無題
恒吉僚子、S.ブーコック編著『育児の国際比較 子どもと社会と親たち』
今、日本の育児雑誌をいろいろ集めている。正直、私はこれらの情報に思いっきり振り回されたクチである。しかし、突然子どもの慢性疾患という現実を押し付けられ、所詮、育児書なんて、健康な母子(あえて「母」としたい)が、中流の暮らしぶりのなかで、平和に行なわれていくという前提のもとにかかれているモノなんだ・・・と、半ば強制的に理解させられた。
この本では、日本、アメリカ、フランス、イギリス、中国の5カ国で出版されたメジャーな育児書を比較分析している。
それこそ百年ほど前では、それぞれの国ごとで「個人主義」「啓蒙主義」「宗教」といった特色ある育児法がなされていたようであるが、1946年のスポック博士の育児書以降、「科学的」という権威をまとい、子どもへの態度はより寛容になりつつあるらしい。昔のアメリカなどは子どもを鞭でたたいたりするこ
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