はじめに
はじめに 人生を水槽とみなすなら日々小さな事柄が塵となり埃となり時に小石となって 私のさして広くもない水面を揺れ動かす。しかし残念ながら知識や教養などは羽毛のように軽く 表面をゆらゆらと漂うばかりでなかなか沈まぬし雑事で皮膜が覆い明鏡止水に程遠い。 しかし時の助けをかり少しずつ静かにそれらも沈み澱み水槽の底に沈殿していく。 美しいものも醜いものも罪も当の本人の自覚のないままに確かに蓄積し層となり私となっていく。 沈殿物。 まだ固まらぬ表層に棹させば何かでてくることを期待して書きすすめていきたい。 絵画はWilliam Bouguereau ( 1825-1905 )ウイリアム ブーグローを転載しているが
本文と直接の関係はない。ギリシャ神話をモチーフとした裸婦に囲まれた ディオニュソスがうらやましかったからである。 -The Youth of Bacchus- |
