注目銘柄ダイジェスト(前場):海運株が高い、バルチック指数は5%超の上昇
<9101>日本郵船:351円(前週末比+6円)
大幅続伸。先週末12日のバルチック海運指数が5.7%超の大幅続伸となったことが好感され、商船三井<9104>や川崎汽船<9107>など大手海運株がしっかり。また、日本郵船については世界景気の底打ちで荷動き量が回復していることを背景に、コンテナ船のアジアー欧州間の運賃が1月で収支均衡に近づいたとも伝えられている。先週は、川崎汽のコンテナ船事業が底打ち傾向と報じられるなど、不振部門の回復で海運セクターの業績改善期待が一段と高まる格好にもなっている。
<6921>東光電気:663円(同+32円)
大幅高。先週末12日は、東京電力<9501>がスマートメーターの実証実験に乗り出すと11日に発表したことを受けて、スマートメーターの供給を行う同社株は急伸となった。スマートグリッド関連としての位置づけが高まる状況下、今日15日は中国政府が2020年までにスマートグリッド関連の整備に約50兆円規模を投入する方針と伝わったことで、一段と世界的な市場拡大に伴う恩恵享受への期待感が高まっているようだ。その他関連銘柄では、日本ガイシ<5333>、住友電工<5802>、フジクラ<5803>、大崎電<6644>などが上昇している。
<6504>富士電HD:252円(同+15円)
人気化。中国のスマートグリッド大型投資報道が伝わったことで、本日はスマートグリッド関連銘柄の賑わいが目立つ状況となっている。同社も関連銘柄の一角と位置付けられるが、とりわけ、米GEと同分野で提携関係にあり、同報道においてはスマートグリッド向けの新製品開発で浙江大学と提携と伝わっていることで、注目度が高まる状況のようだ。
<7751>★キヤノン:4180円(同+135円)
大幅続伸で、年初来高値を更新。今週16日に開催予定であるEU財務相理事会では、ギリシャの財政再建計画の提出期限となっているため、信用不安の一段の後退によるユーロ・円相場の落ち着きに期待感が高まる格好に。また、先週開催されたインクジェットプリンター事業の戦略説明会では、09年の中国国内の販売シェアが3割を超えたと明らかにするなど、中国における事業拡大をあらためて評価する流れにもなっている。
<6632>JVCKWHD:37円(同-6円)
大幅安。先週末12日に子会社の日本ビクターの不適切な会計処理問題で、05年3月期以降の過年度の決算を訂正したと発表。ビクターの損失額は09年4-9月に処理した76億円から171億円へ膨らんだがほか、10年3月期業績についても再度下方修正したことから、先行き不透明感の高まりがあらためて嫌気される格好になっているもよう。なお、監理銘柄の指定は13日に解除されている。
★<2159>フルスピード:40500円(同-1150円)
軟調。10年7月期業績予想において、売上高・最終利益の下方修正が嫌気されている。売上高は従来の159.12億円から152.19億円へ、最終利益は4億1100万円から9000万円へと引き下げ、一転して最終減益見通しとなっている。一方、配当性向を20%程度から30%程度に引き上げるとして、同時に増配を発表。期末配当を従来の500円から700円へと引き上げることで、年間配当は600円から800円となる。好業績期待の強い銘柄だけに売りが先行しているが、配当性向の引き上げは下支えとして機能しそうであり、売り一巡後は見直しの動きもみられそうだ。
最終更新:11時37分
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