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マルクスはヘーゲルをどのように批判して、独自の方法論を築いたのか

マルクスはヘーゲルをどのように批判して、独自の方法論を築いたのか、経済学の部分でわからないとこがあるので教えてください!!
 
ヘーゲルは経済学者ではないので,両者の対立点も,経済学の中に入ってからの議論ではなく,いわば入口の議論です。
 
人間が社会を作り,彼らの活動の蓄積が歴史となっていくという場合,その活動とは,何か?その点をめぐってマルクスは,ヘーゲルを批判しました.
 
もちろん,人間の活動には,いろいろな種類のものがありますが,社会や歴史を作る上で根本的な活動は何かという問題です。ヘーゲルはこの問いに対して,結論的な,【思惟】(考えること)だと答えました。
 
マルクスは,ヘーゲルが《思惟》の役割としたことは,実は,【思惟】自身の働きではなく,実は,《労働》の成果を【思惟】によって後追い的に自覚化したものにすぎないと指摘しました。
 
環境的自然に対して自分の身体を持って働きかけることが,その状態を認識することに先行するというのがマルクスの理解なのです。個々人の行動のレベルだけでなく,社会全体の動きとしても,農民の作ったものの何割かは武士が受け取って当然なのだとか,いや,生産物は基本的に直接労働を投入したものに帰属するのだとか,そうしたもろもろの,自覚化された経済ルールに先立って,すでに経済活動が一定の様式に従って遂行されていて,それを自分たち自身の意識に対して正当化するために,経済ルールが設定されるだと,マルクスは理解したのです。
 
マルクスによるヘーゲル批判の経済学との接点は,社会分析の対象である人間主体の活動として,どのような活動に焦点を当てるべきかということに対して,労働であると答え,それゆえに社会分析のかなめは経済学であるとして経済学の重要性を指摘した点にこそ,あるといえます。
 
 
 










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