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嗚呼、名門ドジャース

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何かとお騒がせなドジャースがとうとう破産。
 
それだけならオーナーシップが交代して選手に迷惑が掛かることはないのですが、
多額の未払い報酬があるとの話は既に有名な事件となってしまいました。

架空の金銭を捻出するのが得意なアメリカ経済だとしても、
メジャーリーガーの給料を遅延させるとは思っても見ませんでしたね。

ロサンジェルスタイムズの報道では、$1.0M以上の未払いがある選手のリストを掲載しています。
 
 
1. Manny Ramirez ($21 million)
2. Andruw Jones ($11 million)
3. Hiroki Kuroda ($4.5 million)
4. Rafael Furcal ($3.7 million)
5. Chicago White Sox ($3.5 million, for Juan Pierre)
6. Ted Lilly ($3.4 million)
7. Zach Lee ($3.4 million)
8. Kaz Ishii ($3.3 million)
9. Juan Uribe ($3.2 million)
10. Matt Guerrier ($3.1 million)
11. Juan Pierre ($3.05 million)
12. Marquis Grissom ($2.7 million)
13. Jon Garland ($1.2 million)
 
幾つかの情報を合せて書きますが、マニー(ラミレス)は2008年の夏にトレードで加入し、
翌2009年から2年$45Mの契約を結んでいました。
計上されている年俸は2009年が$23,854,494-、2010年は18,695,006-となっていますが、
契約期間中の支払は年$5M程度で残りは後払いという話が出ており、
しかも2010年にホワイトソックスにトレードされた時残り期間の報酬($4M)
を引き継いでいるため、ドジャースがこの年マニーに対して支払った報酬がどのくらいなのか、
あまり良い見解が持てそうにないです。
$21Mの債務ということは、ホワイトソックスが請負った$4Mを差し引いて
$20M程度は支払済みだと思われますが、
後払いの金額が「これから支払うもの」としてリストに計上されていないと
考えると(2011〜2013年の間に$8M×3年という話もあり)、
最悪の場合ドジャースはマニーに対しほとんど支払を行なっていないという話さえ出てくるかもしれません。
 
アンドルー(ジョーンズ)の契約も凄まじかったです。
こちらは2008年から2年間で$36.2Mという契約を結びましたが、
その内$12.2Mは契約ボーナスで、やはり3年間の分割払い。
さらにこれまた年俸分の中で$12Mが2009年から2014年までの分割で、
今後支払う予定の金額がクレジットされていないのだとすると、
こちらも負債額が増す可能性もあります。
アンドルー自身は不振のため1年限りでチームから解雇され、
翌年はメジャー最低年俸でレンジャースと再契約。
著名なブロガーさんの記事で見た「ドブに捨てた」という表現がピッタリな契約でした。
 
その他、ビックリしたのは昨年のドラフトで1巡目に指名したザック・リーへの
報酬もクレジットされています。契約金で$5.25Mということなので、
多少は支払った痕跡があるのでしょうか。
債権者の名前に”シカゴ・ホワイトソックス”というのもありますけど、
他チームにも迷惑を掛けていたんですね。
あと、日本のメディアでも取り上げていた現西武ライオンズの石井一久のバイアウト
(契約期間中にメッツへトレードされましたが支払義務は残っていた様子)
とマーキス・グリッソム(2002年まで在籍)の負債も発覚。
 
思えば、近年のドジャースには可笑しな契約が沢山ありました。
J.D.ドリューの”opt out事件”というのがありましたけど、
この様子だと遅滞から逃れたいと考えていたボラスが編み出した必殺技だったかもしれないし、有望な若手選手に長期契約を全く提示しない不思議な現象もありました。
 
他所のチームなら、エバン・ロンゴリアでも、ライアン・ブラウンでも、ジョシュ・ジョンソンでも、
ドジャースよりも遥かに予算の低いチームの若手選手が長期契約を結んでいますが、
このチームではそうした(戦略的に)明るい話題が殆ど出なかった。

ベテラン選手の買い漁りは、マニーやアンドルーのような比較的短い契約に集中していて
案外、4年も5年も先の投資に(融資元から)ストップがかかっていたのかもしない。

とにかく、このままでは長期契約どころかその日暮しなりかねない財政状況から
高年俸の選手を放出する噂が出てくるのは当然ですが、
その人数は半端ではないです。
 
黒田博樹(1年$12M)
テッド・リリィ(2013年まで$33M)
チャド・ビリングズリー(2014年まで$35M)
マット・ケンプ(今季$6.95M、年俸調停権利有)
アンドレ・イーシアー(今季$9.25M、年俸調停権利有)
ホアン・ウリーベ(2013年まで$21M)
ジェイミー・キャロル(今季$1.8M、来季FA)
 
現在、黒田とジェイミー・キャロルの名が挙がっているのは活躍しているから。
2人とも契約は今季までなので、それをダンピングしても黒田はともかくキャロルの分は
たかが知れています。
かといって不調なウリーベとリリィでは引き取り手が見つかる公算はかなり低い。
 
時間を追って現実味を帯びてくるのはビリングズリー、ケンプ、イーシアー。
この3人が放出されたらチームとしてはほぼ壊滅状態。
しかも、トレードを待ち侘びているかのようなケンプの爆発ぶり。
 (正直、この環境で爆発できるパワーは素晴らしいの一言)
 
まともなキャッシュフローを実行していれば、解体されるようなチームには見えません。
不合理を請う選手から見れば、フランク・マッコート氏は
 
 
まっこと、権力の狼藉者ぜよ。
 
 
ですね。
 
 
 
しかし、LAという市場規模なら優れたオーナーが引き継ぎ負債を片付けることが出来れば
名門復活もそう遠くはないでしょう。
 
オマリー一族が球団を手放してから迷走しっ放しのドジャースでしたが、
この件でなんだか胸の痞えが取れた気がしました。
 
 

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この程度の額なら豊富な資金をプールしているMLB機構が払えるので問題なし。それよりも今後の課題はマッコートとの裁判問題。ただセリグ・コミッショナーをはじめとするMLB機構は、どんな手を使ってでも名門球団ドジャースを守ろうとするからあとは時間が解決してくれるでしょう!
ただしチーム主力選手の放出はやむを得ないかもしれませんね!

あとhausさんの記事には登場していませんが、他球団が欲しくて欲しくてたまらないのは、今シーズンオフに年俸調停を控えたサウスポーエースのクレイトン・カーショウ。
イーシアー、ケンプ、カーショウに対する7〜8月のトレード戦線とシーズンオフの動向が、ドジャースにとって最大の課題です!

※トラックバックさせてもらいました。

2011/6/30(木) 午前 10:07 パケット

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ども、大変ご無沙汰しております。
これは何とも腹が立つ出来事でした。スポーツチームという公的な存在を、いいように勝手に私的利用したんですから。試合観戦をボイコットしたくなるファン心理も良くわかります。あの歴史あるチームのホームスタンドが、閑古鳥が泣いている姿を見るのは忍びないので、この上は早いとこマッコート氏には退場願いたいものです。

2011/6/30(木) 午後 7:02 [ mukkuomarlin25 ]

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パケットさん:早々に健全な経営状態に戻してもらいたいですよね。未払い金がこれだけあるのなら集団訴訟出来るのではと思いましたが、別に個人でも訴えることが出来そうな人達ばかりでした。

カーショウは調停権利取得までもう一年かかる見込みなので敢えて外しました。来年はどうかわかりませんけどね。

2011/7/1(金) 午後 10:58 [ haus ]

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marlin25さん:ここ数年のコレさんをフューチャーした不可解な補強劇も裏が取れた感じですね。ツケにしていたた部分が一気に請求来た感じで、どこかの国の国家予算と似たような展開となってしまいました。

このショックからどのくらいの期間で立ち直れるのでしょうね?

2011/7/1(金) 午後 11:06 [ haus ]

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カーショウも今シーズンオフには調停権利を得るので、たぶん今の50万ドルから相当な額を提示してくるでしょうから、球団としては早めの長期契約を結びたいところ。ところが今のドジャースにはそれができそうにないので、となるとシーズンオフの目玉になるような気がします!

2011/7/2(土) 午前 10:55 パケット

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私の勘違いでした、カーショウの件。そうですね、オフには気を付けないと。

2011/7/3(日) 午前 11:00 [ haus ]

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