している。
具体的には、試験管の溶液の分割、合体、除外を反復するものだ。
またワンのタイルという自己組織化による計算モデルも紹介されていた。

並列計算は質量の壁を越えられないので、
バイオコンピュータの本当の長所は、
修復機能を持つことと生体内で動作することだ、という意見が新鮮だった。

コンテナ船の話 著:渡辺逸郎

コンテナ船の誕生から現在まで、その歴史がよく分かる本。
個々の船について偏執的なまでに詳しい。
これらの巨大な船が物流の世界を大きく変えたこと、
コンテナ船は高度に情報化されていることなど、
この本にしか書かれていないことばかりだった。

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3ヶ月ぶりにネット利用再開

事前の予想では4,5月にネットが使えないだろうと考えていたが、
実際には6月下旬になってしまった。

復帰後最初の記事として、私とその環境が大きく変化したことを書く。

ネットから離れている間に感じたこと

パチンコについて

ここ数年はテレビを見ず、専らネットを情報入手経路としてきた。
ネットが利用できなかった先(々)月は、テレビや新聞を見るしかなかった。
そこで気付いたのは、パチンコの宣伝が多いことである。
経済関係の記事で、情報機器メーカがパチンコ需要の恩恵を受けていることは知っていた。
しかし消費者の視点でどのような状況かは知らなかった。
テレビにパチンコの広告があふれていることに気付くと、
街もそうだと気付くのは簡単だった。
パチンコホールは横を通り過ぎれば間違いなく気付く。
コンビニの雑誌コーナーにおいてもマンガと競うように棚を占有しているのにも気付いた。
これは確かに一大産業だった。
自分がその客層でないという原因で、接触する機会がなかっただけだ。

分煙について

今年度から職場が変わった。
職務内容は以前よりも高度になったのだが、私的な不満がある。
その新しい同僚達がタバコをよく吸うのである。
特に先輩方に多い。
もちろん職場には分煙スペースはあるのだが、仕切り付近は少し臭う。
私は吸わないのでなるべく近づかないようにしている。
前に居た場所ではほとんど誰も吸っていなかったので、職場柄といえるだろう。

ネットに復帰して感じたこと

購読Feedを減らしたこと

私は4月時点で100前後のブログなどのfeedを購読していた。
1日に新規に投稿される記事は数十件だったので、
自分が興味を持った記事を探して読むことができる範囲だった。
しかしこの3ヶ月間で数千件の未読記事が溜まってしまった。
購読していたブログそれぞれに30件程度あった。
これらの記事のタイトルを一度に眺めてみると、
あまり興味のわかなくなっているブログが幾つも有った。
隔週程度で新着記事を読むと、面白くないと判定できなかったといえる。
今購読しているブログの数は80程度に減っている。

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