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会社で有線が流れていて、それは良いのだが、ただ、時折何度も聴かされると参る歌もある。
最近では、「神様お願いだよ〜」という歌詞の歌で、全部聞いても苦笑が漏れるだけでどうなんだ
ろうねこれは、という感じだった。それが何度も流れると、そのうちイライラしてくる。
この歌を好きな人には申し訳ないが、僕には苦痛である(笑)。
たわいもない歌で、好きな子がいて、付き合いたいだけの話でどう頑張っても中学生の話である。
良い年の青年が歌う歌ではない。中学生にターゲットを絞って売るんなら良いが、聞かされるのは
大人もいるので、良い迷惑である。
神様に頼む前にやることがあるんじゃないの、いう感じである。少なくとも甲斐性はなさそうな男
である。こういう男が良いというのなら、蓼喰う虫も好き好きというから良いんだろうが、ろくな
男じゃないと思う(笑)。
恋愛を神様にお願いできるのは、年端もいかない少年少女だけであろう。自力でなんとかするのが
大人であるし、それができなきゃ、一生恋人などできはしない。
彼女になにかしたということが歌詞にはみられず、ただの妄想みたいなものである。こういう歌が
もし共感を得るとしたら、社会的にかなり深刻なコミュニケーション障害が蔓延しているんじゃな
かろうかと老婆心ながら思う。
第一情けない(笑)。
僕がどうこう言うのはお門違いだと言わえればそれまでだが、少年時から今に至るまで、自分の恋
愛に関し、神様にお願いしたことは記憶にない。
それというのも、神様にお願いしていいのは、自力ではどうにもならない、もっといえば、人知人
力ではどうにもならないことと思っているので、神様が、頑張ってやればできることをかなえると
はとても思えないからである。
僕が念頭に願うのは、世界平和くらいなもので、自分にかかわることでも大過なく過ごせるように
ということくらいである。
男女のことは当人同士がどうにかしないとどうにもならないので、神様に何を約束してもそれ以上
のことができないのら、まず、駄目だろうなと笑ってしまう。
それに、こういう男はすぐ初心を忘れて身勝手になるのは目に見えている。
まず、彼女のことは何も分からず、笑っているだけでいいとか言っているのはややおバカさんで、
その上彼女を守るとかいっているが、何を僭越なことを思う。
守ってくれと言われたのならまだしも、まだ恋人にもなっていないのに、どうしたものかと思う。
一言でいえば、ただ頭の中で勝手に恋愛しているというだけである。
深く読んでみれば、たとえば、好きな子がアニメの主人公だとか言うのなら、かなり説得力があ
る。リアリティがあるのはそれくらいで、もしも生身の女性に向かって歌っているとしたら、神様
とか言っている前にデートにでも誘ったらどうだ、と言いたくなる。
同年代の女性歌手の歌が、男と別れても頑張って立ち直ろうとして、つらいけれど彼に感謝できる
ようになりたい、と歌っているのに、男は神様お願いだから、彼女と付き合わせてくれと歌ってい
る。この差がちょっと「痛い」感じである。
これ以上なにも欲しがらないといっているが、そんな男はつまらないだろう。
オスカーワイルドは言っている。
「過去のある女性は魅力的だ。しかし、男は未来がある方がいい」と。
残念だが、この歌の男に未来は感じられないし、他力本願な感じがする。
第一、夢が無い。
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