■No.688_Päffgen Kölsch
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Päffgen Kölsch (ペフゲン・ケルシュ;ドイツ/ノルトライン-ヴェストファーレン州)。アルコール度数4.8%、初期比重1.048。原材料:大麦麦芽(ピルスナー)、ホップ。濾過済。非加熱。ケルシュ。 リンゴや梨のような果実様のエステル香、ハラタウ系ホップのアロマ。これに加えて、ややスパイシーで土っぽい香り、穀物様のアロマ。口に含むと、前述のエステリーな個性と、モルトの甘味は明瞭ですが、執拗ではありません。後口にホップの苦味も明確に感じられますが、その抜け方が早いため、すっきりとしており、ドライなフィニッシュ。非常にドリンカブル。味わい深く、バランスが良い。 ケルシュの中で最もホッピーな個性を持つ銘柄の1つとされていますが、エステルの個性も明確で、ある意味、味わい深いケルシュです。 1883年、ヘルマン・ペフゲン(Hermann Päffgen)により設立されました。周知の通り、ケルンという都市は第二次世界大戦で壊滅的な状態となり、レストラン部分が全壊となって1945年に閉鎖されました。しかし、醸造所本体は根本的な破壊を間逃れて、1949年に再建され、1950年代の拡張などを経て、今日に至っています。 ケルシュには少量(15%未満)の小麦を用いる醸造所がありますが、醸造所解説の原材料によれば、ペフゲン醸造所のケルシュには小麦は用いられていないことになっています(・・・Und so wird aus Gerstenmalz, Hopfen, Hefe und Wasser ein echtes Päffgen Kölsch)。 銅釜による煮沸は1〜2時間。開放型発酵槽を用いて造られており、濾過はされていますが、パスツリゼーションは行われていません。また、(ドイツの地元密着型の醸造所では珍しいことではありませんが)全てのケルシュを手動で詰められた木樽で流通させている点が特筆に価します。 年間生産量は6,000hL程度で、これはケルンの醸造所では極小規模です。 このケルシュは先述の通り、瓶詰めされていませんし、生産量も少なく、“狙って”飲もうとしない限り、ケルンで出会うことはないでしょう。このビールを飲むに当たってケルン市内のお勧めの店を3箇所ガイドします。 いずれもケルン大聖堂から離れており、観光地とは程遠い所ですが、訪れる価値はあります。 1つ目は、言うまでもなく、ペフゲン醸造所の併設レストラン(Brauhaus Päffgen)。ホイマルクト駅(Uバーン)の近くです(写真2枚目・3枚目)。 2つ目はバーであり、軽食しかありませんが、その古色蒼然とした雰囲気に魅了されてしまうガストシュテッテ・ロンマーツハイム(Gaststätte Lommerzheim)。至近駅はケルン・ドイツ・メッセ駅(Sバーン、Uバーン)ですが、中央駅から大聖堂の脇を抜け、散歩がてらホーエンツォレルン橋(ライン川)を徒歩で渡って、歩いて行けます(余談ですが、この橋には恋人達の名前が書かれた錠前が大量に掛かっています)。このカフェについては何度か訪れ、思い入れがありますので、機会をみて記事を書くことにします。 3つ目はガストシュテッテ・マックス・シュタルク(Gaststätte Max Stark)。料理は3箇所の中で最も洗練されているように思います。エーベルトプラッツ駅(Uバーン)が最も近いと思います(写真1枚目はここで撮影)。 【参考文献】 長尾伸. ドイツビールへの旅, 郁文堂(2003), p.49-50. Eric Warner. Kölsch, Brewers Publications(1998), p. 146-147. |




文章を読んでいるだけで。。。。ケルンにはそう簡単には行けませんので、どんな味か想像を膨らませるだけです。
2012/1/26(木) 午前 10:09 [ laydown111 ]
laydown111さん、ケルンを訪れる機会がありましたら、是非、このケルシュを試してください。
ガッフェル、フリュー、ライスドルフ、ドーム、ジオン、ペータース等の大手銘柄とは少し違ったケルシュです。
2012/1/27(金) 午前 9:45 [ brillat savarin ]