入院すると病院のごはんは魚の骨までとっているという投稿がありましたが、
いえいえ。そうでもないようですぞ。
ほら。
ばっちり尾頭付き
カレーを食べて、少し買い物をしてから病院に戻ると、ちょうど晩ごはんの時間。
おくさんはこれを食べながらケータイでテレビを見ています。
そこへおくさんの友達がやってきました。
以前この病院で、おくさんと一緒に働いていた仲間です。
いまでは師長(婦長)さんなのだとか。
おくさんもつまらないところへお嫁に行かなければ、
きっとたくさんの人の役に立っていただろうにと思うと、
いささか気の毒に思えてきます。
なにより、へんぴな土地で、
お茶ひとつのむにも不自由な暮らしをしなくてもすんだだろうし、
ワケのわからない欠陥マンションを買って心をすり減らさなくてもすんだでしょうから。
ぼくはこの辺で引き上げることにしました。
急に誰もいなくなるとおくさんも寂しがるでしょうから。
ちゃんと残さず食べるようにいって、病院をあとにしました。
あとは真っ暗な海へ漕ぎだす船に乗って家へ帰るだけです。
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