にゃんまるらぼ〜その日暮らしの手帖〜 ミキスト

ノージャンル・フリースタイルのブログです。鉄道関連の記事は別ブログに掲載していきます。

扱いが難しい人肌ゲル

ずっと経済関連の話ばかりしてきましたが、久しぶりにフィギュア素体のことを書きます。
やわ肌のフィギュア素体製作は成型不良の連発で昨年末一度製作を中断しました。とはいえその後も地道に残っているシリコーン等を使って成型実験を繰り返しています。

旭化成ワッカーの超軟質シリコーンM8400にシリコーンオイルを混合してさらに軟質化させ、スキンはユタカメイクの液体ゴムBE-1と同じアクリルエマルジョン系の木工シーラントで成型して、やわ胸・やわ尻を再現する方法に目途が立ちかけていますが、まだ完全とはいえません。

M8400を充填物にするかわりにもう一度人肌ゲルでやわ胸・やわ尻を再現する方法を試してみることにしました。
結果ですがやはりこれはダメ・・・・・・ものすごく扱いにくい素材であることを再認識しました。
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説明書どおり電子秤を使って主剤3:硬化剤1で混合したのですが、何日経っても硬化する気配がありません。何が原因か不明です。

人肌ゲルはもう使いたくありません。

再度またM8400を使って成型実験を行い、結果が良好であればこれを追加発注して素体製作を再開するつもりです。またお金が飛んでいく・・・・orz とにかく工作はカネと時間がないとできません。

鉄道系の話題はこちらで書いています。

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1月中にベーシックインカムを、そして今は通貨改革の必要性について話をしています。
今回はこの2つの政策構想はこれからお話する2つの基本コンセプトの下で推進すべきことだと私は考えています。
それは
「資本主義経済の進化」
「マネーのデモクラタイゼーション」です。

この2つの基本コンセプトは「すべての国民に豊かで安定的な暮らしを提供する経済システムづくり」という思想に基づくものです。

17世紀〜18世紀あたりにイギリスで勃興した産業革命とリンクするかたちで生まれた資本主義経済体制は今日に至るまで飛躍的に発展し成長を遂げてきました。この経済システムによって私たちは高度な文明生活の恩恵を受けることができております。
しかしこの経済制度を支える信用(債務)通貨制度は過大な信用膨張によるバブル経済の発生とその後に起きる大恐慌やデフレ経済の他に、銀行などの金融機関の経営破綻と預金の取り付け騒ぎ・預金封鎖、金融システムの混乱など深刻な経済・金融危機を過去何度も世界中で発生させてきました。その苦い経験から準備預金制度や各種法規制によってそれらの危機を減少させられるようになってはきましたが、信用(債務)通貨制度が持つ欠陥の根本解決にはなりません。

資本主義経済はこのような深刻な経済・金融危機の他に、工業技術の急速な発達によって生産・供給効率が消費・需要の伸びよりも上回り、雇用需要や生産設備がダブつき気味になってしまうという矛盾も抱えるようになっています。自動生産化が進んで失われた雇用のかわりに新しい産業が別の雇用を生むという形でその矛盾はこれまで大きく露呈してきませんでしたが、この先AI(人工知能)技術が発達してくるといよいよ本格的な技術的失業の時代が到来すると云われ始めています。

技術のイノベーションと同時に資本主義経済というシステムのイノベーションが必要になってきているのです。これが「資本主義経済の進化(Evolution of Capitalism)」という意味になってきます。
資本主義経済システムのイノベーションは二つの仕掛けによって進めます。
信用(債務)通貨制度から政府(統制)通貨制度へのシフトを行う「通貨改革」
所得分配の多重化
です。

通貨改革は民間銀行が債権を泡のごとくぶくぶく膨らませて通貨を生む信用(債務)通貨制度ではなく、政府が議会等の承認を得て発行する資産である政府(統制)通貨制度へと切り替えていく構想です。これによって民間銀行は信用創造という権益を手放すことになり、無秩序・無政府的に泡銭を生み出すことを防ぎます。実際に保有している現金の何倍以上も貸出金を企業や個人に貸し付けるということがなくなりますので、取り付け騒ぎや預金封鎖によって預金者が財産を失うという危険を消失させられます。
マネーの発行量は民衆から選出された議員が決めることになりますので、シビリアンコントロールの下で生まれたマネーとなります。ですからバブル経済や恐慌の発生を防ぐことができ、安定的な経済が実現します。

恐慌や極めて長い異常なデフレ状態によって民衆は多くの雇用や富・財を失い、貧困状態に陥ったり不安定な家計状況に悩まされるようになってきました。そうした経済危機リスクを除去することは国民の生活安定に不可欠なことですし、企業の経営にも同じことがいえます。経済状況の不確実性が企業の雇用や設備投資を萎ませる要因になっていました。

通貨改革によって資本主義経済はより堅実に、安定的で、強靭な成長を維持できることになるでしょう。

このように経済や金融の地ならしを行うと同時に所得分配システムも二重系統化させ、国民所得の不安定化や喪失を防止することも目指します。
これまで資本主義経済制度において労働者が所得を獲得する方法は資本家に雇用され、労働に従事し、賃金を得るというのが基本でした。富や財の代替物であるマネーは資本家⇒(賃金)⇒労働者という流れで分配されています。
しかしながら生産技術高度化によって省人化が進むと、この分配方法だけではすべての民衆に富や財をまんべんなく分配することができなくなっていきます。そのことが需要・消費の萎縮を招き、雇用や設備投資の萎縮へとつながってしまいます。
そのために資本家に集中してしまうマネーの一部を国家が税というかたちで徴収し、資本家に代わって国家が分配するという経路を設ける必要が出てきます。資本家⇒(税)⇒国家⇒(ベーシックインカム)⇒国民という流れです。

これが実現すると多くの国民は就労所得とベーシックインカムという2つの所得(インカム)を得ることになります。ツインカム化です。所得分配経路が2系統化されることによって、どちらかが寸断されても所得ゼロになる危険を防ぐことができます。よく機械などの故障や安全対策として回路や機構の二重系統化を設計に盛り込むことがありますが、それと同じ考えです。

ある労働者が突然病気や怪我で倒れて仕事ができなくなったり、サブプライムローンショック並みの大きな経済ショックや東日本大震災クラスの巨大災害に見舞われることで賃金というインカムが失われたとしても、国からベーシックインカムというもうひとつのインカムで糊口をしのぐことができるということです。
それと近年キャバクラ嬢や風俗嬢から話を聞くと昼間派遣会社で本業を持っており、掛け持ちで夜の仕事をやっていると言われることが多いです。つまりは彼女たちは生活上ダブルワークをしているわけですが、どちらか片方のインカムをBIで賄うことができれば精神的にも肉体的にも楽になるのではないかと思われます。

もちろんツインカム化といってもBIひとつで生活するという人がいても構わないと私は考えます。あくまで所得分配の考え方がもうひとつあってもいいのではないかという発想です。

それからマネーのデモクラタイゼーションについてですが、これもいくつかの意味を含ませました。
デモクラタイゼーションの訳語は”民主化”が当てはめられることが多いですが、文脈によっては”大衆化”という訳語の方がいいときもあります。VWがゴルフⅦやそのプラットフォームのMQBについて紹介するときに「デモクラタイゼーション」という言葉を頻繁に使っていましたが、これは”民主化”というより”大衆化”の訳語がいいかと思います。
話がそれましたが、私が考えるマネーのデモクラタイゼーションとは
1 マネーを大衆に広くまんべんなく分配するデモクラタイゼーション (ベーシックインカム)
2 マネーを遣う裁量権を官や一部資本家・富裕層から民衆へ移行させるデモクラタイゼーション
3 通貨の発行やその量を決める権限を銀行から国民の代表者へ移行させシビリアンコントロールするデモクラタイゼーション (政府・統制通貨の導入)
となります。

技術高度化社会への適応と信用(債務)通貨制度の問題克服を狙いとする資本主義経済システムの進化とマネーのデモクラタイゼーションの二者を統合したものは「資本主義経済補完計画」と呼称するのがいちばんかなと今のところ考えているところです。

通貨改革やベーシックインカムはそれ単体で推し進めるのではなく、資本主義経済のメタモルフォーゼ(変態)という旗印の下で進めていくべきではないでしょうか。
そうした思想を持たずにベーシックインカムの実現だけを目的化してしまうと民進党みたいなデタラメ制度構想が出てきてしまい勝手に推し進められることになるかと思います。

鉄道系の話題はこちらで書いています。

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経済の話に興味や関心を持つ人は私の身の回りでほとんどいません。しかしながら前回の話を含め本来はすべての国民が知っておくべき事柄です。いまの資本主義経済を支える信用(債務)通貨制度は借金をどんどん生まないとマネーは発生しませんし、経済が回らない構造なのです。
民間銀行は保有している現金の何倍以上も膨らませた架空の貸出金を民間企業や個人に貸し出しています。
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コンピューターで預金口座のデータに貸出金を打ち込むだけで信用(債務)通貨ができてしまいます。まるで打ち出の小槌です。もちろん民間銀行がこのような泡銭を際限なくどんどん生み出すことを野放しにしていたら、とんでもないことになりますので、発生させた預金の〜%かを日銀の当座預金に積ませる準備預金制度という法的な歯止めがかけてあります。

このような信用(債務)通貨制度は資本主義経済やあらゆる産業の成長拡大に貢献してきたものの、モノやサービスが飽和状態になってくると、逆に様々な経済・金融危機を引き起こしはじめます。
それを列挙すると・・・・
1 バブル経済の発生と恐慌の発生
2 銀行の破綻や預金封鎖の発生
3 信用収縮が起きたときに政府が民間にかわり債務を発生させ、マネーを生み出さないと経済活動が停まってしまう。国家財政の悪化を招く。
といった深刻な問題です。

日本は1990年代にバブル経済が、2007年にアメリカのサブプライムローンショックの影響を受け、2度も大きな需要ショックを食らいました。バブル経済崩壊後、預金封鎖こそなかったものの金融機関がいくつも経営破たんに追い込まれています。そして言うまでもなく日本国政府は1000兆円という大きな債務を抱えるに至りました。
これらの経済ショックや金融危機が我々国民の生活水準をどんどん引き下げ、雇用や生活の不安定化や貧困の増大を招いています。

我々が豊かで安定的な暮らしを取り戻すためには、上に述べたような経済危機や金融危機を防ぐことが不可欠になってきます。それを根本的に解決する手段が信用(債務)通貨から政府(統制)通貨への移行を中心とする通貨改革であります。

政府(統制)通貨は信用(債務)通貨のように民間銀行が勝手にどんどん殖やしてしまうマネーとは違い、議会の承認などを経て発行される通貨です。すなわちシビリアンコントロールの下で生まれるマネーです
私は通貨改革とベーシックインカムは資本主義経済の進化とマネーのデモクラタイゼーション(大衆化・民主化)が狙いであると前に書きましたが、政府(統制)通貨はまさにマネー発行の民主化です

通貨改革の意義は政治家が唱えたりマスコミ等が伝えることはほとんどありません。しかしながらこれが実現すると我々はさまざまな経済危機や金融危機の混乱の巻き添えになる危険がぐんと小さくなります。雇用不安の危機にさらされることなく、我々は安心して将来の生活設計を組むことができるようになるでしょう。ですので私はそのことを多くの人たちに周知させていきたいと考えております。
あるブログサイトで年がら年中、「まもなく金融危機が」「通貨暴落が」「預金封鎖が」などという記事を書いておりましたが、そうした事態は防止できます。

これは決して荒唐無稽な話ではありません。やはりサブプライムローンショックの影響をモロに受け、金融危機や通貨暴落・国家財政破綻危機等で大火傷をしてしまったアイスランドが、それを教訓として通貨改革を構想しはじめています

前回に続き信用(債務)通貨制度の綻びについて書いてきましたが、この通貨制度の仕組みや問題点を理解しているか否かで多くの経済問題や国家財政問題の見え方が180度変わってきます。これを知っておくだけで「財政破綻ダー」「ハイパーインフレダー」と騒ぐ人たちの言っていることがいかに馬鹿らしいことかがわかります。

今度は通貨改革とベーシックインカムに通ずる基本思想「資本主義経済の進化」と「マネーのデモクラタイゼーション」について詳しく書かせていただけたらと考えています。

鉄道系の話題はこちらで書いています。

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前回は政府通貨とヘリコプターマネーについて書きました。政府貨幣やらヘリマネはキワモノだとか、国債暴落だとかハイパーインフレを起こすなどと導入反対派が唱えております。確かに政府貨幣やヘリマネは多くの人たちにとって耳慣れない言葉です。ヨタノ馨が「円じゃなく両にするのですか」などと言って政府通貨構想に反対したり、紫おばさん(またの名をノストラダムスおばさん)が中二痴新聞の紙面で「おもちゃのお金みたいなものを誰が信用するのか」などと書いておりました。

しかし今われわれが手にする諭吉さん(万札)やら、一葉(五千円札)さん、英世さん(千円札)といった紙幣・すなわち信用通貨の正体を知っている人はどれだけいるのでしょうか?それを知ったらズッコけること間違いなしです。

少し長いですがこのアニメーションをご覧ください。

このアニメは観たとたん「なんじゃこりゃあ!!!!」と言いたくなるような内容です。

このアニメの途中で金細工師であるゴールドスミスが登場し、彼が金貨や銀貨を鋳造する様子が描かれています。このゴールドスミスですが、やがて人々の財産を預かる金庫貸しや金利を稼ぐ金貸し業を始めだします。
ところがやがて人々はゴールドスミスの金庫からいちいち金・銀を出し入れしてもらいのではなく、スミスに預かり証を書いてもらい、それを貨幣がわりに遣うようになりました。これが紙幣の起源となります。
最初のうちはこの借用書の金額と金庫の中で預かっている人々の財産は同一になっていましたが、スミスは「どうせ金庫の中身は誰も見てはいない」ということで、預かっている財産以上の預かり証や借用証を発行し始めます。とんだ悪知恵です。
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これが近代銀行や信用通貨制度の原型となりました。銀行は実際に保有する金銀の何倍にものぼる債権=信用通貨を膨らましたのです。そういう意味で信用通貨は虚構のマネーといえます。

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信用通貨制度はひとつ間違えば預金封鎖や取り付け騒ぎを引き起こしかねないのですが
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大航海時代や産業革命において国家や資本家は莫大な資金を必要とし、銀行家から資金を大量に借りる必要がありました。信用通貨制度は産業拡大や近代化を進めることに貢献したともいえます。

18〜19世紀にかけて起きたイギリスの産業革命を皮切りに工業技術が急速に進歩し、飛躍的にモノの生産力が向上しました。18〜21世紀初頭までの二百数十年間はモノや経済の拡大・膨張期であったといえます。ここでは資本主義経済の第一世代と呼ばせていただくことにしますが、これを支えたのが信用通貨制度でした。

ただし信用通貨制度はここまで述べてきたように民間銀行が資本家に資金を融資することで初めて生まれるマネーです。誰かが負債を背負わないとお金が生まれませんし社会へ流れていきません。資本家が優れたモノやサービスを多くの顧客に売って儲けてやるぞという自信がなければ銀行からマネーの融資を受けて事業を興したり、雇用や設備投資をしようとしません。そういう状態ですと信用通貨の発行が進まなかったり、流動しなくなってしまいます。自分とは考えが逆ですが池田信夫氏風にいえばマネーのブタ積みです。
資本主義第一世代の拡大・膨張期であれば銀行からの融資で雇用や設備投資をガンガン行ってモノやサービスをどんどん生産してやっても、それを売り捌いて投じた資金を回収することが可能です。しかしモノやサービスの飽和状態になってくると次第にそれが難しくなっていきます。

もうひとつ困った状況を述べると信用通貨制度に支えられた資本主義経済はバランスシート上、常に誰かが負債を抱え込まねばならず、そしてそれがどんどん膨張していくという宿命を持っています。負債を増やしたくないといってそれを発生させるのをやめたら経済活動がストップしてモノやサービスの生産・流通も停まります。
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家計部門・民間企業部門・政府部門(+海外)の3つ(4つ)のうち、どこかが負債を発生させたり、それを抱えねばなりません。もうひとついえば誰がか資産を持っているとするならば同額の負債を誰かが背負っているのです。よくマンガやアニメで火のついた爆弾を何人かが押し付け合うなんてシーンがありますが、負債はその爆弾と一緒です。
(もっと不謹慎な言い方をすれば負債は原子力発電所の核燃料もしくは核廃棄物 電力を生むには原発を稼働させて核燃料を融合し、核廃棄物を出さないといけないのと一緒)
わたしたちが一枚の一万円札を得たならば、そのとき誰かが1万円の負債を背負っているのだと思わねばなりません。これがバランスシートの考えであり、信用通貨制度というものです。
日本の場合家計・民間企業・政府の三部門のうち、もっとも大きな負債を抱えているのは言うまでもなく政府部門で、それが1000兆円を超えただのと騒がれているわけです。国(Z省)はこの負債を家計か民間企業に押し付けたがっています。(恐らくZが”国家財政再建”で負債を押し付ける先は家計) 日本の政府が多くの負債を抱えている理由は20年以上にも及ぶデフレ経済によって、民間企業を負債を背負って雇用や設備投資を行うのを躊躇っているため、政府が代わって負債を発生させ背負わないと経済活動が停まってしまうからということがあります。またいまの日本の民間銀行は融資のお得意先が民間企業ではなく、国や地方自治体などの公共団体となってしまっている実情があるからです。

ここまで申し上げてくればなぜ信用通貨ではなく政府通貨なのかという理由が少しお判り頂けないでしょうか。
次から次へと負債を生まないと回らない貨幣制度ではなく、資産であるマネーで回す経済へと移行していく必要があるということです。
国が経済活性化を狙って財政出動をするときも、国債という負債を発生させて財源を生むのではなく、政府通貨で財源を確保する方法を採れば国家財政を悪化させたり増税の危険が少なくなります。
もし仮にヘリマネで国民にマネーを配るとしたら臨時定額給付金というかたちで行われるでしょう。「麻生自民政権がサブプライムローンショック後にやったあのバラマキか」と思われるかも知れませんが、この政権がやった定額給付金はただの財政出動だけです。ヘリマネの場合は政府通貨もしくは国債の日銀直接買い受けで行うものです。債務性が実質ない財源確保法です。(日銀直接買い受けの場合「政府は国債の返済義務がない」というのは間違い)

通貨量が増えるとインフレになりますが、政府通貨の発行量はインフレターゲットに基づいて決めます。デフレが続いている今の状況であればインフレ目標達成まで2〜3年ほど政府通貨の発行が続くことになるのではないかと云われています。

今回お話したことは政府通貨は決して危険なものではないことや、信用通貨制度が成熟期に達した経済状況にそぐわないものになってきたということです。それが通貨改革を行う意義となってくるのです。

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今年はじめよりベーシックインカムや通貨改革についての記事をずっと書き続けてきました。この二つの制度構想はさらに壮大な資本主義経済システムの変革構想に裏打ちされたものだと私は見ています。それは資本主義経済の膨張型から成熟・調和型のへの転換と貨幣の民主化です。自分は前者をEoCEvolution of Capitalism 〜資本主義経済システムの進化〜)、後者をDoMDemocratization of Money 〜マネーのデモクラタイゼーション〜)と仮称しています。
最近AI(人工知能)の発達や生産設備の超効率化による技術的失業と富や財の分配問題が起きる可能性が話題になることが多いですが、その解決手段としてベーシックインカムが注目を浴びているのです。通貨の流動性を確保し経済活動のマヒを防ぐ上でBIが不可欠になってくるという予測です。
私がベーシックインカムや通貨改革の必要性を感じているのはマクロ経済の観点からであります。

そうした中で今月初頭に民進党が日本型ベーシックインカムという中途半端でデタラメなベーシックインカム構想を打ち出してきました。その内容は極めてシャビーで「これがBIなの?」と目を疑わざるえないものでした。かなり期待を大きく外したものです。それはただ既存の社会保障制度と税制を小手先で弄ったものでしかありません。またその制度骨子はベーシックインカムではなく給付付き税控除というべきものですし、本来のBIから見たら極めて矮小化されたものです。これが実現したとしても国民はたいして満足しないでしょう。

左派政党でありながらリフレ政策に反対し、消費税引き上げや緊縮財政を唱えるマクロ経済音痴の民進党がベーシックインカムを実現することなんてできません。数万円程度のベーシックインカムでも膨大な財源を要します。これをどうやって捻出するのかという議論にこの党は応えられないでしょう。子ども手当や最低保障年金と同じことになるかと思います。
給付付き税控除や給付金の年金保険料化をやるにしても歳入庁の創設が避けて通れません。この党はそれに挫折した前科ももっています。それだから安倍首相に「所得や資産の把握が難しいといった問題や不正受給など多岐にわたる課題がある」と一蹴されてしまうのです。

民進党のヘタ打ちと安倍総理の答弁によって今の現状でベーシックインカム構想と給付付き税控除・歳入庁創設の3つは実現可能性がかなり低いことがあきらかになりました。そのことを我々は受け止め諦めねばなりません。このことは我々国民にかなり深い絶望を与えたのです。

前置きが長くなりましたが、我々国民はできそうもないベーシックインカムや給付付き税控除に今期待や希望をかけるべきではありません。これらの制度は当面実現しないものだと諦め、マクロ経済の活発化や我々の生活問題に対処していかざる得ないのです。

我々の経済的状況を改善させることができそうな経済政策は今の時点において政府通貨によるヘリコプターマネー給付しかありません。政府通貨とは何ぞやということはこの後お話したいと考えていますが、今我々が普段遣う紙幣である信用通貨みたいに負債を生まないマネーを生み出して、思い切った財政出動を行うのです。その財政出動は国民の個人消費を喚起する目的の給付金というかたちで実行します。
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 ヘリマネをばら撒くバーナンキ前FRB議長

ヘリマネですと上に書いたように負債で生まれるマネーではありませんので国家財政悪化や増税の心配は不必要です。一見キワモノの政策に見えますが、中世に鋳造された金貨や銀貨は政府通貨と同一のものであり、今の1円玉〜500円玉などの硬貨も日銀ではなく政府が発行する通貨です。極端なことをいえば政府が1兆円硬貨を発行して日銀に資産として預けてしまえば1兆円分の紙幣を生むことができます。

あるいは日銀が政府が発行した国債を民間銀行を経由せずに直接資産として買い受けして、負債として現金を発生させ政府の口座に振り込むかたちによるものもヘリコプターマネーとなります。政府は日銀からの負債を抱えたままとなりますが、この国債は債務性が低く借り換えを何度も繰り返し続けることができます。
(こういう例えが適切なのかわからないが日銀は信用通貨制度で原発の核廃棄物のように発生した負債のオンカロといえるのかも知れない)

ヘリマネでハイパーインフレガーとか国家財政破綻ダーという反対論がかなり多く出てきました。しかし政府通貨の方は選挙によって国民が選出した代議士が議会の場で発行の意思を決めるものです。(政府通貨は冒頭で述べたマネーのデモクラタイゼーションという思想に合致する
「オレは金儲けが巧いんだ。稼ごうと思えばいくらでも稼げるのだ。」という誇大妄想に囚われた経営者や株・土地転がしで泡銭を稼ぐ投機家と彼らにマネーを貸し出す民間銀行が生み出した信用通貨よりも国民の意思に基づいて発行された政府通貨の方がはるかに安定的です。インフレターゲットを目安に政府通貨発行量を決めればバブル発生とか恐慌を防ぐことができます
経済史を振り返ってみると政府通貨より信用通貨制度の方がはるかに多く過去において経済ショックを引き起こし続けています。日本のバブル経済の発生と崩壊やアメリカのサブプライムローンショックも信用通貨制度の綻びによって起きたものだと見ることができます。
20年近くもデフレ経済を放置し、物価下落をつづけた日本ならば政府通貨をたくさん発行しても大丈夫・・・・というかしないといけないぐらいです。ハイパーインフレどころではありません。

ヘリマネで流動性の罠にはまったままの日本経済を復旧させ、一般消費回復や雇用回復を計っていくべきです。そのあとに国家財政問題や社会保障・福祉問題へと駒を進めていけばいいでしょう。

信用通貨制度の綻びと政府通貨の狙い、そして通貨のデモクラタイゼーションについて、もう少し詳しく書けたらと思います。

鉄道系の話題はこちらで書いています。

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