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学校連絡会という会議がある。
毎週水曜日、川向こうの下丸子分校で午後行われているらしいが、ここ二回続けて校長に頼まれて出席した。
以前都会の学校にいた頃、理事長が”お茶のみ会”と呼んでいた会議である。
テーブルが四角に並んでいて、各学校の校長とか教頭がここに座る。
後ろのほうに傍聴席の様に五列くらいテーブルがありここに下丸子分校の若い教師とか学級委員が座る。前回の連絡会では夢転がしがどこかの教頭がやりっぱなしたある仕事を引き継ぐにあたってその重要性を訴えた。理事長はいなかった。
しかし夢転がしの転がしに副理事長も他校の校長も全く転がる気配も無い。
要は話しがここに集まっている副理事長やら校長達には高尚で難し過ぎるのである。
結果は”重要性は認める”であり、確かに理事長のいう”お茶のみ会”である。
だが、お茶もコーヒーも出ない。
今日は学校連絡会の後、理事長が参加して理事連絡会が始まった。
理事長は前回と違って聞き役に廻っていた。どこかの教頭があたかも自分がしたようにデジタルホームとかの話しを夢転がしの様に話し出す。
又、この話しが長くて何を言いたいのか良く解からん。
つまらん話しを聞くと俺もここの校長の様に判断力が鈍くなるかも知れん。
聞いている振りをして理事長を見ると首を前に垂れて明らかに居眠りをしている。
幸い、首がたれているから鼾は出ていない。鼾は大体顔が上を向いている時に出るのである。
俺だけでなく、理事長も詰まらないのだろう。居眠りの中で恐い夢でも見たのか突然、理事長がビクッと体を動かしテーブルを蹴飛ばしガタッと音を出す。
「次の議題に移ろう」とでも言うのかと思ったら、又夢の中に入っていった。
これは「止めろ」というサインかも知れん。
だが、依然としてどこかの教頭は話し続けている。
終わって見れば時計は午後六時を廻っていた。
俺は一体、今日半日何をしたのだろう。乗り物を使ってここに集まる各校の校長や教頭は毎週こんな事をして何も感じないのだろうか、どこかの校長の様に一人机で足を組んで黙って本を読んでいるほうがよほど益しである。
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