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震災49日忌in気仙沼、嚴修さる!

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 襌興寺HP http://zenkoji.e-tera.jp/~  

去る4月28日(木)東日本大震災49日忌が全国各地で行われました。

妙心寺派では全国各地の寺院に呼び掛け、震災発生時刻の午後2時46分を
期して、一斉に「祈りと希望の鐘」が打ち鳴らされ、法要が実施された模様です。

 今般、宮城県気仙沼の地福寺様の復旧支援活動&49日忌法要に御加擔頂きました、
大分臨済宗青年僧の会事務局の龍興寺、林浩道師より当日の貴重な写真をご送信頂きましたので、
その一部始終を改めてご報告させて頂きます。

 今回の法要は、地福寺様の檀信徒である、ないに関わらず、この度の大震災&津波により
亡くなられた全ての方に門戸を開放した震災49日忌大法要でした。お骨&遺影を各遺族が本堂に
持ち寄り、全ての震災の犠牲者のご冥福を祈る被災地真っ只中での大法要です。

 地福寺様では門前より前方数kmが津波被害により、原爆跡地の如く、全く何も無い更地に帰するという
想像を絶する甚大な被害を蒙りました。歴代の総代長様方々、2年前に新築成った本堂&会館の
建設委員長始め200名〜300名の檀信徒の皆様が犠牲、又は今現在も行方不明となっております。

 かろうじて九死に一生を得たご住職、寺庭様他御寺族が、瓦礫に埋もれた本堂、会館をこの49日間、
全国各地の寺院関係方々の必死の復旧支援を受け、漸くこの日、本堂を使用しての49日忌開催の悲願が
叶ったものです。
 住職たっての念願として、本堂での法要後は、駐車場内に寄せ集めた六地蔵の前で、海に向かって
施餓鬼会をぜひ開催してあげたいとの先行きは、当日の天候次第となっておりました。

 天気予報では前日より当日は本降りで、本堂内での施餓鬼会に切り替える準備も覚悟しておりましたが。。。「念ずれば花開く」!

 何をどうしたものか。朝から見晴るかす海は抜けるような晴天に恵まれました!住職は式開始前からTVや新聞の取材に追われる中、次から次へと参列者が取り合えず復旧なった本堂に押し寄せ、津波によって流されてしまった残りのスツールが足りるはずもありません。住職は参列者にその事情を説明、立ち見での列席を詫びる間もなく、300名〜400名の遺族の皆さんで本堂内は立錐の余地もない有り様です。

 開式に先立ち、住職よりの指示で、司会が「もし式途中に大きな余震があれば、全てを投げ打って海から反対方向へとにもかくにも避難するように!」との注意事項がアナウンスされ、場内はにわかに緊張感に包まれました。

 津波により隣室の庫裡天上裏に打ち上げられていた法鼓による、出頭の合図で導師入堂。
皆さん避難所から来られた方々も多いはずながら、全ての皆さんは喪服に身を包んでの出席で、亡き人々に対する遺族の想いが知らず伝わって参ります。

 開式に先立ち、暫しの黙祷。

 導師は丁重にお供え物を薫じ、献じ終えると、導師はこの間の思いを啓白文という詩の形式で朗々と読み上げます。続いて般若心経による本尊回向。ご本尊延命地蔵様はかろうじて津波による消失を免れました。代表焼香に続き、大悲咒の胸中に列席者全員が回し焼香。
 経を唱える僧侶の目にも涙、その本堂に響き渡る朗々たる経の調べに合掌を支える人々の目からもとめどない涙が溢れ、堂内は万感の思いに満たされ、自他不二の一体となった魂の振動が、各自の心中を貫き共鳴した如く感ぜられました。
 本日の法要の功徳が、今現在も行方不明の方々の御霊も含め、全ての萬霊に行き渡りますように!との願いを込め、又、この法要を一つの節目に心の支えとして、一歩でも前に歩み出すとの誓いを込めて四弘誓願文が最後に唱えられました。

 続いて住職法話。とその瞬間、強い余震に堂内ざわめき、緊張が走る!
しかし、住職のとっさの機転により、「津波でフェラーリ4台、ベンツ2台流されて、残念!」のジョークで場内沸騰!笑顔が溢れました。
 
 現実は住職も辛く、悲しく、落ち込んでいる。しかし、住職自ら復興支援の礼状に記するが如く、「逃げない、めげない、くじけない」の心意気で、より良い生き方をしてゆかなければ、この震災で亡くなった多くの尊い犠牲者に申し訳ない。共に支えあい、前を向いて頑張って行きましょう!の呼び掛けに参列者一同只只涙で頷く感無量の一期一会の一時でした。

 了じて溢れんばかりの参列者は海に向って施餓鬼会嚴修。海に向って「帰って来いよ〜!」と叫ぶが如く、洗米と浄水を力強くまいて、参列者全員による焼香、総代長挨拶にて式次第は全て無事円成と相成りました。
 この間の復旧支援に携わられた皆様方の尊いお心の結晶たるべき素晴らしい法要となりましたことに、
衷心より深く感謝申し上げます。このような場に立ち会えたことは全く出家冥利に尽きる仏縁でございました。  

法要終了後は、当山青壮年部・女性部石垣会長連日の気仙沼2往復、クレーン車に大和町吉田の湧き水飲料水を500Lタンク持参の上、設置。大きな石を次々整理、片付け境内整備に汗を流しました。
 皆様、お疲れ様でした!   
         合掌  襌興寺 徹玄 拝

  襌興寺HP http://zenkoji.e-tera.jp/~


 追記1.
 この日本堂には、東京龍雲寺寺庭細川要子様から心尽くしの献花一対、献菓・果物が供えられました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。


追記2.
 岐阜西教瑞雲寺住職高田慈雲師より電話連絡にて、4月29日晩出発→5月5日?迄約1週間の予定にて、禅塾生27名+同師他3名が、指導員補佐・谷藤師の自坊がある岩手県大槌町へ復興支援のボランティアに出かけるとのご連絡を頂きました。続く第2陣には新塾頭の羽賀師も同行される由、遠路誠にご苦労様です。

追記3.
四国西教区観音寺住職山崎忠司には、本年春季定期巡教でお出で下さるところ、震災に伴う巡教中止にも拘らず、ご多用中、遠路4月26日より5月4日の長きにわたり、気仙沼地福寺様の復興支援活動に御尽力頂き、心より感謝申し上げます。お疲れさまでした。

 追記4.
 襌興寺の地元、滝の原温泉ちどり荘には4月29日より5月8日まで国連公認のNPO法人・難民を助ける会の方々が此処を拠点として、宮城県鮎川の復興支援活動に来ていらっしゃいます。東京からスタッフ&ボランティア計15名+宮城県ボランティア15名合計約30名程で、連日日帰りで炊き出し、子守り、配給物資の仕分け&配布等に励んでおられます。かの石垣会長宅で事務局長氏&現場責任者とじっくりお話を伺う事ができ、大変勉強になりました。お世話をする滝の原温泉の女将さん始め宿の皆さんもご苦労様です。

 追記5.
 岐阜県瑞龍僧堂の雲水4名(含む尼僧1名)の方々が、4月28日〜5月4日迄1週間、石巻小学校避難所に泊り込みにて、市内慈恩院様始め市内の復興支援活動に励まれたとの事、誠にご苦労様でした。

 追記6.
 JR東日本松島海岸駅隣の観音堂(旧法雲庵)に5月8日より京都両丹教区國清寺住職白鳥天海師が本山災害対策本部のスタッフとして常駐して下さるそうです。今後は此処を石巻、三陸海岸への拠点として寝泊りができる様になるそうです。尚、当所にて到着名簿等の記載をお願いすることになるとの事です。(天野泰俊教化主事談)

 追記7.
 静岡県清水市の東壽院様始め教区寺院の方々が、先月4月下旬に、宮城県七ヶ浜の金剛寺様の要請により、仮設住宅入居者の生活必需品の救援物資を運搬、仕分け、並びに仙台市内寺院の本堂床下のヘドロ撤去に来られた旨、ご連絡並びに詳細映像を送信して頂きました。誠にご苦労様でした。

 追記8.
 宮城福島教区第7部波立寺様(福島県いわき市)では、現在地震&津波による甚大な被害の復興を支援して頂けるボランティアを至急募集中とのことです。お志のある方、宜しくお願い致します。

 追記9.
去る5月4日松島瑞巌寺陽徳院瑞巌僧堂本堂にて、霊雲院則武秀南老大師、瑞巌寺住職起雲軒老大師、及び台湾仏教会代表者10名並びに宮城福島教区尊宿出頭、松島町長臨席のもと、東日本大震災物故者慰霊法要が厳かに営まれ、不肖も出頭させて頂きました。同仏教会より松島町に4,000万円の義捐金、並びに福島寺院への見舞金が手渡されました。感謝&合掌






 

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来る5月9日〜11日の予定で、岐阜県下呂の温泉寺住職岩浅宏観師他部内寺院の若手和尚様2名を含め、全3名の皆様が復興支援活動に来てくださることになりました。との事。感謝!
不肖並びにかの石垣英孝青壮年部・女性部会長も同行し、ワゴン車&4tトラック+1台で、空になった飲料水タンクの補充と支援物資の移動作業で2往復&駐車場内瓦礫の分別作業に行って参ります。

2011/5/6(金) 午前 11:44 [ Gencha.Zn ]

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