No.486_Saint Sylvestre Gavroche(St. Sylvestre Gavroche)
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Saint Sylvestre Gavroche (サン・シルヴェストル・ガヴローシュ;フランス/ノール=パ・ド・カレー地域、ノール県)。容量330mL、アルコール度数8.5%、原材料:大麦麦芽(ミュンヘン、ピルスナー)、スクロース、ブラウンシュガー、ホップ(ドイツ産)。初期比重1.072(最終比重1.009)、24 IBU、無濾過、非加熱、瓶内発酵。ビエール・ド・ガルド。 醸造所は10〜12度でサーブするよう推奨しています。 麦芽糖飴のような、非常に力強いモルトの甘い香り。微かながらリンゴのようなフルーティーな香り。口に含んでみると、やはり麦芽糖飴のような、カラメルのようなモルトの甘味と芳ばしさがありますが、これを凌駕する剥き出しのアルコール感が印象強く、強い辛味を感じます。最後は、平板だが強いホップの苦味に終わる。強壮で単純。 私がイメージする、典型的なビエール・ド・ガルドの味わいです。 このビールを醸造しているのは、フランス北部のベルギー国境に近いホップ産地“Saint Sylvestre Cappel”にある、サン・シルヴェストル醸造所です。今回ご紹介の品は、この醸造所のやや遅い時期にラインナップに加わった品であり、その名はヴィクトル・ユーゴー(1802〜1885)の小説「レ・ミゼラブル(Les Misérables)」に出てくる浮浪児の名から採られています。 元々、このエールは、サン・シルヴェストル醸造所がフランス革命200周年(1989年)を記念して、販売しようと企画したものだったのですが、同醸造所の経営者で、このビールの開発に携わったセルジュ・リクール(Serge Ricour)氏がその出来栄えに納得いかず、上市を諦めたとされます。セルジュ氏はこのエールの開発をその後も続け、「ガヴローシュ」として発売されたのは1997年のことでした。 このビールの麦芽は、ミュンヘンモルト8割、ピルスナーモルト2割の比率で構成されています(スクロース(蔗糖)とブラウンシュガーを補糖(シャプタリゼーション)しますが、これらはエキス分の約2割に相当します)。ホップにはドイツ産のものを用いるそうですが、品種は不明です。主発酵は19〜20度で2種類の異なるエール酵母を併用しています(糖発酵度87%)。貯酒期間は、5〜6週間にわたり、その温度は−2度(華氏28度)です。 このビールを醸造している、サン・シルヴェストル醸造所については以前書きましたので、他のビールも含め、こちらをご参照下さい。 【参考文献】 Arthur Taylor. Good Beer Guide Northern France, CAMRA(1998), p.61-63. Phil Markowski. Farmhouse Ales. Brewers Publications(2005), p.49, 58. |






「私がイメージする、典型的なビエール・ド・ガルドの味わいです。」
この一文だけで、飲みたくなりますね。私なんて、ビエール・ド・ガルドに対する
イメージすらもちあわせていませんから…
興味深い一品ですね。
ところで、ブログ拝見しながら、Achel Brune Extra 飲んでます。
飽きのこないビールですね。美味い。
けど、一人750mlは少しキツイ。げふっ… 失礼しました
2008/12/25(木) 午後 11:00 [ あら ]
あらさん、ビエール・ド・ガルドは日本に入っているのは、ジャンランくらいで、限られていますね。(この記事では)「強壮で単純」と書きましたが、ベルギービールに慣れた人が飲んだら、少々繊細さに欠くビールといった印象が残るかもしれません。
Achel Brune Extraの750mlは美味いですが、確かにヘヴィーですね。。。
2008/12/26(金) 午前 0:30 [ brillat savarin ]