ドクターヘリパイロット奮闘記

老いぼれドクターヘリパイロットの繰り言

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またヘリ横転、、、、

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 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/351956.html

 北海道でヘリスキーのAS120が山頂で横転した模様です。

 いつも  pun*u*0461 さん情報ありがとうございます。

 不整地や雪上の着陸はヘリが小さいほど、危険性が増すと思います。小型のヘリはやはり、風にも弱いし、余剰馬力も十分でない場合も多く、また安定性も十分ではないので、相当な飛行経験を持っていているパイロットでも遠慮したいというのが本音でしょう。

 山岳地 雪上 洋上、そして狭逢地のホバリング、ホイスト スリングなどは中型の204 412 など5トン程度のヘリが最小で、それ以下のヘリでは、見張り要員や誘導、ホイストやスリングのコントロール要員などが十分に乗れないので、パイロットのかかる負担が大きくて、いざというときの簡単に事故になってしまう恐れな大です。

 もうひとつの問題点は、今回のような場所への乗客の輸送は条件的に許可になるはずがありませんが、なぜか許可になっています。

 つまりスキッドが木の根っこや切り株などに引っかかるような不正地や除雪や十分に踏み固めてないような雪面、傾斜地などは着陸許可基準に合わないので、誰がどのように申請し、そして許可権者がその申請と現状がどの程度許可基準に合致しているか、どのようにして確認し、許可を発したのでしょうか。

 また積雪の多い地域では、着陸地の状況は毎日のように変わりますが、ヘリの飛行前にどのようにして、安全を確認するようになっていたのでしょうか。

 これが人命救助や、救急飛行ならば許認可の対象外ですから、パイロットが自ら安全を確認して、飛行することで事足りますが、有償で人を運ぶのには旅客機と同じ安全性が求められるので、いい加減な状態では飛べないということになります。

 建前上だけの話ですが、、、、、

 通常はいい加減な許認可によって、その安全性はすべてパイロットに丸投げで、今回のように墜落したら、お前が悪いということで事故調査も一件落着となります。

 ですからこのような飛行をするヘリのパイロットはこのような状態で飛ぶに際して十分な訓練を受ける権利を行使することもなく、無防備なまま墜落となります。

 旅客を輸送するヘリが引っかかるような根株や障害物、積雪などがあること自体がいったいどんな審査をして許可したんだと聞いてみたいものです。

 少なくとも着陸帯は狭くてもいいから,整地するか鉄板か板を敷いて置くのが普通だと思いますが、、、
 
 

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  悪天 続き、、、、

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  写真は   朝 霧の中でも飛行準備中

 このところ真冬から早春への季節の変わり目で 雨 雪 霧とヘリにとってはつらい天候が続いています。

 当地はドクターカーが配置されていますので、悪天候の中で無理をすることもなく、救急出動をお任せすることが出来て、非常に恵まれています。

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南和歌山医療センターにヘリポート

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 ヘリポート設置で搬送時間短縮へ 南和歌山医療センター
紀伊民報 2月2日(木)17時1分配信


 和歌山県田辺市たきない町の南和歌山医療センターで、ドクターヘリが離着陸できるヘリポートの設置工事が進められている。3月までに完成の予定。これまでは同病院に搬送する場合、近くで救急車に乗せ替えていたため、到着までに時間が余計にかかっていた。川崎貞男・救命救急科医長(49)は「時間的に余裕のない重症患者にも対応できるし、多くの人を助けられる可能性が広がる」と話している。

 県の事業で、総事業費は約2億円。昨年11月に着工した。病院ヘリポートは紀南では田辺市の紀南病院や新宮市立医療センターにもある。

 ドクターヘリは県内を中心に運用され、原則として県立医科大学付属病院に搬送されるが、患者の状態や家族らの希望、同院の受け入れ態勢などを考慮して、他院に搬送することもある。

 これまでドクターヘリで患者を南和歌山医療センターに搬送する場合、近くのビッグ・ユーの広場に着陸し、救急車に乗せ替えて運ぶしかなかった。そのため、南和歌山医療センターに患者の受け入れを依頼する場合、消防本部に救急車を手配するなどの手続きも必要になっていた。川崎医長は「直接来られるようになれば、手続きが減り、当院への患者受け入れ申し込みの敷居も低くなる。搬送時間も短縮され、より多くの患者を助けられることにつながる」と期待する。

 ヘリポートの面積は約570平方メートル。東側駐車場の上6メートルの空間を利用して造り、渡り廊下で病院の2階とつなげる。駐車場はこれまで通り使用できるという。上空から見やすい赤色を基調にしたデザインにする。

 ドクターヘリは有視界飛行のため、通常は日中だけの運航だが、大規模災害時などにも対応できるよう、県内の病院ヘリポートではまだ少ない夜間用照明(発光ダイオード)を設置する。

 ドクターヘリは救急医療用の機器を備えたヘリコプター。道路状況に影響されず、搬送時間を大幅に短縮できるほか、医師や看護師が乗り込んでいるため、受け入れ先の病院までの搬送中に、治療を始めることができる。県内では2003年、県立医大病院が全国で7番目に導入した。

 県内のほか、協定を結んでいる近隣府県にも出動。出動件数は毎年度380件前後で、昨秋の台風12号後は、被災し市街地への主要道が遮断された田辺市本宮町や新宮市熊野川町でも活躍した。

 南和歌山医療センターへのヘリコプターでの患者搬送数(防災ヘリや海上保安庁ヘリも含む)は、07年度は19件、08年度は33件、09年度は66件と増加傾向だった。ドクターカーの運用が始まった10年度は24件、本年度は昨年末現在で32件となっている。

 私が2年ほど前までお世話になっていた、和歌山県は救急医療の先進県でドクターヘリの導入は10年も前で非常に積極的です。

 救急病院にヘリポートがあるのは今回の南和歌山医療センターを始め県内各地域に6カ所もあります。

 その他各市町村には専用の救急防災ヘリポートが20カ所以上もあるでしょう。

 それに比べて私が住む奈良県は同じように山間部過疎地が多い県にもかかわらず、このような施設はほとんど皆無という寂しい状態です。

 同じ国民が県が違うという事でがあまりにも格差が大きい行政サービスに甘んじなければならないとは、何とか改善してほしいものです。

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 ドクターヘリ機長 除雪作業で転倒 骨折重傷、、、、

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  恥の戸市民サンからの書き込みで、N航空 ドクターヘリ機長が除雪作業中、転倒し骨折の重傷を負い、ドクターヘリが6時間に渡って運休したそうです。

 早速ネットで検索してみましたがニュースソースにはたどりつけませんでした。

 この時期ありそうな事故で、私自身も前回の出張中同じように朝の運行前の除雪作業中、凍った雪に足をとられて転びましたが、幸い重傷にはいたりませんでした。ただそのときに筋に無理がかかったのか、あるいは普段使わない筋肉を酷使したのか、数日間下半身に違和感を覚えていました。

 今回のパイロットの負傷はさまざまな問題を投げかけています。

 まず第一にドクターヘリの運行を請け負っている、ヘリ会社はヘリポートの管理運用まで請け負っているかどうかで、そもそもヘリポートの除雪はじめ、施設の維持管理をする義務があるかどうかです。

 請け負っているということになると、運行会社はヘリポートその他運行の施設が規定されたヘリの運航に支障のないようにする義務が発生しますので、その作業をパイロット、整備士など誰がするかは運行会社の問題となります。

 そこまで請け負っていないのならば、しかるべき部署が運行開始前に支障のないようにする必要があるでしょうし、運行に支障がある状態ならば当然運行は遅延するということになります。

 豪雪地帯では人力ではとても除雪はできませんので、通常は雇用契約した建設会社などの重機がやることとなりますが、重機が入らない格納庫の出入り口や給油用油脂庫の周りなどは、普通誰もやってくれませんのでパイロットと整備士が協力して早朝からやることとなります。

 もちろんなれない仕事なので筋肉痛や転ぶことなどは普通に起こりえますし、今回のような骨折なども十分に予想はされたことです。

 また除雪用の道具も機材も十分ではなく使い方にもよく慣れていないのが普通です。

 さすがN航空は大手で名古屋から交代のパイロットを定期便を使って派遣したのでしょうが、よく6時間で交代者が着いたものです。

 必要な交代要員を十分かかえていない会社は大変なことになったことでしょう。

 今回のパイロットの負傷事例は少し問題を提起しているようです。

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海上自衛隊ヘリ横転、、、

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 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012020801001195.html

http://video.jp.msn.com/watch/video/%E9%9D%92%E6%A3%AE-%E5%90%B9%E9%9B%AA%E3%81%A7%E8%A8%93%E7%B7%B4%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E3%83%98%E3%83%AA%E6%A8%AA%E8%BB%A2/1hx5e86z

 
青森、基地滑走路で海自ヘリ横転 乗員1人軽傷

2012年2月8日 13時23分


 8日午前9時15分ごろ、青森県むつ市の海上自衛隊大湊航空基地の滑走路上で、3人が乗った哨戒ヘリコプターSH60Jが横転した。同基地などによると、ヘリには機長の関川覚三等海佐(50)らが乗っており、うち1人が軽いけがをしたという。

 事故による火災や油漏れはなかった。海上幕僚監部内に事故調査委員会が設置され、詳しい状況を調べている。

 同基地によると、管制官がヘリと通信ができなくなった。雪で視界が悪く、隊員が直接確認しに行ったところ、ヘリが滑走路上で横倒しの状態になっていたという。

 青森地方気象台によると、風は強くはなかったという。

(共同)

 真平らで広い飛行場のような地形で、積雪があって、かつ強い降雪中ヘリがホバリングをするとき、ホワイトアウトと言われる非常に危険な状態に陥ることがあります。

 ホバリングのダウンウウオッシュで自分自身が舞い上げた地上の雪と、上から降ってくる雪が一体となってパイロットの目から見た外界の景色がすべて白一色となって、上下左右、姿勢がまったくわからなくなって、地上に激突横転する危険が大となります。

 とくに空が一面曇っていたりすると余計に危険が増します。

 自分が舞い上げた雪の影響のほうが、降雪の雪よりも危険なので、不用意に舞上げた雪の中に入らないような配慮が必要です。

 入りそうになったら、ためらうことなく、速度高度を上げて逃げるしかありません。ドクターヘリの運航など、機体の重量が重いと十分な余裕馬力がない場合はさらに早い判断が必要となります。

 600メートルしかない滑走路の端で見えなくなったということはホワイトアウトの可能性が非常に強いと言えるでしょう。

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