[1765]「ゲームプログラミング」の盲点
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しかし実は本書が「猫でもわかる」シリーズの中で一番使えない。C言語自体は心得ているので、 最初に紐解いた「Windowsプログラミング」が一番私には役に立った。もう一冊の、 「ネットワークプログラミング」は読み通しただけなのはネットワークの構築が今のところ必要ないからで。 なのに買ったのは絶版を恐れたから。読んでみるとネットワークを組むためには有用と思えたし。 もちろん「ゲームプログラミング」でもゲームを作るうえで使える知識や方法を教えてくれているが、 作るための知恵を教えてくれるわけではなく。私は受講したことはないけど市民講座のシナリオ入門と、 似た性質があるのでしょう。基本となる話の運び方は教えてくれても、引き付ける物語の方法論までは、 個人の資質に関わることだから教えるのが難しいと。 実を云うと「ゲームは物語である」と思いついたので今回の記事を書いたのですね。というのもゲームは、 情を引き出すからお話と似たところがある。一方で『猫でもわかるWindowsプログラミング』が、 使える教科書と思えたのは理、ことわりの世界だけ扱っていたからであり。 考えてみれば砲弾の軌跡の計算から始まったことでも解るとおり、コンピュータは理の世界の賜物。が、 デジタルデータは劣化しないので細かくしていけば人間の目や耳をごまかすことが出来ると考え、 すでに『都市と星』で人工現実のゲームをアーサー・C・クラークは描写。現実はCDが嚆矢に。 CDは私たちがデジタルデータを身近に手に入れた最初だけど、注意すべきはレコードと同様に、 CDのシステムと中に入る音源が分離している点。当たり前と思うかもしれませんが、 実はコンピュータゲームに関してはプログラミングの知識が必須。もちろんゲーム会社の中では、 話作りとプログラミングは分離しているから、思ったほど重要な点でないかも。 しかし同人活動ではプログラミングと表現の両方とも要求されるから、マンガの同人誌や、 インディーズから出るCDとの差が際立つ。翻って『猫でもわかるゲームプログラミング』は、 スペースインベーダーを自作できる知識は身に付けられるけど、創作の秘密が書かれてはないわけ。また、 あくまで2次元だからシューティングゲームならいいけど、3次元計算は…。
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