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釣鐘草

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 庭の釣鐘草が咲き始めました。96歳になる母がたくさん育てています。どのくらいあるかと数えてみましたら、なんと30鉢ちかくもありました。ちょっと変わった色を見つけると欲しくなるようです。
 種から育てているのは立派です。しかし他家受粉のためか、採った花と同じ色の花を咲かせるとは限らないようです。そのため母は離れたところに鉢を移したりしていますが、その効果は
 
 
イメージ 4判かりません。
 釣鐘といっても花は横向きか上向き、ハンドベルと言った方がふさわしいかもしれませんね。日本の山野に自生する蛍袋も釣鐘草といいますが、こちらは下向きですから名前の通りです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 上の3枚は直射日光が当たっている状態採りました。なるべくよく撮れそうに光が当たっているのを被写体にしました。提灯の内部に光源があるようにも見えますよね。
 
 
 釣鐘草
   五月の光包みけり
とっこ
 
 
 
 
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憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥

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 麦なでしこ
今日の一句          憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥    芭蕉
                (うきわれをさびしがらせよかんこどり)
 
 嵯峨日記。落柿舎。元禄四年卯月廿一日(1691年5月18日) 
 西行の「山里にこは又誰をよぶこ鳥独りすむまとおもひしものを」(山里でひとりさびしく住もうと思ってきたのだが、呼ぶ子鳥がしきりに鳴いているのを聞くと、何かに呼びかけられているような気がする)という歌に寄せて詠んだ句。閑古鳥よ。この静かな境遇にありながら、思いは乱れ、沈み、まことに妄想絶ち難き我身である。どうかその声を聞かせておくれ、そして静けさの中で心の平安が持てるように。
 
               やはらかにそよぎ薫るはかすみそう       とっこ

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知識を忘れる

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 長谷川櫂は俳句の入門書を四冊書いています。
 
      ①一億人の俳句入門
      ②一億人の季語入門
      ③一億人の切れ入門
      ④句会入門
 
 俳句を始めた当初、およそ2年前、①と②を読んだのですが、今思い起こせばあまり内容が理解出来ませんでした。しかし最近、三冊目の「切れ入門」を読んでから、「季語入門」を読みなおしてみましたらかなり解るようになっています。一時、「俳句の止め方」に関して迷ったこともありましたが、「切れ入門」を読んでみて目からうろこがおちたような気がします。
 書かれている内容については省略しますが、私のように直接師から指導を受けないものにとってはありがたい入門書です。専門家ではないのだから、あまり理屈を考えると楽しくなくなってしまうのではという意見もあります。でも書道を学ぶさい最初は必ずお手本が必要ですよね。うまく書けるようになって初めて手本から離れることができるのだと思います。
 
 この本の締めくくりで著者は以下のように記しています。
 
 ここに書いたことは知識として知っていても何の意味もないということです。俳句は実践的な文芸です。人の俳句を読むだけでなく、自分で詠んでこそおもしろい。同じように切れもまた自分で使ってこそ意義がある。
 もう一つは実践するということ矛盾するように聞こえるかもしれませんが、私がこれまで話したことをすべて忘れて欲しいということです。というのは知識を知識として得ただけでは何の役に立たないからです。それどころか、かえってその人を縛る。知識が手かせ足かせになって自由な句作りを妨げる。俳句の世界を見わたすと、知識が邪魔をして変なところにこだわったまま一生を費やす人がいます。(中略)
 そうならないためには知識は忘れなければならない。(中略)
 これはどういうことか。知識を忘れるということは知識が単なる知識のままでなく、その人の血になり肉になったということです。反対に血肉になっていない知識はなかなか忘れられない。覚えている知識とはまだ見についていない知識なのです。
 
 この本を読んでから過去に落選した句を詠みなおしてみましたら説明の句ばかり。どう直してよいのか分かりませんが、まずい句だなと感じました。習ったこと、特に「切れ」を実践していきたいなと思います。
 
            霜柱俳句は切字響きけり      石田波郷

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ヤマボウシ

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 山法師が咲き始めました。花ミズキと同じミズキ科ミズキ属に分類されます。六月ごろ真っ白な花を樹頭いっぱいにつけます。この白い花は実は苞で、まん中の緑黄色に見える部分が花。それを法師の頭に見立て、白い苞を頭巾にみたてて、「山法師」といいます。
 この花の存在を意識したのも信州でした。勤めていた会社に花水木が沢山植えてあったのですが、その中に一本山法師が混ざっていたのです。四五年経ち写真を始めてから気がつきました。興味を持っていないときは気がつかないものです。
 
 この花(実は苞)は咲いてから花びらが徐々に大きくなります。また大きくなるにつれて緑から白に変化します。以前はそれらを不思議に感じていたのですが、苞も葉の一種なので生長するのかなと今は納得しています。種類もたくさんあるようですね。下の山法師は葉の周辺が白く縁取られれています。 
 この花の美しさは花の白さと葉の緑の組み合わせにあるのかなと思います。初夏には白い花がたくさん咲きますが、これらの花が桜のように花だけが葉の出る前に咲いてもあまり美しさを感じないかもしれませんね。「卯の花」という表は白、裏が青の夏の色目がありますが、本当に初夏らしい取り合わせだと思います。
 
            山法師日陰で白さ増しにけり    とっこ 
 
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 子供自然公園の小さな池に咲くコウホネですが、あまり目をとめる人はいないようです。黄金色の美しい花です。スイレン科の花でもありますし水の中から顔を出しているところを鑑賞したいのですが、池が土砂で埋まってしまい趣がありません。
 
            こうほねや清き流れを思ひしか    とっこ

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嵐山藪の茂りや風の筋

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今日の一句           嵐山藪の茂りや風の筋    芭蕉
               (あらしやまやぶのしげりやかぜのすじ)
 
 嵯峨日記。落柿舎。元禄四年卯月廿日(1691年5月18日) 
 遠くには嵐山の山並みが、近くには青々と竹藪が茂っている。さわさわと竹の葉を揺らし薫風が渡っていく。ここでは風の通り道がまるで見えるようだ。
 
               若竹や白きえりもと浮かびけり       とっこ

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