ギリシア

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ブルースター・イサキ

イメージ 1

ミコノス行きの朝、ユースホステルに宿泊していた僕は5時に起き、周囲の迷惑にならぬようそっと準備を整えチェックアウトした。
まだ暗いアテネのダウンタウンを地下鉄駅へと歩き出す。
空気がひんやりと乾いていて、重い荷物を背負って坂道を歩いていくにはちょうど良い気候だ。
まだ暗いうちから多くの人が活動していることに驚きつつも、いつものように周囲に気を配りながらゆっくりと歩いていく。
アテネといっても、やはり暗いうちに歩き出すのは決して安全とは言えないはずだ。

オリンピックを機に造られたのだろうか、地下鉄駅は大変モダンな造りだった。
途中で20ほどの駅に停車したと思う。
駅名はギリシア文字で書かれているため、車内放送と視覚に入る駅名とがなかなか一致しないうちに、いつしか電車は終点のピレウス駅に到着したようだった。
ギリシアにいる間に、これをピレウスと読めるようになるだろうか?

僅かに空が白けてきたばかりであるが、既に港は活気にあふれている。

ブルースター・イサキ号


僕の乗る船の名前だ。
まずは船の停泊位置を確認。

それから、たくさんある屋台をまわって食パン型のピザ風の食べ物を購入した。
旅で身につけた僕なりの基準で、最もお買い得の判断だ。
ドリンクは日本では決して飲まないファンタオレンジ。
海外では僕のお気に入りである。
途中でこれらを食べれば、朝と昼の食事を1回にまとめられる。
これも節約のための 綿密な 計算だ。

船に乗り込むと早速客室へ。
しばらくの間、想像していたよりも随分と立派な客室でくつろいでいた。
だが、不運にもやたらとやかましい若者たちが同船していて、ついにはそれに耐え切れなくなって甲板に出る。
甲板に乗客はほとんどいなかった。
ここで6時間を過ごす覚悟でベンチに腰かけ、パックからありったけの衣類を取り出し重ね着をする。
空気が冷たい。
しかも海の上をかなりの速度で進んでいる。
体感温度は限りなく低かった。
だが、あのやかましい若者たちのそばで過ごすよりはマシだろう。
寒さに耐えながら、死んだようにベンチに横になって時間をやり過ごす。
空や海の美しさを味わう余裕はまだなかった。

イメージ 2

写真はエーゲ海とその上に浮かぶ雲。
船はまだ出港したばかりで、ミコノスまでの道程はまだ遠い。



移動の記録
月日 〔列車番号〕 出発時刻(出発地)→ 到着時刻(到着地)  

10/5 〔ブルースターイサキ〕  7:25(ピレウス)→ 12:40(ミコノス島)

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