陶芸しながら暮らす人

陶の手仕事と、料理と花と。季節のうつろいを愛しむちいさな暮らし。http://www.sactofujiwara.com/

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

もみじ

 
朝、少し降った雪。
あっという間に雨に帰り、寒さだけを残して、さっさと止んでしまった。
 
イメージ 1
 
根っこの上に作業場のプレハブが乗っかって重たいのか、毎年少し病んだ葉を痛そうに赤らめる庭のもみじ。
雪に打たれて冷たい思いをしたはずなのに、なまめかしいほど紅い。
おずおずと射してきた陽をいっぱいに照り返す強さ。どうしてそんなに強いんだろう。
たったひとひらの葉が羨ましい。
 
同じ「散る」でも、桜の後は青葉。もみじの後は枯木立。
落葉の後はついつい感傷的になるけれど、枯木立の中には、次の若葉のために蓄えた養分が、力が、満ちている。
そう思うと、切なさが薄らいで、元気が出ます。
 
もっとも、紅葉とイルミネーションがバッティングするようになってしまった昨今、
切ないどころか、せわしいやら、眩しいやら・・・。
 
師走もすっかり半ば近くなってきました。
仕事場は寒い。土も冷たい。でも、まだまだ頑張ります。
 
皆さまも、どうか暖かくお健やかにお過ごしになれますように。
 
 
 

閉じる コメント(6)

閉じる トラックバック

ちいさなつらら

イメージ 1


今年の冬はしっかりと寒くて、しんどいのはしんどいけれど、やっぱり冬はこうでなくっちゃ。
などと強がりつつ、本当は密かに春を心待ちにしています。

今朝、庭に出ると、釉薬を沈殿させているバケツの表面に氷が張っていて。
雪ほど大騒ぎはしませんでしたが、やっぱり嬉しくなってしまい、そっと氷を割って、空にかざしてみたり、わざと落としてパシャンと割れる音を聞いてみたりと、いい大人が一通り遊んでしまいました。

ふと気づくと、庭のカルミアの葉の先がキラキラと。
あれ?と近づいてよく見ると、葉っぱの先に滴のかたちのつらら(これを正式につららと呼ぶかどうかは?ですが)がたくさん。
よくもまあ、葉っぱの先にしがみついてがんばっているもんだ、と感心してしまいました。

ちいさなつららも頑張ってるが、この寒さに瀕死のカルミアも必死に耐えている。
無事に春を迎えてほしいなあ。
でも植物は人間よりずっとずっと逞しいはずだから、「あんたこそしっかりしなよ」なんて思われているかもしれません。

寒ければ寒いほど、春の悦びもひとしおのはず。
あともうひと頑張りですね。どうぞくれぐれもご自愛下さい。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

冬瓜の花

イメージ 1


先日、朝起きて雨戸を開けたら、庭の一点がぽつんと明るい。
あ、冬瓜の花、咲いてる。

ずっと蕾のままで、どうなるかしらと気を揉んでいたけれど、こんなに元気に咲いてくれて、
もうそれだけで、嬉しくて仕方がない。
これが8月には大きな実になって食べられるぞ、フフフ・・・
そんな下心があるせいか、曇天にもかかわらず、心がぴかりと明るくなった。

花の大きさは7〜8センチもあり、花びらも葉脈のようなスジが走っていて、逞しく野性的。


畑の園主さんに冬瓜のことをうかがったら、「上品な味ですよね」と持ち上げたくせに、
「あんなものは、どうやったって育ちますよ。フッ」と鼻で笑っていた。
いったい、冬瓜好きなのかな、嫌いなのかな?

結局ご指南はいただけなかったので、自分で調べたら、やっぱり途中で摘心(蔓や茎をカットすること)
しなくてはいけないらしい。どんなものにでもコツはあるんだなあ。

それにしても、育てている野菜を毎日見られる幸せ(畑は自転車で20分かかるのでこうはいかない)!
ラジオに返事をしてしまう孤独な仕事場の日々に、新しい話し相手ができた。野菜だけど、ラジオよりは
こっちの言ってることを聞いててくれそう。
肥料は何が効くのかわからないけど、愛情だけはたっぷり。おいしい実りを、待ってます。

閉じる コメント(4)

閉じる トラックバック(0)

双葉はすべてのはじまり

イメージ 1


大つぶの雨に打たれても、すっくと庭に立つ、いとしい双葉たち。
いただいた朝顔の種を蒔いたら、ちいさなちいさな芽が出て、こんなりっぱな双葉になりました。
これから本葉が出て、蔓が出て。仕事場を朝顔のカーテンで日除けする予定なので、早く育ってね、と心のなかで急かしています。


去年、畑をはじめて、まず感動したのが、双葉。
一番最初に蒔いた、小松菜・かぶ・大根のタネが順調に発芽して双葉になり、それぞれマルチの穴で元気に風に揺れているのを見たとき、どんなに感激したことか。

ちなみに、三種類とも同じカテゴリーの野菜で、たまたま双葉の形が同じだったので、早とちりした私は、いろんなところで「双葉の形って、最初は皆同じなんだよ」と吹聴して、あとで大恥をかきました。その時騙された皆さん、本当にスミマセン。
正しくは、作物によって、それぞれ双葉のカタチも違います。
全然本葉と似てもにつかないものもあれば、少し近い雰囲気のものも、と三者三様、十人十色。
いつも写真を撮り損ねてしまうのだけれど、そのうち双葉の特集でもやってみたい。面白いですよ。


さて、当アトリエ朔土の器のマーク(あえて銘とは言いません)も、実は双葉。
この双葉マークは、陶土に初めて触れたときの感激を忘れない、という思いの表現なのです。
初心を忘れず、丁寧に心をこめて作っています。のしるし。
あとは、器を洗って伏せたとき、この双葉を見たら、使っている人の気持ちが少しでも安らかになりますように…、という願いも。

作品自身はいつまでも双葉のままではいけないけれど、作る気持ちは、常に初々しくありたいものです。


庭に双葉が出てからというもの、雨が嬉しい。晴れも嬉しい。もう、何でもぜんぶ嬉しい。
(ただ、ダンゴムシ、君はあんまり嬉しくない。双葉を食べちゃうから)


私の双葉も、見る人を嬉しい気持ちにさせてくれることを祈りつつ…、
明日も、作ります。

閉じる コメント(4)

閉じる トラックバック(0)

全1ページ

[1]


.

アトリエ朔土(さくと)
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
検索 検索

ケータイで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

URLをケータイに送信
(Yahoo! JAPAN IDでのログインが必要です)

開設日: 2008/6/11(水)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.