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ヨーロッパ瞬間紀行

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マラケシュの宿にいる間、あんなトイレの汚い宿に偶然にも1人の日本人女性がおりました。
聞くとOLを辞めて一人旅をしているとのこと。
ところが初めての海外旅行で、最初の国がモロッコなんですって。

これには少し驚いた。
皆様、モロッコって「日出ずる国」神秘的な国のイメージでポジティブな印象がお強いかもしれませんが、この国は結構深刻な貧困状況です。そしてヨーロッパへどんどん不法入国し、スリやドラッグやマフィアの手下となり犯罪者へと変身していく。これ、ヨーロッパのイメージね。
だから街角でモロッコ人らしき人物を見かけると、カバンを押さえ目を合わせないように歩くのが普通なんですね。

つまりモロッコは危険です。
事実、わたしたち女性2人でモロッコへ行ったとローマに帰ってから話したら「なんて勇気ある行動なの!?」と結構ヒンシュクかいました。
もちろん私達も観光気分半分、身の危険には常に注意して歩いていましたし、宗教的なものを考慮し服装もなるべく肌の露出を控えたものを心がけたり夜9時以降はけして出歩かないようにしました。

そこに、人生初めての海外、しかも女性一人。。。
更に私達を驚かせたのは通りで声をかけられたモロッコ男性と一緒に夜のドライブへ出かけたという話。
アバンチュールは個人の問題ですから別にいいですよ。

でも行動自体はちょっと常識はずれてます。

私達がマラケシュに着いた時、ひどく嫌な噂を耳にしました。
あるフランス人女性が砂漠ツアーへ出かけた時、ガイドのモロッコ人にレイプされ、遠い砂漠から帰ってきたときは既にボロボロになりフランス大使館へ駆け込んだという話。
砂漠は誰も助けてくれない上に町へ戻るのに3日はかかると言われています。なんという悲劇・・・モロッコを好きな外国人だってたくさんいて、みんな異国情緒を求めて訪れているのにこのような事実があるなんて恐ろしい事です。イスラム教は輪姦は大罪なんじゃないのか。。。。。

もちろんこれは一部の悪い奴だったんだと思います。しかし、これって海外の現実です。レイプなんて意外とそこらじゅうにある話です。だからこそ、自分の身は自分で守らないといけない。
けどこの日本人の子は、モロッコ人に誘惑され楽しいひと時を過ごした話を嬉しそうに話していました。恋愛じゃなくて、アバンチュールの話です。
郷に入れば郷に従うのが掟。
「何もなかったから大丈夫」じゃなくて「何もなかったのはラッキー」だと思って欲しい。

海外に住むと常識を超越した日本人によく出会います。
真夜中のピラミッドを監視の目をごまかしててっぺんまで登ったという男性。
(一歩間違えたら銃殺ですよ)
当時(旧)ユーゴで内紛が起こっている最中にサッカーを観にいくといってきかない男性。
(当然強制送還されました)
そしてこのような、レイプ事件を耳にしてもどこ吹く風でナンパに浮かれる女性。
(本人は否定していたけど事実かなり深い話までしていたので既成事実はあったでしょう)

人と違う事をしてみたい、というよりも「現地を良く理解した行動をとる」事の方が、より海外慣れしている人と言えるのではないでしょうか。

以前朝日新聞にイラクがアメリカに攻撃されている最中、記者がある2人組みの日本人男性パックパッカーにイラク国境で出会った話がありました。「ルートにイラクが含まれているからどうしても行くんだ」と言ってきかなかったそうです。記者はそれを聞いてただ見送ったと書いていました。
私も同じ立場ならきっと何も言わずに同じように見送ると思います。

だって、言っても無駄だから。
国際的視野がまだまだ狭いなと、そんなおばかチャンな日本人を観るたびに切なくなります。

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