Anima知の階 <京都サロン>
福間良明「「広島」「長崎」の語りの変容〜「戦争体験の断絶」と戦後」10月のAnima知の階ゼミナール【京都サロン】は、福間良明先生です。
日時:2010年10月16日(土)午後2時〜4時
参加費:7,500円
定 員:7人 会 場:京阪・近鉄「丹波橋」徒歩10分 ■講演概要
「戦争体験の継承」が言われて久しい。だが、そもそもそれは、いかに「断絶」してきたのか。その点には、意外に注意が払われなかったように思える。 また、「断絶」といっても、それは過去と現在の「断絶」に限られるものではないだろう。たとえば、戦没学徒兵の手記をめぐる言説の変化と沖縄戦や広島・長崎のそれとのあいだには、さまざまな食い違いが生じていた。だとすると、その食い違いの断面には、同時代で見落とされがちであった何かが浮かび上がっているのではないか。 本発表では、おもに広島や長崎での議論を取り上げながら、(1)両者の議論のされ方や議論の背景はいかに異なっていたのか、(2)それらの議論は、他の戦争の語りとどのように相違していたのか、について考察する。そのうえで、戦争の語りの問題点、あるいは、かつてはありえた議論の可能性について、考えていきたい。 ●福間良明(ふくま・よしあき)プロフィール 1969年熊本市生まれ。1992年、同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒業。出版社勤務ののち、2003年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程を修了。2004年に香川大学経済学部講師、2008年から立命館大学産業社会学部准教授。 2003年に「ラフカディオ・ハーン研究言説における『西洋』『日本』『辺境』の表象とナショナリティ」(『社会学評論』53-3・2002年)で第2回日本社会学会奨励賞を、2007年に『「反戦」のメディア史』(世界思想社・2006年)で、第1回内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞を受賞。 【おもな著書】 『辺境に映る日本――ナショナリティの融解と再構築』 (2003年柏書房)、『「反戦」のメディア史』(世界思想社・2006年) 『殉国と反逆――「特攻」の語りの戦後史』(2007年青弓社)、『「戦争体験」の戦後史――世代・教養・イデオロギー』(2009年3月・中公新書)など。 |

