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憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥 麦なでしこ
今日の一句 憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥 芭蕉
(うきわれをさびしがらせよかんこどり)
嵯峨日記。落柿舎。元禄四年卯月廿一日(1691年5月18日)
西行の「山里にこは又誰をよぶこ鳥独りすむまとおもひしものを」(山里でひとりさびしく住もうと思ってきたのだが、呼ぶ子鳥がしきりに鳴いているのを聞くと、何かに呼びかけられているような気がする)という歌に寄せて詠んだ句。閑古鳥よ。この静かな境遇にありながら、思いは乱れ、沈み、まことに妄想絶ち難き我身である。どうかその声を聞かせておくれ、そして静けさの中で心の平安が持てるように。
やはらかにそよぎ薫るはかすみそう とっこ |
