放射性セシウムが何年もかかって減る意味:簡単に減らない
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年間20mSvの地域を子供たちに許しても良いと思う政治家の人がいるなら,
その方々が,まず最初に住むべきだと思う.
(京都大原子炉実験所:小出裕章氏) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
放射性セシウム134(半減期2年)と放射性137(半減期30年)が,どのように
減っていくのか.
判らない方がいたので,おおざっぱに説明します.
3/12の福島原発爆発後,環境中に134が70%,137が30%の割合で
存在しているとします.
(補足:文字が見にくい方は,ブラウザ設定で文字のサイズを大にして下さい)
A市の空間放射線量を計測したら「1年間60mSv」だったとします.
放射性セシウム134(半減期2年)と放射性137(半減期30年)が
どのように減っていくか簡単に計算します.
← 137(3割)+134(7割)=合計100%(10割)とします
これで年間60mSvとします.
134は2年ごとに半減します.
137は30年ごとに半減します.
計算すると 134は20年後には限りなくゼロ.
2年後:137変化なし 134は70÷2=35%に 合計30+35=65%に減った
60mSv×(65/100)=39mSv
4年後:137変化なし 134は17%に 合計で47%に減った 60mSv×(47/100)=28mSv
10年後:137変化なし 134は2%に 合計で32%に減った 60×(32/100)=19mSv
60×(30/100)=18mSv
30年後:137は30÷2=15% 134は0.001% 合計で15%に減った
60×(15/100)=9mSv
60年後:137は15÷2=7.5% 134は約0% 合計で7.5% 60×(7.5/100)=4.5mSv
90年後:137は7.5÷2=3.75% 134は約0% 合計で3.7% 60×(3.7/100)=2.25mSv
120年後:137は3.7÷2=1.87% 134は約0 合計で1.87% 60×(1.87/100)=1.12mSv
年間60mSvの場所で120年後にやっと 人が住んで良いという年間1mSvに接近
なかなか減らない意味が判ります.
今,生きている人たちが全員死んでも 収束なんかしていません. もっと高い地域は,さらに長い年月がかかります.
道路・山林・田畑・川・海に放射性物質が蓄積しています.
チェルノブイリ事故後のウクライナ/ベラルーシ両国が
「除染しても元には戻らないですよ」と日本に言っている意味がこれです.
「両国は住民の帰還を目ざし,公共施設などで除染に取り組んだが
効果的な手法は確立できず,時間と予算だけが費やされた」と語った.
過去記事
「放射線量が高い地域を1mSvにするのは何百年とかかる」 http://blogs.yahoo.co.jp/permer4_4/27956067.html |

