過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

2011年3月31日

←2011年3月30日 | 2011年4月1日→

全1ページ

[1]

宮城県石巻寺院の被災状況等について他

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 本日、法類の石巻廣濟寺(こうさいじ)副住職さんと
電話連絡が取れましたので、ご報告させて頂きます。

 電話口の声は、被災による過労と寒さからご家族が次々と風邪を引かれた為、
そのガラガラ声を振絞るように、罹災当時の状況を教えて頂きました。

 地震直後の津波は誰も全く予想だにしておらず、警報馴れした市民は
直前まで通りに出ていたところ、隣接する小学校の先生が旗を振りながら
気仙沼の津波が6mを越えた!逃げろ!と必死に知らせながら走ってこられたそうです。
 住職、副住職、娘さんの3人は小学校に向って逃げましたが、寺庭婦人さんの姿が見えず、
副住職さんが引き戻し、間一髪で小学校の校舎に辿りつくや否や、
激流が轟音と共に1階部分に侵入し、校舎3階に駆け上り九死に一生を得たそうです。

 普段は小船しか行き交いしない川を、橋を乗り越えて大型船が、流される住居と共に川を
逆流し、墓地から境内に流れこんだようです。その後丸2日間は小学校の避難所生活。
どこもかしこもずぶ濡れで、寒くひもじい生活を過ごされました。
 途中ご住職の薬を探しに副住職さんが首まで水に浸かりながら寺まで一往復されたそうです。

 三日目には、水道、ガス、電気もない寺に水に浸かりながらも戻り、ローソク、井戸水生活で凌ぎ、
結局停電は約2週間に及んだそうです。
 昨年新築された本堂は何とか床下浸水で助かったものの、庫裡(くり=住居部分)は油とヘドロの
混ざった異臭を放つ泥に覆われ、墓地は根こそぎなぎ倒され、花園会館は床上浸水の上、
ガラスが割られ、侵入した何者かによって、建物内のポット等の備品が荒らされた状態で、
使い物にならない状態になっているそうです。

 雑巾などで拭き絞るようにして、泥状のヘドロを拭い取り、現在は何とか庫裡に住める状態になっているとの事です。ご住職が元甲子園球児の関係からか、少年野球の少年などが復旧の応援に駆けつけてくれて、境内もようやく歩けるようになってきつつあるようです。

 副住職さんの同期の秋田の昌東院様が親子で大量のガソリンと灯油を自力で運んできて下さって、
石巻市内の禅昌寺様も含めて届けて下さったことに大変感謝しておられました。

 全国各地より様々な物資や飲料水を送って頂き、現在は食料、物資共に何とか足りているとの事です。
市内では罹災時の悲惨な具体的事例の話が人伝に流布され、津波の轟音が今も耳から離れないとの事です。寺内のローソクは近隣のホテルや民家に罹災直後はお分けしてお役に立ったとの事です。
現在市内の道路状況は概ね通行可能ですが、自転車が欠かせない必需品であり、流れ着いた自転車を
皆さんそれぞれ再利用しておられるようです。

 断片的な情報のみしか入って来なかった為、かくも甚大な罹災状況とは思いませんでした。
心からお見舞申しあげます。

 教区宗務所長の同性寺住職渡辺俊道師とも携帯電話にて連絡が取れました。
現在日中は寺内にて復旧に取り組んでおられ、アパートを借りて通っておられる由。
利府町にある寺庭様のご実家等からの援助にて、食料・物資は足りているとの事でした。
 教区内若手僧侶の応援で本堂内の泥出しなど助かった、とおっしゃっていました。
4月2日に教区の会議が開かれるらしく、教区有志を募って、気仙沼の地福寺様始め、
被害甚大で復旧に人手を必要とする寺院にボランティアで駆けつけるので、その際は
ヨロシク!と元気に語っておられました。問題はガソリンですが、教区に多少の備蓄はあり、
乗り合わせ等、教区でも考慮される予定だそうです。

 県内高速道路、有料道路など概ね開通致しましたし、食料。必要物資等は被災地でも
ある程度配給されてきております。私見ながら、そろそろご本山の対策本部の方で、全国的に若手僧侶や花園会員などの有志を募集して頂き、とにかく人手を必要とする寺院、境内等の復旧に大掛かりな人的資源の投入をして頂ければ、この悲惨な状況の被災地で、寺院が本来果たすべき役割にこぎつける為の道筋が、一日も早く付けられるのではないかと思っています。

その2 
 本日岐阜東教区の大通寺西川知孝師より、弊寺宛てに心尽くしの食料・お米等がクロネコヤマト便にて送られて着ました。心から感謝申しあげます。その他多くの方々より援助のお申込のお電話、メール、お手紙・ハガキ等頂き、大変有難く御礼の言葉もございません。我が寺は何とか日々の暮らしは成立っておりますので、この善意の届け物をより必要な方に有効に役立てる手立てはないかと現在思案中です。感謝&感激です。ご参考までに同師より添えられました真情溢れるお手紙を無断転載させて頂きますことをお許し下さい。

 前略、乱筆を失礼致します。このたびの震災、心からのお見舞を申しあげます。宗務本所の罹災状況にて梅澤さんのお寺の被害状況を知り、再度お電を差し上げた次第でございます。ブログの写真にて襌興寺様並びに部内の寺院様の状況を拝見し、皆様の心中お察し致します。境内の整備に飛んでお伺いできないのが、誠に申し訳ない思いでいっぱいでございます。
 長期間、自坊を離れることができない愚僧は、不肖ながら有志の大震災救済托鉢に繰り返し参加はしているものの、僧として一人の人間として、直接被災地の方々に手を差し延べることが出来ないのが残念でなりません。

 一昨日より「東海地方から宮城県への個人宅配が可能」となりましたので、この荷物が届く頃には物資が行き届いているかも知れませんが、買い物も時間と動力が係ると思いまして、取り急ぎ気付いた物だけお送り致します。僅かですが、これはご遠慮なさらずご家族や檀家さんでご利用下さい。必要なものは、ガソリンと生ものでございましょうが、「配達は十日ほどかかります」と言われましたので生ものは諦めました。中部地方には何でもあります。今後、何か必要なものがあれば、ご遠慮なくお申し付け下さい。
(後略)

 全国の皆様のこのような素晴らしい励ましの心に支えられて、被災地は必ずや立派な復興を遂げることができると確信致します。心から御礼申しあげます。合掌  襌興寺 徹玄 拝




 

閉じる コメント(7)

閉じる トラックバック(0)

全1ページ

[1]


.

Gencha.Zn
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

  今日 全体
訪問者 0 8818
ブログリンク 0 1
コメント 0 86
トラックバック 0 4

ケータイで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

URLをケータイに送信
(Yahoo! JAPAN IDでのログインが必要です)

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

開設日: 2008/10/28(火)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.