アスターク同人

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2012年2月23日

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八ヶ岳・船山十字路〜旭小屋〜阿弥陀岳南稜〜御小屋尾根

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○山行地:八ヶ岳・船山十字路〜旭小屋〜阿弥陀岳南稜〜御小屋尾根
○山行日:2012年 2月18日〜19日
○メンバー:L松木(昭) 山越 小林
○報告者:18日小林 19日山越 総括 松木昭

2月18日
 前日の寒気の影響で朝5時に出発するまでには、車の上には20センチ以上の雪が積もっていた。そのため信濃町ICまでは通行止めになっていた。7時に長野市のコンビニにて山越さんと合流し茅野市へ。途中車のウォッシャー液が凍って出なくなったり、こちらの寒さと雪の少なさに驚かされました。
 8時45分舟山十字路に到着、準備し9時に出発する。林道は旭小屋ルートへ行く、旭小屋までは膝くらいの積雪があり、ラッセルが続いた。前に歩いたと思われる足跡を頼りに、3人1列になって歩く。自分は後ろを歩かせてもらい足跡をたどるかたちで楽をさせてもらいました。途中沢を2回ほど渡り旭小屋を10時半位に到着する。旭小屋からは斜度がきつくなり途中からアイゼンを装着する。アイゼンを装着して歩くのは今回が初めてで装着するのに少し手間がかかってしまったのと、ひっかけて何度か転んでしまいました。
 立場岳までは起伏のある稜線を休憩を入れながら歩いていく。手元の温度計は−10℃
以下の中、歩いている最中は暑くて汗が出るが、休むと寒さですぐに身体が冷えてしまう
ため、体温調節が大切だと感じました。またコンビニで買ってきたおにぎりが、凍ってし
まい食料の選び方も気をつけなければいけないと感じました。
 14時立場岳展望ポイントに到着。あいにく雲がかかっていて阿弥陀岳をしっかり眺めることはできませんでしたが、壮大さを感じとることができました。当初予定していたP1,2のコルへは、視界がよくないことと、ラッセルすることを考慮し立場岳展望ポイント付近で1日目はテント泊することを決めました。冬山で初めてのテント泊でしたが、寒さの中で頂いたモツ鍋と熱燗は身も心も温まりました。こうして眠りと、寒さを感じることを繰り返し1日目が終わりました。
 今回の経験を通じ、冬山登山における装備等の重要性やこころかまえを体で感じることができました。今後の山行に役立て自立した登山者に近づけていきたいです。

2月19日
 菅平では富士山を除く本州最低気温を記録し、かなり冷え込んだ朝となったわりには快適に過ごせ、朝6時まで寝ることができた。昨晩の残りのもつ鍋をたいらげてテントから出ると、既に他のパーティは出発したようで自分たちのテントだけが残されていた。八ヶ岳らしくスカッと青空が広がり、昨日は姿を見せなかった阿弥陀岳も、本日は雑誌の表紙で見るような迫力ある雪稜に目を奪われる。
 すっかり出遅れた我々だが、大勢の先行者が列を成しているのがP2付近で見えるため、無名峰で写真を撮ったり用を足したりしながら時間調整をする。P1からP2かけては特に問題となるような場所はなく、アイゼンを引っ掛けないように気をつけながら歩く。P3の基部を左へ巻き、ルンゼの取り付きへと出た。どうやらここが核心部のようだ。
 ルンゼの上部は渋滞しているので、しばらく待機するが日陰でみるみる体温が奪われていく。ルンゼは斜度が60度位で、アイゼンもピッケルも良く効き登りやすかったが、落ちれば後続のカッチャンを巻き込み谷底行きなので、一歩一歩アイゼンを蹴り込み慎重に登った。上部で山スキー用のピッケルでは岩への食い付きが弱く、緊張しつつも尾根上へ出て一安心。P4への狭いバンドを少し飛び出た岩にザックを引っ掛けないように通過してから、P4を登り詰めれば山頂は目の前だ。
 阿弥陀岳山頂は南稜から登ってきた人たちで溢れ返り、早速ビールで乾杯をしようとしたが、予想通り凍っており一滴も味わうことはできなかった。厳冬期とは思えないほど穏やかな天気で360度のパノラマを十分楽しんでから、当初の文三郎尾根からの下山を変更し御小屋尾根から下山する。無事、船山十字路に下山し、浮いたタクシー代で上里牧場の炭火焼肉でお腹を満たす。天候に恵まれ、初めての雪稜を楽しむことができ、また来年も八ヶ岳に訪れたいと思うのであった。

今回の反省点
・荷物のザックへの収納が下手で、必要のないものが上にあったり無駄な空間が多い。
 そもそもザックの容量が少なかったので、山行にあったザックを選択する。
・冬山装備の充実(登山靴、ピッケル)
・軽量化を意識しすぎて酒までケチったこと。

山行総括
 今回小林・山越くん共冬山デビュー、おまけに阿弥陀南陵と少々ハードなものでした。しかし無風晴天、ラッセル無しと良い条件が重なり厳冬期の阿弥陀南陵を登る事が出来ました。当初両名共不安であった厳冬期のテント泊での経験、アイゼンでの歩行ピッケルの基本的な使い方などを実際学び経験し冬山に対してかなり自信が付いたと思います。そして何より今回の素晴らしい景色を忘れる事無く次回につなげて下さい。
 冬山は誰にでも経験出来る物ではありません、それ故に得る素晴らしい技術と経験はこれからの山行にきっと役に立つことでしょう。しかし今回の様な好条件ばかりではありません、色々な経験を積み安全登山を目指しましょう。
【コースタイム】船山十字路(70分)旭小屋(3時間)立場山(1時間)無名峰(1時間)P3(40分)山頂(2時間20分)御小屋山(1時間)船山十字路

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開設日: 2007/12/24(月)


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