このところ、メディアの不満の記事が多くて恐縮なのですが・・・
彫金って言葉もまた、彫金教室とかのアマチュアの宝飾技法に曖昧な使われ方をされてます
そもそもは、その彫るという技術も宝飾技法の中のひとつだったと思いますが
技術というものは、高度になってくると、どうしても分断化やスペシャリスト化してしまいますので
彫金という言葉が一人歩きして、本来の彫金というものが、かなり特殊な技法ゆえに
影を潜めてしまったのでしょうか?
少し前のローカル番組での石留めの伝統工芸職人が報道されました
同じ技術を持つものとして、見てましたが、最後まで爪留めだけでした
石留めには、ここブログでも紹介してますが
爪留めと彫り留めとに大別されますが、その彫り留めが出来る職人は全体の1割2割程度になります
爪留めとて、簡単ではありませんし、スペシャリスト化して、高度な技術だとは思いますが
さらに、その彫り留めが出来る職人の中でも、和彫りが出来る人はもっと絞り込まれます
こちらは、その和彫りの中で最も高度な技術とされてる、唐草彫り
もう20年以上前に私が彫った18金の平打ちのリングですが・・・
今はこんな仕事はありませんので、今彫れと言われても出来ません(笑)
昔は菊とか梅の花とか、花札みたいな絵を彫りました
文字も彫りましたね
おおたくんは、紙に書く字より、彫りの字の方が上手いんだね?とか言われたことも(爆)
いずれ今無き仕事ですが、今の世代だと、おばあちゃんがしてる指輪に何とかあるかも知れません?
さらに、もっと掘り下げて行きますと、肉彫りという技法があります
版画とかでも、字を彫るのと、字を浮かせるのとがあると思います
石留め職人が伝統工芸なら、これは人間国宝とも言えますかね?(笑)
これは私がイタズラで吹きっぱなしのシルバーに彫ったものです
肉彫りというのは、とにかくとてつもなく時間が掛かります
タガネを使い慣れるという意味でも練習として彫ったものです
何をモチーフに彫ったと思いますか?
実を言いますと・・・
南斗聖拳のシンです(爆)
思い出の品ですが、金にかえようかと思ってます・・・
えっ?そんな事出来るのかって?言われました?
例え人間国宝だとしても、錬金術師ではありませんから
金(きん)に変えるのではなく、金(かね)に換えるんですよ(笑)