Japanese Cyclotourismo Journal

From the birthplace of Shimano components and TOEI bicycles.

輝きのアルミvs機能のカーボン

2012年5月21日 
埼玉の留守宅に帰宅したこの週末、Quark号のアッセンブルの検討のため、部品のストックを引っ張り出しました。すでにメインコンポをカンパの9速レコードで行くことは決めていますが、まだコンパクトドライブがラインに無かった時代のコンポです。コンパクトドライブは脚力上必須であり、チェーンホイールはカンパ以外を使うことになりますが、チェーンホイールは自転車の顔であり、その選択は自転車のムードを大きく左右する難しい選択です。
候補はリッチーロジックロードとFSAのSLKです。まず前者のリッチーロジックロードですが、コンパクトドライブのアルミクランクとしては最も美しいクランクだと考えている、言わば秘蔵っ子です。ただ、スギノのギヤ板は、少々頼りないし、変速性能も昔のそれ。カンパの9速は歯の厚みが8速と同じなので、カンパのマウンテンバイク用のギヤ板を入れる手もありますが、アウター50Tは手持ちがありません。それから、BB軸長は107mmが指定で、手持ちはシマノのシールドBBとなりますが、これが結構重く、リッチーの計量さが生きてこないのも残念てす。
一方SLKはかなり新しいカーボンクランクですが、カーボンクランクは軽いだけじゃなくて踏み心地が良いという特徴があります。それに、新世代のクランクはベアリングの位置が外側にあり、回転ががっちりしておりかつ安定しているというメリットもあります。機能的にはSLKの圧勝だと思います。
 
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そしてこのクランクに組み合わせるエルゴレバーも、アルミORカーボンの選択があります。9速レコードのエルゴレバーは97年、98年、99年と3年間だけつくられましたが、97年は第一世代の最終型、98年は第二世代の最初、99年は最初のカーボンレバーと、目まぐるしく変化した時期でした。手持ちは97年と99年で、これもどちらを選ぶか迷います。
97年の第一世代最終型はメカニカルな美しさがありますね。優美な曲線で構成され、細かい肉抜きやチタンパーツの採用等で洗練されたパッケージングはさすが第一世代最終型だと思います。一方、カーボンレバーを纏った99年の9速最終型ですが、初めて見たときはその完成度の高さに唸ったものです。というのも、カーボンブレーキレバーとしてはすでにスギノ75を持っていたのですが、そのフィニッシュはまだ試作品のようでしたから。それからカーボンレバーの隠れた利点ですが、レバーを押し込んだ際のマイルドな感触が挙げられます。疲れてくると些細なショックも結構響いたりしますから。こちらも機能としてはカーボンが上ですね。
 
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クランク・エルゴレバーと来ると、三角形の頂点を飾るという意味で、シートピラーの選択も重要です。アルミのベストは95年のレコード。Cレコードのエアロ型ピラーを丸ピラーに置き換えたタイプで、Cレコードのエアロフォルムも嫌いではありませんが、非レース用にはこちらの方がしっくり来ますね。仕上げは始めからビッカビカのバフ仕上げで言うことなしです。一方のカーボンは2002年のレコードの手持ちがありました。カーボンのシートピラーは固定に難があるとの話も聞きますが、振動吸収が良さそうで惹かれます。
 
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こうして見ると、美しさのアルミと機能のカーボンという違いがはっきりしますが、どの程度重量が違うかも気になるところです。そこで手持ちのクッキングスケールで計量したところ、
アルミ3点:   クランク947g+ピラー228g+エルゴレバー400g=計1575g
カーボン3点: クランク844g+ピラー185g+エルゴレバー348g=計1377g
となりました。3点で約200グラムの差ですが、フレームの重さをオフセットするには魅力的な数値です。それに重量以外の性能面ではカーボンがアルミを圧倒してます。
と言うことで、クランク、シートピラー、エルゴレバーの3点はカーボン製の採用に気持ちが傾いています。でも、自分のどこかから、「それじゃ当たり前過ぎてつまんねー」という声も聞こえてくるのも事実です。
 

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