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 ドイツの科学者の伝記を読み始める前、戦後民主主義への明確な疑義は押井守のパト映画と、
ケルベロスシリーズで知ったと思う。後者で実際に観たのは『人狼 JIN−ROH』だけだけど、
確かパンフで(恐らく60年)安保闘争までは日本社会は変わり得る時期だったと読んだ覚え。だから、
押井は「もう一つの過去」にケルベロスを運用させたが、私にとっての「確からしさ」は不明でした。

 また第二次大戦直後、敗戦国と戦勝国の日米とも「日本社会の共産化」の恐れも情報という知識で、
知っていたこと。確かに当時は米ソ冷戦の初期なので朝鮮戦争での米軍批判は当時の共産圏礼賛に、
理屈としてはあり得る。しかし日本国民の敗戦直後の進駐(占領)軍への礼賛を母などから聞いたので、
(体制側としての)日米の危惧を警戒し過ぎと思った記憶。

 だからアインシュタインの伝記を読み、日米の政府関係者が恐れた物とともに「戦後民主主義」、
さらに天皇の戦争責任回避の理由も分かったと思い、愕然としたのですね。高校でワイマール憲法は、
「民主的な憲法」と文言としてでも教わったことがドイツと日本の理解の助けに。再三言うように、
ワイマール共和政のドイツと「戦後日本」の状況は互いに入れ替え可能と推測できた次第。

 つまり「ナチスとヒトラー」という欧州にとっても最悪を回避できた「世界」はあり得たと思い、
「民主主義」の確立に失敗して復古主義か共産主義という両極端の体制が生まれる「戦後日本」も、
(遡って)考えるべきと思いつき。つまり「戦後民主主義」は連合国からの贈物で、米国の懺悔の証で、
「ナチス体制」を回避して欲しいという欧州からの祈りの言葉と理解できたのです。

 しかし私もアインシュタインの伝記を読むまでは「戦後民主主義」の(日本の)当たり前のことと、
思っていて。つまり科学者の伝記で理解したのは確固たる民主主義(社会、あるいは国家)は、
国家としての巨大な悲劇が必要(必須)という点。一方でリンク先の以下の文言は?

 明治の近代化(西洋化)を肯定しつつも昭和の帝国主義(西洋化)を否定してみせた司馬遼太郎はその断絶を言葉にできなかったという。

「戦後民主主義」とは(若干)違う問題ですが、やはりアインシュタインの伝記(生涯)に「答え」が、
あると考えられ。簡単に言えば『機動戦士ガンダム』の「ジオニズム」の言葉としての元ネタの、
シオニズム。アインシュタインはユダヤ民族に希望(期待)を持たせたいためにヴァイツマンと一緒に、
ユダヤ人国家建設の募金活動で米国を行脚。アインシュタイン自身の狙いはユダヤ人の大学建設。

 当時はベルリン大学に奉職していたが、ドイツの他の大学はもちろん他の欧州でもユダヤ人差別は、
横行を。推察するに特に第一次大戦後、ドイツ敗戦の理由は平和主義者とユダヤ人と喧伝されて以降、
さらに入学差別と就職差別が確立し。まりアインシュタインは運が良かった自分の境遇を鑑み、
                       つ
先輩への恩を後輩に返すにはユダヤ人だけで学ぶ大学が必要という理解へ。

 だからシオニズム運動に加担したけど、アインシュタインは(パレスチナ訪問前から)運動の困難は、
察するところ。当時の新聞で知ったと察せられますが、パレスチナにはパレスチナ人が住み、
無理やりな国家建設は必ず武力衝突を生むから。つまりシオニズムは夢で語る段階ならいいけど、
実際の政治運動にするのは拙いと思ったはずであり。

 上記の展開を援用すると「明治の近代化(西洋化)」は日本が国家の夢を語れた時代であり、
「昭和の帝国主義(西洋化)」は日本が当時の大国の国家運営を習得しようとした時代というもの。で、
当時の大国は帝国だったので帝国主義で運用しようとしたが、帝国主義の耐用年数を見誤り、
戦争に負けたと考えるのですよ。

 さらに「富野にとっての女王」ですが、私はシャアという「権力者」で人類の問題を提起した後、
解決策のために「女王」を欲したと私は意味づけ。しかし権力闘争が出来る「オス」と違い「メス」は、
「守るべき者」を生めると私は偏見。つまり「メス」が王になるためには「悲劇」という理由が、
必要という仮定を、私はマルタ・クビショバとアウンサンスーチーから学ぶ。


[3364q gundam.txt]

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トラックバックありがとうございます。

たいへん興味深く拝読させて頂きました。
いい勉強になりました。

あなたに触発されて新たに(ショーモナイ)記事を書きました。ご笑覧くだされば幸いです。 削除

2016/5/14(土) 午前 1:20 [ shiwasu5 ] 返信する

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